本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

ボトルギャング

2007-02-04 11:32:56 | Weblog
 海外旅行思い出摘み取り6になるが、無機質なタイトルはいい加減にして、それなりの題名をつけることにした。

 ニューヨークはタイムズスクエアの横断歩道を渡る途中で、すれ違う対向の相手に触れた。「ガチャン」と音がした。相手の持っていた袋の中のビンが割れたらしい。黒人の二人組みの相手から、酒のビンが割れた、さァ、弁償しろ、とまくし立てられた。確か「ボトルギャング」といわれている金の脅し取りである。ビンの中身は水、割れるように細工しているのだろう。日本人の被害が多いという。日本人なら恐縮して、金で済むならよしとなるわけだ。それにしても白昼の往来でよくもやる。通行人は見て見ぬふりだ。
 わたしゃ、ボトルギャングを知っていたのが幸い。「どんな酒だ、味見させろ」と言った。とたんに、こっちも不注意だとかなんとか言い出した。ただ、この辺りで悪い仲間に仕返しされるのもマズイ。癪だが10ドルでけりをつけた。

 ブロードウェイのミュージカルに『タイタニック』があった。かのヒット映画より先の話になる。初日にぶつかって観劇した。ところが、突然幕が下りた。なんでも舞台装置がうまくいかず、中止となった。こういうこともあるのですねぇ。観客はブーブー言っていたが、再鑑賞券を交付する様子もない。もっとも、後日の券を貰ってもしょうがない。ただし、翌日、わけを話して途中から観劇できた。
 このミュージカル、またたく間に終了したようだ。ロングランもあれば不人気で打ち切りもある。タイタニックは文字どおり沈没しちゃった。
 当然ながら悲しいエンディングだが、わたしゃ、とてもよいミュージカルと思ったのだが。
 言い添えると、「キャッツ」、「コーラスライン」、「グランドホテル」、「美女と野獣」をブロードウェイで観ている。