golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「交響曲第2番、第4番、《エグモント》序曲」クリュイタンス

2012-11-17 13:58:08 | Weblog
久々の休日出勤。

昨日、夕方の会議後、まだまだ仕事は残っておりましたが疲れてしまい、同僚を誘って飲みに行きました。

最初、仕事の話もしておりましたが、途中から本の話に。

彼は結構読んでいるようですが、私は最近全然読んでおりません。

彼から面白いと薦めれたのは、伊坂幸太郎「死神の精度」。

読んだことの無い作家。

帰り掛けにブックオフで購入。

早速読み始めましたが、なかなか面白い。

キャスリン・フェリアの名前が出て来るのにも驚きました。

ちなみに、私がお薦めしたのは清水義範。

2、3書名を挙げましたが、基本的に何を読んでも面白い旨伝えました。

(写真は、出勤途中昼食のスパゲティ(LLサイズ)。勿論、タバスコとチーズをたっぷり掛けて食す)

アンドレ・クリュイタンス指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

このベートーヴェン交響曲全集は微妙な時期の録音。

カラヤンがベルリン・フィルの常任に就いてまだ数年、オケがカラヤン色に染まる前のもの。

響きは流麗さより重厚感があり、フルトヴェングラー時代のベルリン・フィルを思わせます。

録音のせいもあるのかもしれませんが、オケの精度(「死神の精度」じゃないです(笑))、洗練度にはやや欠ける気もしますが、勢いがあり気品あって素晴らしい演奏。

フルトヴェングラーのデモニッシュなベルリン・フィルから、クリュイタンスを経て、音を磨き上げたカラヤンが登場したのも、歴史の必然という気も致しました。

先日の1、3番に続き、久しぶりに聴くベートーヴェンの前期交響曲も、やはり聴き応えある傑作ですね。

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メシアン「ハラウィ(愛と死の歌)」コマン、プティ

2012-11-15 21:19:07 | Weblog
記憶の中の風景というのがある。

記憶が曖昧になって映像が朧ろなものもあるし、場所が定かでないものもある。

外出しての帰宅途上、乗り換えでN駅に降り立つ。少なくとも近年では初めて降りる駅。

子供の頃、夏休みに祖母の弟の奥さん(3人とも既に故人)の実家に確か1回だけ遊びに行ったことがある。

23区内ながら、当時畑や大きな木々も多い、懐かしい日本の風景。

以前、O駅の近くを車で走っていたら、ふとその時の情景が甦った。

今は住宅街に変わってはいるものの、あの夏の日に歩いたのはこの辺りではなかっただろうかと。

生前、祖母にO駅の近くだったかと訊ねたところ、いやN駅だとの答え。

今日たまたま降りたのがその駅。

知らない街を歩くのは大好き。

調べると、通勤に使っている沿線の途中駅まで30分程度で行けそう。

そちら方面にぶらぶら歩き出す。

途中、ふとあの夏の日のことを思い出す。

しかし、辺りは住宅地になっているし、季節も違うし夜だし、とてもあの時の場所とは思えない。

途中に、少し畑も残っていて、名残らしきものを感じなくもないが、あの時の光景と結び付くものはありませんでした。

もしかして違う場所だったのか?

今度、あの時一緒に行った親戚にでもあったら場所がどこだったのか聞いてみたいと思います。

ミシェル・コマン(ソプラノ)、マリー=マドレーヌ・プティ(ピアノ)(EMI盤)

昨年知った曲ですが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/e843b0acb04d8f2a2313486ba565f6c5)、メシアン音楽の各種要素が濃縮された傑作です。

12曲から成る歌曲集ですが、ピアノが技巧的で大活躍するのも特徴の一つ。

大人しく伴奏している所もありますが、その域を出てピアノが主役かとさえ思える箇所も多くあります。

例によって、鳥の歌も多く聴かれますし。

官能的で不思議感覚のソプラノの歌もなかなか良い。

「トゥーランガリラ交響曲」と「鳥のカタログ」を混ぜた感覚の音楽。

1曲で2度美味しいという気が致します。

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リスト「ハンガリー狂詩曲第1番~第9番」シフラ

2012-11-15 00:04:14 | Weblog
飲んで帰って、楽勝で終バスに間に合うと思ったら、人身事故で電車がいつ動き出すか分からない状況に。

仕方ないので、現在2駅隣から1時間ほど歩いて帰っているところ。

震災直後、何回か通勤に歩いたコースですので、さしてしんどく思いません。

あと10数分で自宅着。

ジョルジュ・シフラ(ピアノ)

有名作曲家でも比較的疎遠な人が何人かいて、リストはその筆頭格かも。

何故疎遠かと言うと、「これだ!」と思う曲にまだ出会っていないからのようにも思います。

例えば、メンデルスゾーンも極々一部の曲しか知りませんが、「スコットランド」という決定的な作品がありますし、苦手系のチャイコフスキーにも「ヴァイオリン協奏曲」という大好きな曲が。

ところが、リストは…。

「レ・プレリュード」は、クラシック聴き始めの頃結構好きでしたが、中核に位置するピアノ曲についてはなかなかこれぞと思う作品に出会えておりません。

そもそも、あまり聴いていなかったし。

ところが、先日コンサートで(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/f1f4c28005be34f6011981c97b5e29ca?guid=ON)小品を2、3聴き、リストもなかなか面白いのではと思いました。

ショップを物色し、先ずは昔リスト弾きとして名を馳せたシフラの激安5枚組を購入。

今日はその1枚目。

技巧的なピアノがとても気持ち良い。

昔、評論家から「精神性が無い」みたいにも言われたシフラのピアノも爽快。

今迄、リストをあまり聴いていなかったのが勿体なかったと反省致しました。

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ドヴォルザーク「交響曲第6番、第8番」A.デイヴィス

2012-11-13 23:54:44 | Weblog
昨夜は、唐辛子1瓶効果でしょう、夜中暑くて布団を剥いで寝ておりました。

前にも似たことを書きましたが、環境に優しい唐辛子、「唐辛子エコ」?

唐辛子で冬でも暖房不要。

体内暖房であります。

唐辛子の栽培量を増やせば、CO2の吸収量が増え、地球温暖化防止にも貢献。

体内温暖化とともに地球温暖化を抑止。

唐辛子は人類を救うのであります。

アンドルー・デイヴィス指揮フィルハーモニア管弦楽団(SONY盤)

ドヴォルザークの交響曲は、今迄最後の3曲以外は馴染みが無く、この6番ももしかしたら初聴きかもしれません。

Wikipediaに拠れば、ブラームスの影響が見られるとのことで、確かにブラームスの延長線上にある作品という気がしなくもない。

抒情的要素も強く、ブラームスの2番の影響なんてことも書いてあるが、私にとって最愛の交響曲の一つであるこの曲と比べるのはちょっと辛いかも。

聴き込んでみれば、もっと魅力が分かるのかもしれませんが。

久しぶりに聴く8番はやはり傑作。

「新世界」に偏重して聴いていたドヴォルザークですが、ボヘミア色濃厚で美旋律に溢れるこの曲を押す方が多いのを後れ馳せながら認識。

アンドルー・デイヴィスの指揮は、やや薄味ですが、あまり土の香りの濃いドヴォルザークより私的には好みです。

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バッハ「平均律クラヴィーア曲集第1巻第1~12曲」アスペレン

2012-11-12 23:48:21 | Weblog
唐辛子1瓶投入致しました!

客先での会議帰り、会社の人と立呑屋で1杯。

1時間半ほど安く楽しく飲んで帰りました。

しっかし、小腹が空く。

帰路、写真のつけ麺を一杯。

特に「激辛」等のメニューが無かったので自家製で。

手元に置いてあった七味(一味だった?)を一瓶丸ごと投入。

私好みの味に仕立て上げました。

蒙古タンメン中本の「冷やし味噌ラーメン」迄は行かないまでも、そこそこの辛さのイイ感じに仕上がりました。

麺、つけ汁ともなかなかの美味。辛さだけでは無く、魚粉も利いて旨かったであります。

超暑がりの私には、つけ麺は、この季節まだまだ好適。

ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)(Virgin CLASSICS盤)

前にも書いた通り、平均律の全曲盤については長年ピアノ盤のみで、チェンバロ盤の全曲はこれが初入手であります。

アスペレンは、全般にゆったりしたテンポで弾いていますが、決して冗長にはならず、曲の美しさを引き出しています。

ピアノだと、沈降気味に聴こえることもある緩徐部も、チェンバロの華麗な音色で優美に聴けます。

やはり、チェンバロ演奏が好きかな。

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及川音楽事務所オータムサロンコンサート2012-VI(2012.11.08 タカギクラヴィア松濤サロン)

2012-11-11 18:45:45 | Weblog

昨日、ある展開会と講演会で上野まで出向きました。

上野公園の木々もだいぶ色付き、都心も秋色濃くなっているのを実感。

甘辛両刀使いの私には魅力的なチョコレート展というのもありました。残念ながらこちらを見る時間はありませんでしたが。

写真は、昼食に食べた「辛つけ麺」(池袋「頑者」)。

うどんの様に太く、コシのある麺がインパクトがあり、またなかなか旨かったであります。

麺が太い事もあって、つけ汁が冷めやすいのがちょっと難点。

つけ汁をIHヒーターで暖めながら供する店などもあるので、この点をもう一工夫頂けると良いなと思いました。

さて、木曜日にブログでお世話になっているsachikoさんが出演されるコンサートがあり、聴きに参りました。

会場は、渋谷Bunkamuraの少し先の「タカギクラヴィア松濤サロン」。

初めて伺う会場。

ピアノ会社のサロンコンサート用ホール。

ピアノ独奏が5人とソプラノ独唱が1組。

sachikoさんの演目は下記。

L.エイナウディ「Canzone popolare、Le Onde」
北野善知「牙と伽藍」

音楽ジャンル分類は良く分からないのですが、いずれも、クラシック系の「現代音楽」の近隣に位置する(?)「ニューエイジ」といった分野になるのでしょうか?

ヨーロッパで大人気というピアニスト・作曲家のエイナウディの曲も大変心地良く美しかったのですが、北野さん作品が特に素晴らしかったです。

演奏も曲も。

以前にもsachikoさんのコンサートで「成長する植物紋様」というミニマル系の曲を聴かせて頂き、その美しい響きに感動しましたが、今回の「牙と伽藍」もそれと同等かそれ以上の驚き。

音が洪水のように大量に流れ出て来る印象の音楽ですが、それは決して濁流にならずあくまでも清流のまま。

そして、リズム感も豊かで、美しい曲であるとともに何とも格好良い音楽。

sachikoさんの演奏は今迄何回か聴かせて頂いていますが、響きの美しさをとても大切にするピアニストという印象を持っています。

ですから、こういう曲はとても波長が合うのでしょう。

作曲者の北野さんも会場にいらっしゃっていましたが、一体どうしたらこういう音楽を紡ぎ出すことが出来るのでしょうか?

とても才能豊かな作曲家と思いました。

帰り掛け、タワレコでこの曲を含む北野さんのCDを1枚購入しましたが、それについては後日取り上げましょう。

ところで、今回、アットホームな会場でスタインウェイを眼前にして聴くコンサートは、ピアノの素晴らしさを堪能させてくれました。

他の方もそれぞれ良い演奏でしたが、最後に出演された樋口あゆ子さんが、武満徹、吉松隆、ショパンというスタイルも性格も異なる作品を見事に弾き分けていたのが印象的でした。

また、こういうコンサートは普段あまり聴かない作曲家、作品に親しめるのも有難いところ。

今回は、比較的疎遠なリストを再認識。

「スケルツォと行進曲」を聴きながら、あの時代にあって、リストは凄い音楽の革新者だったのではと思いました。

少しこの作曲家も聴き込んでみたいと思います。

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ベートーヴェン「交響曲第1番、第3番《英雄》、《プロメテウスの創造物》序曲」クリュイタンス

2012-11-10 22:02:40 | Weblog
「センベロ」って専門用語(?)があるのですね。

昨夕、会議から席に戻って仕事していたら、一昨日も「まだ帰れませんか?今、○○○(会社近くの飲み屋さん)にいます!」とメールくれた別フロアの後輩がやって参りました。

一昨日、コンサートに行く途中にメール着信あり、送信先を見ると登録していないアドレスのため、(1件懸案もあったので)仕事の急用だったら困るなと思いつつ内容を見ると、飲みのお誘いだったのでホッとする。

用事があってダメな旨、返信。

その彼から昨日もお誘い。

仕事は一生懸命で実績挙げているし、何より明るく面白い人で飲んでいて楽しい。

前にも話は聞いていましたが、お酒もおツマミも基本100円で1,000円でベロベロに酔える(これがセンベロの由来)お店があるから行かないかとのお誘い。

もう少しやっておきたい仕事もありましたが、早々に切り上げる。

場所は秋葉原。

センベロの為に、数百ベロ(ベロは貨幣単位か!)の電車賃を使って出向く矛盾もちょっと感じる。(笑)

勿論、それでも激安。

夕方から開いているが、21時には閉店という健全なお店。

立呑屋ですが、着いたのが19時半頃の為、既に一杯。

ぎゅうぎゅう詰めとはいかない迄も通勤電車のよう。

混雑する中、カウンターの隅の僅かな隙間を確保し、2人で飲み始める。

ビールと一部のつまみが2000円以外はオール100円。(出遅れで既に200円つまみは完売)

その都度、自分でお酒とつまみを買いに行き、自分の領地(?)に戻って飲むシステム。

ブレブレ写真(これで200円)のメンチカツのようなつまみは早期に売り切り、乾きモノ中心にはなってしまいましたが、楽しく安く飲めました。

帰り掛けにうどん&カレーを食べ、それと合わせても2,000ベロ程度で済む。

まあ、ベロンベロンには成らず、普通に気分良く酔って帰宅しました。

アンドレ・クリュイタンス指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

一昨日のコンサート帰り、改装後初めて寄ったタワレコで購入した中の一枚。

(コンサートの件は、センベロの話とはそぐわな過ぎるので追って記事に致します)

クリュイタンスのベートーヴェン交響曲全集は前々から欲しいと思っておりましたが、最近更に安く再発された為購入。

1、2番のみLPで持っておりますが、昔から定評ある「田園」を含め他は未聴でありました。

カラヤンが常任になって(1955年)まだ数年の50年代後半の録音。

ベルリン・フィル初のベートーヴェン交響曲全集に起用されたのはカラヤンではなく、このクリュイタンス。

気品ある指揮とのイメージがありますが、重量感もあってベルリン・フィル初の全集録音に相応しい手応えある演奏。

重厚だが明るい響きは、1番にお似合いだし、「英雄」だって明快さと重厚さが適度に交ざって良い感じ。

確かにベートーヴェンを聴いたという手応えも十分で、(ピリオド演奏ではない)従来型演奏の一つの良い姿がここにあります。

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バッハ「平均律クラヴィーア曲集第2巻第13~24曲」グールド

2012-11-08 17:50:26 | Weblog
また、そろそろ次の資格試験の勉強を始めねば。

次のターゲットは、昨年落ちた某試験で2月。

前回、面接(殆ど雑談(笑))だけ合格して、学科は全滅という体たらく。

仕事の関連知識といった領域で、職場でも再チャレンジすると宣言してしまった手前もあるし。(笑)

まあ、受かっても落ちてもどうという事は無いお気楽なものですが。

この試験で一つ嫌な事は、テキストが重いこと。

鞄に入れて普段持ち歩き辛い。

よってもって、勉強しない日が多くなる。(言い訳)

テキストをばらそうか、分冊のもの(ちょっと高い)を購入しなきゃだめかな。

グレン・グールド(ピアノ)(SONY盤)

昨日に引き続き、平均律第2巻の後半を今日はグールドの録音で聴いています。

昨日、第2巻はリヒテルの方が合っているようにも感じたのですが、流石グールド、こちらも面白く聴かせてくれます。

特に、速い曲での躍動感、ほとばしり出る情熱は彼随一のもの。

リヒテルの滋味溢れた演奏とはまた違う素晴らしさで甲乙付けがたい。

バッハの音楽の面白さを伝えてくれるものとして、グールドの演奏はスタイルこそ違えど、ピリオド演奏と底流で繋がるものがあるという思いを強く致しました。

バッハに対して深遠な音楽との認識が一般的だった(?)当時に、こんなに面白いバッハを聴かせてくれたグールドはやはり天才です。

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バッハ「平均律クラヴィーア曲集第2巻第14~24曲」リヒテル

2012-11-07 23:58:39 | Weblog
久しぶりに22時半迄会社。

最近はそれほど忙しくは無かったのですが、いくつかの案件が急にバタバタと動き出し、また外出や会議のスケジュールが色々入って(自分で入れてしまったものも多い)自席で仕事する時間があまり無くなってしまったため。

最近、会社で感心するのは、困難や嫌な事でもめげずに前向きに取り組む若手が結構多いこと。

私なんぞは直ぐ逃げたくなってしまうし、実際逃げてしまうことも多いのですが。(笑)

「最近の若者は」と言われることも多いですが、優秀でしっかりした人も多いですよ。

若い人から刺激を貰うことも多い毎日です。

スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)(BMG盤)

今日は、平均律第2巻の後半をリヒテル盤で。

前に書いた通り、第2巻は今迄あまり聴き込んでいませんでしたが、聴き直してみるとやはり全般に第1巻より熟成度の高い作品が多いように思います。

勿論、第1巻も傑作ですが。

ここのところ、リヒテルとグールドの平均律を交互に聴いておりますが、第2巻に関して言えば、バッハ晩年の落ち着いた曲調にはリヒテルの正攻法でまろやかな色彩の演奏が合っているかな、とちょっと思いました。

グールドの後半も聴いてみねば。

疲れている時でもバッハの音楽にはいつも癒され、元気を貰えます。

(今日は遅くなったので短め)

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カルク=エーレルト「異国風狂詩曲、夕暮れの印象、荒地の情景、モザイク」他、ブライデンバッハ

2012-11-06 22:28:23 | Weblog
ホークスとベイスターズで3対3の大型(?)トレードがありました。

何となく意図が良く分からない感じの選手の交換です。

対象選手が、中堅からベテラン中心で、過去はともかく現時点ではやや出番の少なくなっている選手が多いのも、規模の割に地味なトレードという印象を受けます。

多村や吉川には古巣に戻ってまた一花咲かせて欲しいし、投手陣充実のホークスでは出番の少なかった神内には先発ローテーションに入れるよう頑張って欲しいです。

勿論、ホークスに来る3人には活躍して貰わないと。

エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)(CPO盤)

ジークフリート・カルク=エーレルト(1877~1933)は、以前CPOレーベルのカタログで知り、気になっていた作曲家です。

バロック期にはオルガン音楽の中心地と言えたドイツですが、近代以降はそれはフランスに移ってしまいました。

その近代ドイツでオルガンの作品を残した人。

残念ながらオルガン曲ではなかったですが、先日ショップのワゴンセールで彼のディスクを見付けたので買ってみました。

1.異国風狂詩曲 Op.118
2.夕暮れの印象
3.荒地の情景 Op.127
4.2つのピアノ小品 Op.22
5.夜の雨
6.モザイク Op.146

「異国風狂詩曲」は、確かにドイツ音楽じゃないなという感じ。フランスの印象派風でもあり、オリエンタルな気配もあり、多国籍風或いは無国籍風か。

「夕暮れの印象」、「荒地の情景」は、静かな美しさを湛えた曲。

「2つのピアノ小品」は、ショパンやリストをも思わせるロマン派ど真ん中という印象。

「夜の雨」は、3分ほどの小品ながら描写的で美しい作品。

「モザイク」は、出版された最後の作品とのことで、29の小曲から成る27分半ほどの曲。

文字通り、色々な音楽要素がモザイクのようになっています。

印象派的要素、ロマン派要素、民族音楽的要素、野生味溢れる音楽、神秘的響き…。

途中、ピアニストの雄叫び(?)のような声が入るのも一興。

後期ロマン派の時代で、アーノルト・シェーンベルク(1874~1951)と同年代の生れでありながら、後期ロマン派とも、まして無調や12音音楽とはほど遠い作風。

全般に、比較的印象派に近い感じはしますが、印象派ともどこか違う。

何となく捉えどころの無い作風。

~派や、~主義という音楽史の潮流とは一線を画した独自の作風という印象があるのは、当初独学で作曲を学んだことにも起因するのでしょうか。

これらのピアノ曲は、BGM的に掛かっていても良い感じで、環境音楽とも通じるものがあるように感じます。

感動的な曲とか、インパクトの強い音楽という訳ではありませんが、全般にちょっとオシャレで何気に意外に良いディスクでした。

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