golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

及川音楽事務所オータムサロンコンサート2012-VI(2012.11.08 タカギクラヴィア松濤サロン)

2012-11-11 18:45:45 | Weblog

昨日、ある展開会と講演会で上野まで出向きました。

上野公園の木々もだいぶ色付き、都心も秋色濃くなっているのを実感。

甘辛両刀使いの私には魅力的なチョコレート展というのもありました。残念ながらこちらを見る時間はありませんでしたが。

写真は、昼食に食べた「辛つけ麺」(池袋「頑者」)。

うどんの様に太く、コシのある麺がインパクトがあり、またなかなか旨かったであります。

麺が太い事もあって、つけ汁が冷めやすいのがちょっと難点。

つけ汁をIHヒーターで暖めながら供する店などもあるので、この点をもう一工夫頂けると良いなと思いました。

さて、木曜日にブログでお世話になっているsachikoさんが出演されるコンサートがあり、聴きに参りました。

会場は、渋谷Bunkamuraの少し先の「タカギクラヴィア松濤サロン」。

初めて伺う会場。

ピアノ会社のサロンコンサート用ホール。

ピアノ独奏が5人とソプラノ独唱が1組。

sachikoさんの演目は下記。

L.エイナウディ「Canzone popolare、Le Onde」
北野善知「牙と伽藍」

音楽ジャンル分類は良く分からないのですが、いずれも、クラシック系の「現代音楽」の近隣に位置する(?)「ニューエイジ」といった分野になるのでしょうか?

ヨーロッパで大人気というピアニスト・作曲家のエイナウディの曲も大変心地良く美しかったのですが、北野さん作品が特に素晴らしかったです。

演奏も曲も。

以前にもsachikoさんのコンサートで「成長する植物紋様」というミニマル系の曲を聴かせて頂き、その美しい響きに感動しましたが、今回の「牙と伽藍」もそれと同等かそれ以上の驚き。

音が洪水のように大量に流れ出て来る印象の音楽ですが、それは決して濁流にならずあくまでも清流のまま。

そして、リズム感も豊かで、美しい曲であるとともに何とも格好良い音楽。

sachikoさんの演奏は今迄何回か聴かせて頂いていますが、響きの美しさをとても大切にするピアニストという印象を持っています。

ですから、こういう曲はとても波長が合うのでしょう。

作曲者の北野さんも会場にいらっしゃっていましたが、一体どうしたらこういう音楽を紡ぎ出すことが出来るのでしょうか?

とても才能豊かな作曲家と思いました。

帰り掛け、タワレコでこの曲を含む北野さんのCDを1枚購入しましたが、それについては後日取り上げましょう。

ところで、今回、アットホームな会場でスタインウェイを眼前にして聴くコンサートは、ピアノの素晴らしさを堪能させてくれました。

他の方もそれぞれ良い演奏でしたが、最後に出演された樋口あゆ子さんが、武満徹、吉松隆、ショパンというスタイルも性格も異なる作品を見事に弾き分けていたのが印象的でした。

また、こういうコンサートは普段あまり聴かない作曲家、作品に親しめるのも有難いところ。

今回は、比較的疎遠なリストを再認識。

「スケルツォと行進曲」を聴きながら、あの時代にあって、リストは凄い音楽の革新者だったのではと思いました。

少しこの作曲家も聴き込んでみたいと思います。

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