golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

メシアン「ハラウィ(愛と死の歌)」コマン、プティ

2012-11-15 21:19:07 | Weblog
記憶の中の風景というのがある。

記憶が曖昧になって映像が朧ろなものもあるし、場所が定かでないものもある。

外出しての帰宅途上、乗り換えでN駅に降り立つ。少なくとも近年では初めて降りる駅。

子供の頃、夏休みに祖母の弟の奥さん(3人とも既に故人)の実家に確か1回だけ遊びに行ったことがある。

23区内ながら、当時畑や大きな木々も多い、懐かしい日本の風景。

以前、O駅の近くを車で走っていたら、ふとその時の情景が甦った。

今は住宅街に変わってはいるものの、あの夏の日に歩いたのはこの辺りではなかっただろうかと。

生前、祖母にO駅の近くだったかと訊ねたところ、いやN駅だとの答え。

今日たまたま降りたのがその駅。

知らない街を歩くのは大好き。

調べると、通勤に使っている沿線の途中駅まで30分程度で行けそう。

そちら方面にぶらぶら歩き出す。

途中、ふとあの夏の日のことを思い出す。

しかし、辺りは住宅地になっているし、季節も違うし夜だし、とてもあの時の場所とは思えない。

途中に、少し畑も残っていて、名残らしきものを感じなくもないが、あの時の光景と結び付くものはありませんでした。

もしかして違う場所だったのか?

今度、あの時一緒に行った親戚にでもあったら場所がどこだったのか聞いてみたいと思います。

ミシェル・コマン(ソプラノ)、マリー=マドレーヌ・プティ(ピアノ)(EMI盤)

昨年知った曲ですが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/e843b0acb04d8f2a2313486ba565f6c5)、メシアン音楽の各種要素が濃縮された傑作です。

12曲から成る歌曲集ですが、ピアノが技巧的で大活躍するのも特徴の一つ。

大人しく伴奏している所もありますが、その域を出てピアノが主役かとさえ思える箇所も多くあります。

例によって、鳥の歌も多く聴かれますし。

官能的で不思議感覚のソプラノの歌もなかなか良い。

「トゥーランガリラ交響曲」と「鳥のカタログ」を混ぜた感覚の音楽。

1曲で2度美味しいという気が致します。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

リスト「ハンガリー狂詩曲第1番~第9番」シフラ

2012-11-15 00:04:14 | Weblog
飲んで帰って、楽勝で終バスに間に合うと思ったら、人身事故で電車がいつ動き出すか分からない状況に。

仕方ないので、現在2駅隣から1時間ほど歩いて帰っているところ。

震災直後、何回か通勤に歩いたコースですので、さしてしんどく思いません。

あと10数分で自宅着。

ジョルジュ・シフラ(ピアノ)

有名作曲家でも比較的疎遠な人が何人かいて、リストはその筆頭格かも。

何故疎遠かと言うと、「これだ!」と思う曲にまだ出会っていないからのようにも思います。

例えば、メンデルスゾーンも極々一部の曲しか知りませんが、「スコットランド」という決定的な作品がありますし、苦手系のチャイコフスキーにも「ヴァイオリン協奏曲」という大好きな曲が。

ところが、リストは…。

「レ・プレリュード」は、クラシック聴き始めの頃結構好きでしたが、中核に位置するピアノ曲についてはなかなかこれぞと思う作品に出会えておりません。

そもそも、あまり聴いていなかったし。

ところが、先日コンサートで(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/f1f4c28005be34f6011981c97b5e29ca?guid=ON)小品を2、3聴き、リストもなかなか面白いのではと思いました。

ショップを物色し、先ずは昔リスト弾きとして名を馳せたシフラの激安5枚組を購入。

今日はその1枚目。

技巧的なピアノがとても気持ち良い。

昔、評論家から「精神性が無い」みたいにも言われたシフラのピアノも爽快。

今迄、リストをあまり聴いていなかったのが勿体なかったと反省致しました。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ