「庄司教」の教祖様ではとの噂もある(?)minaminaさん(http://m.webry.info/at/minamina/)のお誘いで聴いて参りました初庄司さん。
場所はサントリーホール。
かねがね、庄司さんのヴァイオリンをせめてCDでも聴いてみたいと思いながらも、教祖様に無許可でお聴きする訳にもいかず思い悩んでおりました。
そうしたところ、教祖様から直々のコンサートのお誘いが。
絶好の機会と馳せ参じました。
庄司紗矢香(ヴァイオリン)、ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)
1.ヤナーチェク「ヴァイオリン・ソナタ」
2.ベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第10番」
3.ドビュッシー「ヴァイオリン・ソナタ」
4.シューベルト「幻想曲D934」
1曲目はヤナーチェクのソナタ。
ヤナーチェクは、「シンフォニエッタ」と「タラス・ブーリバ」の1枚を持っている程度で、それすら聴き込めておりません。
このヴァイオリン・ソナタも初聴き。
東洋的な要素、抒情性、近代的感覚が入り交じった音楽でなかなか気に入りました。今度是非CDを入手せねば。
さて、2階の右手やや後方の席で、ヴァイオリンはちょっとピアノの影になる位置。
このためか、ヴァイオリンよりもピアノがやや大きく聴こえました。
そのピアノのカシオーリも初めて聴く人ですが、美しい音を持っていますね。
とてもクリアでありながら、柔らかさがあって。
ピアノという、言わば機械のような楽器で、直接弦を叩くのではなくメカ的な鍵盤を介して音を出すのに何でこんなに音色が違うのでしょうね。
改めて不思議に思いました。
ちょっと検索してみましたが、演奏者によるピアノの音色の違いについても、色々と科学的な研究がされているようですね。
閑話休題。
ヤナーチェクは、このようにカシオーリのピアノの音ばかりが耳に付いてしまい、ヴァイオリン・オブリガート付のピアノ・ソナタのようにすら感じてしまいました。
続いて、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。
ここから、意識して脳内でヴァイオリンの音とピアノの音のバランスを補正する。(?)
庄司さんのヴァイオリンが、凛としていながらも美しく歌い、カシオーリの柔らかな美音とも相まって、あれっ、ベートーヴェンの10番ってこんな曲だったっけな?と感じました。シューベルトのような音楽に感じたのです。
休憩を挟んで、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ。
ドビュッシーというと印象派ということで、朧な雰囲気を湛えた演奏が昔は多かったような思いますが、こういうクリアな演奏好きです。
そして、最後のシューベルト幻想曲が絶品。
実はこの曲も初聴きでしたが、シューベルト晩年の透徹とした境地が描かれた美しい演奏で庄司さんのヴァイオリンの力に圧倒されました。
庄司教に入信してしまいそう…。
アンコールは、バッハ「音楽の捧げもの」からと、ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」から。
バッハはバッハで素晴らしかったですが、ストラヴィンスキーでのテクニックとテンションの高さに驚き。
さっきシューベルトを弾いたのと同じヴァイオリニストに思えないほど。
こういうスタイルも性格も異なる曲も弾きこなしてしまう幅広さも庄司さんの凄さの一面なのか。
こうして聴いていて、是非庄司さんの演奏で聴きたい曲、リクエスト!
(1)コルンゴルト「ヴァイオリン・ソナタ」…濃厚ロマンと技巧的な曲を庄司さんがどう料理してくれるか。(もう既に演奏しているのでしょうか)
(2)ラインベルガー「ヴァイオリンとオルガンのための6つの小品、組曲」…一部で人気の高い隠れ名曲。サントリーホールのオルガンを見てこの曲を思いました。何故か有名ヴァイオリニストが演奏しない?、録音も少ない作品。絶美の音楽を庄司さんの澄んだヴァイオリンで是非聴きたい!
教祖様(笑)、素晴らしいコンサートにお誘い有難うございました!
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場所はサントリーホール。
かねがね、庄司さんのヴァイオリンをせめてCDでも聴いてみたいと思いながらも、教祖様に無許可でお聴きする訳にもいかず思い悩んでおりました。
そうしたところ、教祖様から直々のコンサートのお誘いが。
絶好の機会と馳せ参じました。
庄司紗矢香(ヴァイオリン)、ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)
1.ヤナーチェク「ヴァイオリン・ソナタ」
2.ベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第10番」
3.ドビュッシー「ヴァイオリン・ソナタ」
4.シューベルト「幻想曲D934」
1曲目はヤナーチェクのソナタ。
ヤナーチェクは、「シンフォニエッタ」と「タラス・ブーリバ」の1枚を持っている程度で、それすら聴き込めておりません。
このヴァイオリン・ソナタも初聴き。
東洋的な要素、抒情性、近代的感覚が入り交じった音楽でなかなか気に入りました。今度是非CDを入手せねば。
さて、2階の右手やや後方の席で、ヴァイオリンはちょっとピアノの影になる位置。
このためか、ヴァイオリンよりもピアノがやや大きく聴こえました。
そのピアノのカシオーリも初めて聴く人ですが、美しい音を持っていますね。
とてもクリアでありながら、柔らかさがあって。
ピアノという、言わば機械のような楽器で、直接弦を叩くのではなくメカ的な鍵盤を介して音を出すのに何でこんなに音色が違うのでしょうね。
改めて不思議に思いました。
ちょっと検索してみましたが、演奏者によるピアノの音色の違いについても、色々と科学的な研究がされているようですね。
閑話休題。
ヤナーチェクは、このようにカシオーリのピアノの音ばかりが耳に付いてしまい、ヴァイオリン・オブリガート付のピアノ・ソナタのようにすら感じてしまいました。
続いて、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。
ここから、意識して脳内でヴァイオリンの音とピアノの音のバランスを補正する。(?)
庄司さんのヴァイオリンが、凛としていながらも美しく歌い、カシオーリの柔らかな美音とも相まって、あれっ、ベートーヴェンの10番ってこんな曲だったっけな?と感じました。シューベルトのような音楽に感じたのです。
休憩を挟んで、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ。
ドビュッシーというと印象派ということで、朧な雰囲気を湛えた演奏が昔は多かったような思いますが、こういうクリアな演奏好きです。
そして、最後のシューベルト幻想曲が絶品。
実はこの曲も初聴きでしたが、シューベルト晩年の透徹とした境地が描かれた美しい演奏で庄司さんのヴァイオリンの力に圧倒されました。
庄司教に入信してしまいそう…。
アンコールは、バッハ「音楽の捧げもの」からと、ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」から。
バッハはバッハで素晴らしかったですが、ストラヴィンスキーでのテクニックとテンションの高さに驚き。
さっきシューベルトを弾いたのと同じヴァイオリニストに思えないほど。
こういうスタイルも性格も異なる曲も弾きこなしてしまう幅広さも庄司さんの凄さの一面なのか。
こうして聴いていて、是非庄司さんの演奏で聴きたい曲、リクエスト!
(1)コルンゴルト「ヴァイオリン・ソナタ」…濃厚ロマンと技巧的な曲を庄司さんがどう料理してくれるか。(もう既に演奏しているのでしょうか)
(2)ラインベルガー「ヴァイオリンとオルガンのための6つの小品、組曲」…一部で人気の高い隠れ名曲。サントリーホールのオルガンを見てこの曲を思いました。何故か有名ヴァイオリニストが演奏しない?、録音も少ない作品。絶美の音楽を庄司さんの澄んだヴァイオリンで是非聴きたい!
教祖様(笑)、素晴らしいコンサートにお誘い有難うございました!
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