golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ドビュッシー「歌劇《ペレアスとメリザンド》」ブーレーズ

2012-11-03 20:30:15 | Weblog
11月って、昔から何となく印象の薄い月というイメージがあります。

1月、12月は年末年始。4月、10月は期初。3月、9月は期末。2月は真冬。5月はゴールデンウィーク。6月は梅雨。7月、8月は夏真っ盛り。

…と考えると11月は?

秋真っ盛り?、暑くも無く、寒くも無く過ごし易い時期ではありますが、どうもインパクトの弱い月でもある。

毎年、何となく気付いたら11月を過ぎていた、という感覚を持っています。

決して嫌いな月という訳では無いのですが。

ジョージ・シャーリー(テノール、ペレアス)、エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ、メリザンド)、イヴォンヌ・ミントン(メゾソプラノ、ジュヌヴィエーヴ)、ドナルド・マッキンタイア(バス、ゴロー)、ピエール・ブーレーズ指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団(SONY盤)

ドビュッシーのこの傑作オペラは、図書館からCDを借りて聴いていたのみで、CDを欲しいと思いながらも最近迄入手出来ておりませんでした。

ドビュッシーの18枚組廉価BOXを購入したのも、この3枚が入っていたのも大きな要因になっております。

大きな起伏も無く、淡々と囁くように呟くように進んで行く、オペラらしからぬオペラ?

11月に聴くに相応しい(無理矢理こじつけ風)、インパクトの弱いオペラ?

しかし、3幕、4幕と進むに連れて、音楽は次第に熱を帯び、ドラマは深まりを見せる。

ワーグナーへのアンチテーゼとして書かれた作品との事だが、肌合いこそ違えど、「トリスタンとイゾルデ」とどこか似ている。

似ていると思えば思うほどそっくりに感じる。

勿論ここにはトリスタンの陶酔は無い。

クールなトリスタン?

茫漠としたイメージでありながら、精緻に計算され組立られた音楽。ブーレーズの指揮で聴くとそういう印象を持ちます。

やはり、これは傑作オペラと再認識致しました。

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