golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ヴィラ=ロホ「ソナタ第2番、哀歌、オラシオン・セレーナ、エクスプレシオーネス」ポロ他

2012-11-29 22:58:30 | Weblog
雨の日に 傘の安売り 良いお店

今朝、カバンがちょっと重かったので、折り畳み傘を入れずに家を出る。

いつもより遅めで、21時半頃迄仕事していて、会社を出ようとすると何と雨が。

幸い、同じフロアの人と一緒だったので、傘に入れて貰いディスカウントショップまで。

何と50円!のビニール傘がありました。

最初、売り切りていて仕方無く500円品を手にしてレジ待ち行列に並んでいたら、50円傘を大量に補充しているのを見掛ける。

速攻、そちらに交換。

100円のビニール傘や折り畳み傘は買ったことがあるけれど2桁品は初めて。

雨の日に足下見たように高い傘を売る店は嫌いです。

写真は、昨日某ビル内で見掛けたイルミネーション。今日の曲のイメージには全くそぐいませんが。

アシエル・ポロ(チェロ)、アマイア・ジピチラーヤ(ピアノ)、ラファエル・ロメオ(ヴォーカル、哀歌)、ゲラルド・ロペス・ラグーナ(ピアノ、オラシオン・セレーナ)(NAXOS盤)

前々から気になっていたスペインの作曲家ヴィラ=ロホ(1940~)のチェロの為の作品集。

初めて店頭で見掛けた時、ブラジルのヴィラ=ロボスの誤植かと思っちゃいました~。

しかし、同じラテン系の作曲家でも作風は全く違うようです。

何しろ、CD帯のキャッチコピーに「徹底的に落ち込みたい時に聴いてみたい暗くて不気味で救いのない音楽」とありますので。

これを読むと、「悲痛身悶え系」のアラン・ペッタション(1911~1980)を連想してしまいますが、さあ、どうでしょうか?

「ソナタ第2番」(2009年)は、急緩急の3楽章から成る作品。

現代曲で明確なメロディはありませんが、荒々しいリズムの両端楽章と抒情性も感じる中間楽章で、構成感もありキャッチコピーのような聴きづらさは感じません。暗いっちゃ暗い曲ですが。

「哀歌」(2008年)は、チェロ独奏に時々、「あ~う~」、「えんや~」みたいな唸り声とも、日本民謡の合いの手ともつかぬヴォーカルが入り不気味感が増大する、なかなかインパクトある作品。

「オラシオン・セレーナ」(穏やかな祈り)(2004年)は、2004年にマドリッドで発生したテロの犠牲者に捧げる哀歌とのこと。

チェロとピアノによる思いっきり暗いレクイエム。

「エクスプレシオーネス」は、聖ヨハネの言葉を元にした作品で、彼は私の感覚をひととき停止させた/喜びと愛と/私の心に燃えて/幸せな夜に/こんなに穏やかな愛に満ちた/彼の優しい手で/赤裸々な精神の自由、という7つの楽章からなるチェロ独奏曲。

喜び、愛、幸せ、穏やか、優しい、といった単語からは程遠い暗い曲ですが、チェロが技巧的に活躍もするので、その点では聴き易さもありましょうか。

何れも暗い音楽ですが、ペッタションに比べれば、まだ安全。

ヴィラ=ロホ、なかなか面白いかも。

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