golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シューベルト「冬の旅」フィッシャー=ディースカウ、ムーア

2010-04-16 21:07:06 | Weblog
以前よく「ハイエナ」やってました。

単身赴任していた当時、閉店近い時間にスーパーへ行くと、店員さんが寿司やおかず類に「2割引」のシールを貼りに来るのでした。

その時間帯になると、それを知っている近隣の方がどこからとも無く集まって来て、その周りを「ハイエナ」の様にグルグルと回るのです。

そして、「2割引」が貼られると何本かの手が伸びていくつかの商品が消えて行きます。

しかし、この段階では彼らの空腹感はさほどでもないようです。

ハイエナ達がその獰猛な本性を見せるのは閉店間際、「半額」シールが貼られた瞬間。

私は、一瞬の隙を突かれて目星を付けていた獲物を掠め取られたことが何回もあります。

最近は、スーパーでのハイエナはあまりやりませんが、CD購入に於いてはハイエナ精神はずっと貫かれていますね。

「ブリリアント」とか「BOX」とかのシールが貼られるのをいつも待っております。

何年か前まで、グラモフォンやフィリップス、或いはアルヒーフといったブランドだったCDに「ブリリアント」シールが貼られるとハイエナの様に獲物に食らい付いてしまいます。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)(EMI盤)

LP時代以来、定番中の定番のフィッシャー=ディースカウのこの曲のディスクは持っておりませんでした。

欲しいけれど高いということと、演奏の厳しいイメージにちょっと引いていたのと両方の理由でしょうか。

ところが、またとんでもなく素晴らしいBOX盤が出ましたね。シューベルトの三大歌曲集を含むフィッシャー=ディースカウの名唱10枚+1枚インタビューと歌唱の11枚組で2,100円!でした。(HMV店頭)

フィッシャー=ディースカウのこの曲は、8種類の録音が存在するようですが、この録音は1962年の最初のステレオ盤。

どうしても、フィッシャー=ディースカウの「冬の旅」には厳格なイメージが付き纏いますが、30代後半の録音で、若々しい声で深刻さは緩和されています。

しかし、やはり彼らしい堅固で完璧な名唱。

よりフィッシャー=ディースカウらしい?後年の録音も是非欲しくなりますね。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ