golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

モーツァルト「交響曲第40番,第41番《ジュピター》」クリップス

2010-04-02 23:09:38 | Weblog
花粉症も最大ピークを越えたか?

今日は、くしゃみ、鼻水はだいぶ良くなり、替りに「鼻づまり」に症状が変化しました。微かに喉の痛みも。

いずれにしても、くしゃみ鼻水、特に鼻水が止まらないよりは全然マシ。

花粉症ももうちょっとの辛抱かなとの予感がした今日でありました。

花粉症がそろそろ消えそう(油断は出来ませんが)なのは有難いですが、強風で桜も散り始めてしまったのではないか、というのがちょっと心配ですね。

ヨーゼフ・クリップス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(PHILIPS盤)

欲しかったクリップスのモーツァルト交響曲のCDを昨日帰宅途中、ブックオフで発見調達致しました。

以前、「ドン・ジョヴァンニ」、ベートーヴェン交響全集からの何曲かを取り上げた(いずれも激安BOX)ヨーゼフ・クリップス(1902~1974)、その音楽の特質から、是非モーツァルトの交響曲を聴いてみたいとずっと思っていたのです。

今まで聴いて来た範囲で、その指揮振りは強い個性やユニークな解釈がある訳ではありません。

寧ろ「中庸」で、聴きようによったら凡演とさえ思えてしまうかもしれません。

しかし、音楽の端々に聴かれるウィーン風の香り、気品がなかなかに魅力的であります。

このモーツァルトの最後の2曲の交響曲でも、インテンポで特別な味付けは何もしておらず、数多ある名演の中でも地味な存在かもしれません。

それでも、「さり気ない表情」が素敵な演奏。

弦の優しい響かせ方が特徴的な指揮者でしょうか。

決して濃厚な音ではなく、やや薄味。しかし、香りも味付けもどことなく品の良さを漂わせるのです。

40番では、悲しさを際立たせるのでは無く、悲しい表情の影にある仄かな明るさに光が当たっているように思います。

「ジュピター」では逆に、壮麗さよりも、その影にある寂しさを感じます。

モーツァルト辺りまでは出来ればピリオド演奏で聴きたい私ですが、こういう穏やかなモーツァルトもまた良いと思います。

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