golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「農民カンタータ」ホグウッド

2008-12-06 23:51:17 | Weblog
平凡なサラリーマンの日常を描いたオペラとかって、無いんすかねえ~。

オペラってほとんどワイドショーの世界。殺人、不倫、復讐、犯罪、戦争…。

そういうおどろおどろしい内容ではなく、さり気ない普通の大きな波乱万丈も無い世界を描いたオペラの一つもあっても良いのでは。
例えば…、

序曲 通勤電車

電車の走行音を通奏低音に満員の苦痛な車内。(不協和音に満ちたオーケストラ)

第1幕 朝礼

今月の売上目標を皆で唱和する。(合唱)

第2幕 営業会議

売上達成していない部下を罵倒する営業部長。(バス独唱)

間奏曲 ラーメン店にて

狭い店内でつまづいた客が丼をひっくり返し、汁を掛けられた客とのちょっとしたトラブルを描く。(弦の替わりに乾麺を張った弦楽合奏に載り、テノールとバリトンの2重唱)

第3幕 客先にて

受付嬢を口説く営業マン。(テノールとソプラノの2重唱)

第4幕 居酒屋にて

乾杯の歌。(合唱)

第5幕 偶然性の音楽

上演の都度場面が変わる。(スナックであったり、漫画喫茶であったり(笑))

CDにはこんなコピーが載るのかな。

「絢爛たる非日常的なオペラに食傷気味の貴方に贈る、平凡過ぎるが故の非凡な傑作!」

CDとかDVDも「源泉聴取」と言って、店頭で1度開封して聴かなければならないルールになっている。

たったこれだけ!って感じの「ボーナストラック」付。

やっぱ、こんなオペラ聴きたく無いなあ、見たく無いなあ~。

カークビー(ソプラノ)、トーマス(バス)ホグウッド(指揮、ハープシコード)エンシェント室内管弦楽団(LONDON盤)

昨日のリストの曲とラ・フォリア繋がりのこの曲。

ラ・フォリアの主題が途中に出現します。

というよりも、この主題の世界をそのまま現出したような素朴さと親しみ易さ。

バッハはオペラとか書かなかったけれども、この曲はその雰囲気で、楽しさそのもの。

ラ・フォリアの主題も熱狂では無く、暖かさを保った愉快な扱いです。

(忘年会帰りで電車乗り越したあ~~!)

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