golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブクステフーデ「ソナタBuxWV252 」他、センペ

2008-12-19 23:19:23 | Weblog
昨年だったでしょうか、友人から、多摩川の河口から源流までサイクリングで遡ったという話を聞いたのは。

1日ではなく、今日はここまでと区間を区切り、休日に何回かに分けて行ったそうです。

その話を羨ましく、また懐かしく聞きました。

私も、小学生の頃「冒険」に何回か行きましたっけ。

アマゾンの密林に分け入ったり、無人島に筏で渡ったり、北極点を目指したりした訳です。懐かしいなあ~。(嘘。そんな小学生がいるか!)

冒険と言っても、ちょっと遠出をして知らないところへ行くだけ。それでもワクワクしましたっけ。

ある日友達の一人が、近所の小川を遡って源流を突き止めようと言いだしました。小学校5年か6年の時です。

その友達の家は自宅からは結構離れていたので、最初構想を聞いた時、その小川そのものがよく分かりませんでした。

しかし、武蔵野の面影の残る土地のこと。きっと林の中にでも小さな川が流れているのだろうと、約束の待ち合わせ場所に向かいました。

そこからちょっと自転車を走らせたところに友達の言う川がありました。ドブ川と言うかドブそのものの感じでした。

かなりガッカリしたのを覚えております。

気を取り直し「冒険」に出立しました。

知らない道に自転車を走らせるのは楽しいものです。

林の中に泉が湧いているのでしょうか。緑の中で清らかな水が流れ出ている姿を想像し、ペタルを踏む足にも力が入りました。

20分位経った時でしょうか、唐突に「源流」が眼前に登場しました。

下水の排水口でした。

この時を境に「冒険」に対する情熱が急激に萎んだように思います。

「蛙の子は蛙」ならぬ「ドブ川の源は下水」という諺も脳裏を掠めましたっけ。

スキップ・センペ(指揮、チェンバロ)カプリッチョ・ストラヴァガンテ(Deutsche Harmonia Mundi盤)

ディートリヒ・ブクステフーデ(1637~1707)は大バッハの源流の作曲家。

若かりし日のバッハがブクステフーデの演奏を聴く為にリューベックの町まで行き無断で休暇を延長した、というのは有名な話ですね。

それも徒歩で約370Kmも離れた町までです!

友人が何日か掛けて自転車で遡った多摩川でさえ約140Km。

ブクステフーデの当時の名声とバッハの情熱のほどが伺い知れる逸話ですね。

「パッサカリア」、「チャコーナ」、「Fried-und Freudenreiche Hinfart BuxWVから」、それと「ソナタ」が6曲(BuxWV252、253、257、261、266、267)収録されています。(DHM50枚BOXの1枚です)

「パッサカリア」、「チャコーナ」の2曲がチェンバロ独奏で、他の曲は合奏です。ほとんどの曲がトリオソナタでしょうか。バロック・ヴァイオリン、チェンバロ、バロック・チェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ?)といった構成の様です。(解説が無いのとまだ聴き込みが十分で無いので、違っていたらごめんなさい)

落ち着いて精神的に安定した音楽で、バッハの音楽と共通するものを強く感じます。

しっとりした響きの中にピリオド奏法の鋭い音が交じるのも心地良いアクセント。

バロック大好き、バッハ大好きの私には極上の喜びをもたらしてくれる音楽です。

ところで作品番号表示、「BuxWV」とバッハ(BWV)と同じパターンなんですね。(まあ、ブクステフーデ作品番号のドイツ語の頭文字でしょうけど)

今日は夕方から外出したので、帰りに五反田のブックオフ(結構クラシックあります)で、250円のクラシック1枚と700円のJ-POPのマキシシングル1枚を買いました。J-POPの方はカラオケ練習用。最近新曲を仕込んでいなかったので。

その後、蒙古タンメン中本の目黒店(写真)で、例の如く、当店で最も激辛の「冷やし味噌ラーメン」+定食を食べました。

真っ赤な血の様な流れではなく、真っ赤なドロンとした淀み(汁)に麺を浸して食しました。

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