golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ヴァレーズ「アルカナ」

2008-04-16 08:25:36 | Weblog
大変なことになったぞ!

関東大震災の復興もまだ済んでいないというのに、銀行が潰れるらしい。

まあ大変。それではすぐ預金を下ろさないと。

わしもそう思い、すぐ駆け付けてみたのだが、たくさんの人が集まっていて、銀行も閉まっていて大変な騒ぎじゃった。取り付け騒ぎと巷では呼んどるらしい。

幸か不幸か、我が家にはたいした預金など無いからまだ良いけど、金持ちは生きた心地しないだろうな。

そんな事おっしゃても、会社はこれから大変なのじゃありませんか。

どんだけ~~

貴様一体どこから入って来たのだ?お前男か?日本男児なら男らしい格好をしろ!

そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ~

またもう一人ケッタイな奴が入ってきたな。何じゃ、貴様のその踊りは?それに日本男児ならそんなへんな物、はくんじゃねえ。ふんどしにしろ、赤ふんを付けろ!

お父様、そんな人達どうでも宜しいじゃありませんか。それよりも、明日からの生活、いったいどのようにしたら良いのでしょう?

そりゃ、どげんかせんといかん。

ケント・ナガノ指揮フランス国立オーケストラ
(Warner Classics盤)

「ロザリオのソナタ」で、木曽さん、ウーツーさんお薦めのレツボア盤、是非聴いてみたくて、あるかな?アルカナ?と考えていたら、いつの間にかこのCDを手にしていました(笑)。

エドガー・ヴァレーズ(1883~1965)日本の暦で言うと、明治16年に生まれ、今から43年前、東京オリンピックの翌年に亡くなっている。

結構昔の人?、なのに今だにCDショップでは「現代音楽コーナー」にあることも多い作曲家。

私がクラシックを聴き始めた30数年前は、シェーベルク、バルトーク、ストラビンスキー辺りは、まだ現代音楽の感があったが、今となっては古典。

さすがに「現代音楽コーナー」にはまず無いのでは。

この曲は1927年完成。日本では、金融恐慌の年。

ヨーロッパでは、R・シュトラウスなどまだまだロマンティックな作品を書き続けていた時代。

こんな頃、ほとんど音響体だけの様な先鋭的な作品を生み出したのがヴァレーズ。何十年も時代を先取りしていた作曲家。

ロマン派後期の音楽と、前衛的な音楽が同居していた時代なんですね。

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