golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

カリツケ「ティーアガルテンの死の報告」

2008-04-04 08:10:38 | Weblog
昨晩、私は
「歪んだ、オペラ好き」
であることを書きました。

しかし一方、
「歪んだオペラ、好き」
でもあることも再認識致しました(笑)。

ということで、今朝は現代オペラ。

「音楽家ジャック・ティーアガルテンの死の報告」

クラッベ(俳優)フェグラン(バリトン)イェーガー(ソプラノ)カリツケ指揮ムジクファブリク・ノルトライン=ヴェストファーレン(cpo盤)

ヨハネス・カリツケ(1959~)というドイツの作曲家によるバリバリのゲンダイオンガクです。

勿論、美しいオペラ、ドラマチックなオペラ、楽しいオペラも大好きですが、こういう曲もとても面白いです。

輸入盤で日本語解説も無く、どんなストーリーかも分からないのですが、以前入手したcpoの代理店であるアイヴィー社の日本語版解説によれば、

「原因不明の不治の病に犯された音楽家と、彼を食い物にする周囲の人々。音楽家に巣食う狼は、彼の死によってもなお空腹のまま生き続ける…」

という、現代の芸術を巡るメディア、金などに対する風刺劇らしいです。

でも、私にはストーリーはどうでも良いです。そんなの関係ねえ、です。音楽が面白ければ。

カリツケという作曲家についても全く知りません。


さて、どんな音楽かと言えば…

様々な楽器の狂乱とともに、ウォー、ウォー、ウォー、ウォーといった叫び声、エレキギターの響き、美しいソプラノ(美しいアリアは無いです!)の声、語りタップダンスらしい音など多彩で、期待通りのゲンダイオンガク!

7、8年前ですかね、ワゴンセールで掘り出してきた500円だったか、700円だったかのCDですが「当り」でした。

まあ、「何これ、変な音楽!」という反応が普通だろうとは自覚しておりますが。

ライナーノーツには、スキンヘッドと顔に変なペインティングをしたパンツ一丁のおっさん(これが、音楽家ジャック・ティーアガルテンなのだろうと推測)が檻の中にいる気色悪い写真が載っている。

こんなの実演見たくないですね(笑)。

やはり、オペラはCDで聴くに限る。

では、お後がよろしいようで。

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歪なオペラ好き

2008-04-04 00:03:52 | Weblog
「実演見たことなし」、「映像なし」、「話の筋知らず」、「言葉分からず」で、純粋に音楽のみでオペラを楽しんでいます。しかも、ポータブルCDプレーヤーで。

でもオペラ大好き!

かなり歪なオペラ聴きですよね。

30数年のクラヲタ歴の中でオペラ歴は浅く10数年。それまではほとんど聴きませんでした。

思い返してみると、下記のためだったでしょうか。

(1)総合芸術なのでしょうが、音楽以外の要素があり過ぎ(純粋に音楽のみを楽しみたい)。

(2)やたら甘ったるそう(音楽はもっと硬派でないと…)。

(3)長いので聴きづらい(クラシック聴き始めた頃から抜粋はイヤでした)。

でもある時、開眼しました。

音楽は抽象的なものであり、クラ原主義者としては、余分な要素は不要である。あるがままの音楽をそのまま楽しめば良いのではないか、と。

単に語学が全く駄目、DVD買えない…の言い訳っぽいけど。

明日は午後から外出もある=電車乗ってる時間長い=音楽たくさん聴ける、なので、オペラ聴こうかな。

今晩も呑んで終電に何とか間に合ったところです。

誘われると弱いですよね。「30分1本勝負で!」が4本勝負になっちゃいました(笑)。

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