golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

チャイコフスキー「ピアノ協奏曲2 番、3番」

2008-04-22 08:30:23 | Weblog
いっつも、お姉ちゃんばっかり!

そう、双葉姉ちゃんの言う通りよ。確かに、一美姉ちゃんは美人だし頭もいいけど、いつも一美、一美じゃ、私達いやんなっちゃう。

他人なら仕様がないと思うけど、パパもママもお姉ちゃんばっか贔屓し過ぎよ!私も三貴もいつも比較されて不愉快よ。

まあ、お前達もまだ比較されるうちが花だぞ。あんまり出来過ぎた姉だと比較もされなくなっちゃうぞ。

パパったら、そんな双葉達を逆撫ですること言わないでくださいよ。

優秀過ぎる兄弟姉妹を持つのも、苦労することがあるんですな…。

ギレリス(ピアノ)マゼール指揮ニュー・フィルハーモニア管(EMI盤)

第1番ばかりが持てはやされるチャイコフスキーのピアノ協奏曲。

華麗で演奏効果抜群で、誰でもが冒頭の旋律を知っている。CD、コンサートプログラムに載ることも圧倒的に多い超人気曲。

一方、同じ作曲家の同一ジャンルの曲であるにも関わらずほとんど話題にもならず、余りにも扱いに格差の大きい2曲、改めて聴いてみましょう。

まず第2番。

ちょっと泥臭いところもあるけど、華麗で技巧的な第1楽章、第3楽章。

第2楽章のピアノとヴァイオリン、チェロの室内楽的絡み合いも美しいし、もっと聴かれて良い曲かと思います。

余談ですが、協奏曲の緩序楽章で、あれっ、これ室内楽?って感じの部分が出てくるのって好きです。モーツァルトのピアノ協奏曲第22番とか。

さて、第3番。

1楽章のみの未完の曲。交響曲にする予定から変更されたようで、ちょっと協奏曲っぽくない。ブラームスのピアノ協奏曲第2番とも一脈通ずるものがあるかな。

1番、2番に比べるとより内省的だが終結部など華やかさもある。

2番、3番。こうして聴いてみるともっと聴かれて良い曲にも思いますが、チャイコフスキー好きの人にとっは、この2曲どうなのだろうか?

(私は、ちょっと苦手な作曲家です)

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