golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シェーンベルク「ピアノ組曲」グールド

2009-10-25 22:32:43 | Weblog
昨日、書店で「体温を上げると健康になる」という本を見掛けました。

手に取って見なかったので内容は全く分かりませんが、「激辛食は身体に良い!」なんてことも書いてあるのかなあ?

激辛食べると身体がかなり熱くなりますからね。

未読ですが「朝カレー健康法」という本も以前から気になっております。

「辛い物はやっぱ健康に良いんだ!」

自分なりに勝手に解釈、理解して日々生活しております。

先ほども、鍋物のつけ汁に「島唐辛子酢」とかいう小笠原の香辛料をたっぷり入れて食べておりました。

沖縄の島唐辛子も旨いのう~。

グレン・グールド(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

先日来少しずつ聴いているグールドの激安10枚BOXから。

新ウィーン楽派の音楽を集めた1枚から、シェーンベルクが最初に12音技法を適用したというop.25のピアノ組曲です。

無調時代の「月に憑かれたピエロ」やロマン派末期の「浄夜」などは大好物なのですが、シェーンベルクのガチガチの12音作品は、今までさほど面白いとは思っておりませんでした。

より現代の、より前衛的な音楽は結構好きなのですが、シェーンベルクの12音ってどうも機械的な感じが拭えなかったようです。

思い返すと、その印象はポリーニのLPに原点があったように思います。それがトラウマになってしまったのですね。

学生時代、ポリーニというとんでもなく凄いピアニストが出てきた!と、ベートーヴェンの後期ソナタなど大感動して聴いておりました。

そんな中、彼が新ウィーン楽派を弾いたLPは期待に胸踊らせ購入した1枚でありました。

ポリーニの演奏があまりに完璧過ぎたのがいけなかったのでしょうか?

「非常に機械的な面白味の無い音楽」という印象だけが残ってしまいました。

ところが、今日このグールドの演奏を聴いていたら、「すんご~~く面白い!」。

どこに跳ぶか分からない音の動き、捉え所の無いリズム感が快感を呼び起こします。

「こりゃ、とても楽しい音楽!」

やはり、私の聴き方が悪かったのですね。

昔、シェーンベルクの顔写真の様な「しかめっ面」して聴いていたのがいけなかったのだろうと思いました。

必ず登場するシェーンベルクのあの顔写真、絶対良く無いっすよ~。

難しい人を寄せ付けない音楽に誤解されちゃってますって。

シェーンベルクとか苦手の方も多いかもしれませんが、彼の音楽って頭で聴いたらいけないんじゃないか、既成概念や音楽知識を一切抜きにして、無になって聴いたらとても面白い音楽ですよ。

ポリーニ盤もCDで買い直して、また聴いてみたくなりました。

ところでこのディスク、放送録音の為か、バックに別の放送のノイズと思われる英語らしい声が入っていてちょっと不気味。

また、たまたま私の購入したものだけ?かもしれませんが、紙ジャケットのサイズに全く遊びが無く、CDがパツンパツンで取り出すのに苦労致します。

こういうパンパンで苦しいのは私のお腹だけで十分であります(笑)。

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