golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「ゴルトベルク変奏曲」グールド(1954年)

2009-10-17 22:56:56 | Weblog
昨夜の歓送迎会は、飲み過ぎず早めに無事帰宅出来ました。

まあそれでも、「平均的な」他の人よりは飲んでいた方でしょうが。

ここんとこ重要ポイント!平均点より大幅に酒量の多い特異点の人が何名かいますので。(って、お前が一番の特異点だろうが!)

例によって飲み放題、しかも早い内から冷酒を飲み始めたので、ちょっと不安がありました。

しかし、お銚子で飲んでいたのと、自分の席の周囲に「悪の枢軸」と目されている飲み助が居なかったのが勝因でしたね。座った席によったら当然コップ酒ですから。

部屋が狭くて席の移動がしづらかった、喫煙の人は固まって座っていた(私以外の強豪は皆こちら)のも無事に帰れた大きな要因ですね。

暫くは無理の無い飲み方しなきゃ。(暫く経ったら、ムチャ飲みするのかよ!(笑))

グレン・グールド(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

最近発売されたグールドの激安10枚BOXから。

HMVのセールで1,500円でした。

グールドが若き日(18~22歳)に地元カナダのCBC(カナダ放送協会)に残した録音を中心にしたセット。

ショップで最初に見付けた時、興味を持って手にしましたが、是非とも欲しいというほどでも無かったので取り敢えずはパスしました。

しかし翌日思い直す。1954年録音のゴルトベルクが入っているではないか!

有名な1955年のデビュー盤に1年先立つ録音です。

この録音の存在は前から知っており、ショップでちょっと試聴もしたこともあったのですが購入は先送りとなっておりました。

この盤1枚を1,500円で買って、後の9枚はオマケと考えても安いもの。オマケと言ったって、バッハが他に3枚、ベートーヴェンが5枚、新ウィーン楽派が1枚でこれはこれで価値あるではないか。やはり超お買得BOXと認識を新たにして購入した次第。

こんな激安BOX1つの購入でも結構悩んだりするのですよ(笑)。それがまた楽しかったりもするのですがね。

さてその演奏ですが、たった1年違いですし、以前ちょっと試聴した時のイメージでも、何となく「デビュー盤のミニチュア」と思い込んでおりました。デビュー盤の強烈な個性を少し薄めたような。

しかし、こうして聴いてみると1955年のデビュー盤とはちょっと違う演奏ですね。

演奏時間を比較しても、(1954年盤,1955年盤)では、最初のアリア(2分43秒,1分53秒)、第1変奏(55秒,45秒)、第2変奏(44秒,37秒)、第3変奏(1分18秒,55秒)といった具合で少し遅めで、鮮烈痛快に弾き切った1955年盤に比べるとおとなし目。

勿論、1981年盤の彫りの深さとも違います。

第1、5、8、14変奏など速い変奏の活きの良さなどに1955年盤の萌芽は見られます。

しかし、やはり1955年盤は凄い。

グールドにとって、1954年から1955年の1年は大きな飛躍の年だったのでしょうか。

ちなみに、1981年盤はグールド最後の録音とずっと信じていたのですが、Wikipediaに拠れば1982年のR.シュトラウスのピアノソナタが最後だそうです。

これで、1954年、1955年、最後の1981年、1955年の自動ピアノによる再演盤とグールドのゴルトベルクが4種揃いましたが、個人的には1955年盤が一番好きですね。1981年盤も勿論凄い名演ですが。

そして、やはり私この曲大好きであります。

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