golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

プレヴィン指揮N響定期公演(10.29、サントリーホール)

2009-10-30 23:17:41 | Weblog
さて、もう一枚をどうしよう?

昨日記事の通り、ブロ友minaminaさん(http://m.webry.info/at/minamina/index.htm)から、コンサートチケットを頂戴致しました。サントリーホールのS席!をペアで!

カミサンも娘も都合付かず、さて、もう1枚をどうしようか?

昨日は会議、打合せやら外出等で、メールや電話をしまくる時間も無いし、そもそもクラシックコンサートに誘う相手もなかなかいない。これが飲み会ならたくさんいるけど(笑)。

以前の上司が、ヲタでは無いけどクラシック聴くので誘ってみたが都合付かないとのこと。

結局、もう1枚の処理が決まらないまま会場に向かう。

でも無駄にはしたくない。

ホール入口に「チケット求む」のカードを持った中年男性を発見。

「チケットお探しでっか?このコンサート人気で、なかなかチケット入手出来ないらしいやないですか」

「そうなんですよ。さっきからずっと、こうしてカード持って立っているんですけど、全然譲ってくれる人がいないんですよ」

「いや実はね、すご~く良い席の余りが1枚あって、1万5千円で譲ってくれって人がいて待ってるんやけど、約束の時間になってもまだ来ないんや。わしも次に用事があって、長くは待ってられんから、もし良かったら1万円ポッキリでどや?S席でっせ~」(ニタッ、金歯光る)

と、俄かダフ屋を開業しようよと、悪魔の囁きがどこからともなく聞こえる。

しかしなあ、minaminaさんが全くのご好意で無償で下さったものだしな~。

私は、悪魔からのスカウトを振り切り、ダフ屋への転身を断念。その男性にもう1枚を無料で貰って頂きました。

チケットが無駄にならずホッと致しましたが、これを機会にダフ屋の営業トークを習得して、イザと言う時(どういう時じゃ?)に活用しても良いかなとも思いました(笑)。

モーツァルト「交響曲第38番《プラハ》、第39番、第40番」アンドレ・プレヴィン指揮NHK交響楽団

大好きなモーツァルトの後期交響曲3本立て!、この9月から「首席客演指揮者」に就任したプレヴィンの指揮という豪華なもの。しかも、サントリーホールのS席!であります。

実はですね、何を隠そう、私サントリーホール入ったこと無かったんですよ。前のカラヤン広場までは何十回か行っていましたが。

ついでに言えば、新国立劇場もオーチャードホールも東京芸術劇場も入ったこと無いんですよ。東京芸術劇場の前は何百回も通ってるんですがね。

コンサートに足を運ばない時代が長かった為、コンサートホールはほとんど東京文化会館で時代が停止しちゃってるんですな。凄いでしょ?

東京近郊在住のクラヲタとしては「生きている化石」ですかね(爆)。

そんなオヤジの記念すべき「サントリーホールデビュー」でもございました。

さて、プレヴィン。

フルトヴェングラーを信奉する清く正しいクラヲタ少年だった当時、ジャズ出身の異端的な指揮者という変な先入観念が出来てしまい、今までほとんど聴いて来ませんでした。

ディスクも、さて何を持っていたかな?という状況。協奏曲の伴奏などあったかなとは思いますが…。

ところが最近、素晴らしい指揮者、巨匠という記事を色々拝見し、気になる存在でありました。

そんな指揮者が思いもよらず聴ける!

最近は、モーツァルト以前はピリオド演奏がデフォルトの私。

でも、例えばベームやレヴァインの様なふくよかで暖かい演奏やマリナーなどの様なまろやかなモーツァルトも良いなとも思います。

ロマン派や近代のイメージ(先入観)が強いプレヴィンはどんなモーツァルトを聴かせてくれるのだろう、興味津々。

小編成のN響から紡ぎだされる響きは、上記の何れとも異なる独特の味わい。

しかし決して異形では無く正攻法のもの。

しなやかで芳醇、銘酒を思わせる「大人のモーツァルト」でありました。

そして、そのN響もプレヴィンの要求に応えた素晴らしい演奏だったと思います。

そして、プレヴィンとN響の名演を讃える感動と、高齢の指揮者を労る温かい満場の拍手。

minaminaさん、素晴らしいコンサートのプレゼント、どうも有難うございました!

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