いやあ~、今日は暑かった。
今日からコートを止めて正解でした。
ずっと社内にいて外には出ませんでしたが、それでもハンカチで汗を拭う機会が多くありました。
それって冷や汗じゃないかって?まあ、そういうこともあります(笑)。
会社を出て外も暑いですね。
外だけじゃない!昨日、蒙古タンメン中本の激辛を食べたのでお腹の中も熱い訳です。トイレに行くとおし…以下、自粛。
そろそろ夏物のスーツにしても良いかな?と結構マジで考えてしまいます。
アンドレス・セゴビア(ギター)(DOCUMENTS盤)
暑い日は熱い国の音楽。
メキシコの作曲家マヌエル・ポンセ(1882~1948)、マイナーだけれども大好きな作曲家です。
以前も、「フォリアの主題による変奏曲とフーガ」(ジョン・ウィリアムズ演奏)を取り上げたことがあります。
今日は、まだ半分位しか聴けていない、激安セゴビア10枚BOXからです。
マヌエル・ポンセは、一般的にはハイフェッツがヴァイオリンに編曲した「エストレリータ」で知られる程度ですが、セゴビアの働き掛けによる優れたギター曲の数々を残しています。自身ピアニストであったこともあり素敵なピアノ曲も残しておりますし、ピアノ、ヴァイオリン、ギターの協奏曲などもあります。
器用な作曲家で、セゴビアと一緒になって、バロック時代の作曲家の名を騙らった作品やシューベルト風のギターソナタなども残しています。
また、メキシコの民謡に取材したり、民謡調の曲もあります。「エストレリータ」もこの系譜でしょう。
「組曲イ短調」は、バッハと同時代に活躍したシルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687~1750)の作品を発掘!と偽った曲。
プレリュード、アルマンド、ガヴォット、サラバンド、ジーグの5曲から成る擬バロックの組曲ですが、生気に満ちた速い楽章、ホッとする安らぎに満ちたガヴォットと、なかなかに良く出来た作品。
確かにバロック調!しかし、随所にヴァイスとは違った熱い近代的な歌い廻しを感じます。
一方、「フォリアの主題による変奏曲とフーガ」は、スペインの古いメロディを主題に、ほの暗い情感と内に秘めた情熱を感じさせる変奏曲が続きます。そして最後はフーガで締め括る、数あるギター曲の中でも特に好きな曲の一つ。
メキシコのカラッとした陽気な音楽を連想される方もいらっしゃるかもしれませんが、全然違います。
温度はそれなりに高いかもしれませんが、情熱は内に秘めた内省的な音楽。
前に取り上げたジョン・ウィリアムズ盤はテクニックも万全で美しい演奏ですが、何となく不完全燃焼感も付き纏いました。ちょっとクール過ぎるからでしょうか。
このセゴビア盤は、作曲の依頼人だけあって、熱い共感を感じる演奏で、この曲の真価を聴く気が致しました。「組曲イ短調」共々1930年の録音で音は悪いですが、伝わってくる情報量は多いですね。
パリ音楽院でポール・デュカスに師事した人であり、ヨーロッパのクラシック音楽の伝統に立脚。そこにメキシコ色も塗され、独特の個性的な音楽となっています。たぶん人柄もそうであったであろう、ハッタリとかとは無縁のとても誠実な音楽です。
本当は、一緒に収録されている「ソナタ第3番」(これもポンセ独自の語法で掛かれた名品)にも言及するつもりでした。
朝、通勤電車でうとうとしながら聴いていた際には「あれっ、第3楽章ってこんな音楽だったっけ?」
今改めてジャケットを見たら、第1、2楽章のみでそれ以降は他の小品。
抜粋は意にそぐわないので、タイトルの2曲にのみ触れることにしました。
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今日からコートを止めて正解でした。
ずっと社内にいて外には出ませんでしたが、それでもハンカチで汗を拭う機会が多くありました。
それって冷や汗じゃないかって?まあ、そういうこともあります(笑)。
会社を出て外も暑いですね。
外だけじゃない!昨日、蒙古タンメン中本の激辛を食べたのでお腹の中も熱い訳です。トイレに行くとおし…以下、自粛。
そろそろ夏物のスーツにしても良いかな?と結構マジで考えてしまいます。
アンドレス・セゴビア(ギター)(DOCUMENTS盤)
暑い日は熱い国の音楽。
メキシコの作曲家マヌエル・ポンセ(1882~1948)、マイナーだけれども大好きな作曲家です。
以前も、「フォリアの主題による変奏曲とフーガ」(ジョン・ウィリアムズ演奏)を取り上げたことがあります。
今日は、まだ半分位しか聴けていない、激安セゴビア10枚BOXからです。
マヌエル・ポンセは、一般的にはハイフェッツがヴァイオリンに編曲した「エストレリータ」で知られる程度ですが、セゴビアの働き掛けによる優れたギター曲の数々を残しています。自身ピアニストであったこともあり素敵なピアノ曲も残しておりますし、ピアノ、ヴァイオリン、ギターの協奏曲などもあります。
器用な作曲家で、セゴビアと一緒になって、バロック時代の作曲家の名を騙らった作品やシューベルト風のギターソナタなども残しています。
また、メキシコの民謡に取材したり、民謡調の曲もあります。「エストレリータ」もこの系譜でしょう。
「組曲イ短調」は、バッハと同時代に活躍したシルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687~1750)の作品を発掘!と偽った曲。
プレリュード、アルマンド、ガヴォット、サラバンド、ジーグの5曲から成る擬バロックの組曲ですが、生気に満ちた速い楽章、ホッとする安らぎに満ちたガヴォットと、なかなかに良く出来た作品。
確かにバロック調!しかし、随所にヴァイスとは違った熱い近代的な歌い廻しを感じます。
一方、「フォリアの主題による変奏曲とフーガ」は、スペインの古いメロディを主題に、ほの暗い情感と内に秘めた情熱を感じさせる変奏曲が続きます。そして最後はフーガで締め括る、数あるギター曲の中でも特に好きな曲の一つ。
メキシコのカラッとした陽気な音楽を連想される方もいらっしゃるかもしれませんが、全然違います。
温度はそれなりに高いかもしれませんが、情熱は内に秘めた内省的な音楽。
前に取り上げたジョン・ウィリアムズ盤はテクニックも万全で美しい演奏ですが、何となく不完全燃焼感も付き纏いました。ちょっとクール過ぎるからでしょうか。
このセゴビア盤は、作曲の依頼人だけあって、熱い共感を感じる演奏で、この曲の真価を聴く気が致しました。「組曲イ短調」共々1930年の録音で音は悪いですが、伝わってくる情報量は多いですね。
パリ音楽院でポール・デュカスに師事した人であり、ヨーロッパのクラシック音楽の伝統に立脚。そこにメキシコ色も塗され、独特の個性的な音楽となっています。たぶん人柄もそうであったであろう、ハッタリとかとは無縁のとても誠実な音楽です。
本当は、一緒に収録されている「ソナタ第3番」(これもポンセ独自の語法で掛かれた名品)にも言及するつもりでした。
朝、通勤電車でうとうとしながら聴いていた際には「あれっ、第3楽章ってこんな音楽だったっけ?」
今改めてジャケットを見たら、第1、2楽章のみでそれ以降は他の小品。
抜粋は意にそぐわないので、タイトルの2曲にのみ触れることにしました。
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