golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「交響曲第4 、8番」クリップス

2009-03-17 22:23:11 | Weblog
LP時代から、原則、買ったディスクは全部聴く!少なくとも2回は聴く!を貫いて来ました。

LP時代3.5枚例外がありましたが。

内、3枚はCDが出る直前に購入し、CD時代の到来と共に聴きそびれた4枚組の内の3枚(デュファイ「世俗音楽集」ロンドン中世アンサンブル)。

0.5枚というのは、表面(バルトーク「弦楽器、打楽器とチェレスタの為の音楽」ブーレーズ)が聴きたくて買ったが、裏面(ストラヴィンスキー「火の鳥」)には興味が持てず、聴かなかったもの。

これ以外は、すべて冒頭の2原則を貫いて来た、と言える自信があります。

まあ所有のディスクも少なかったですが。

CD時代になってからもこれは守って来ました。

ところが昨今のBOX盤が安く手に入る状況になって来ると、非核3原則じゃなかった「CD2原則」の遵守は覚束ないものとなって参りましたね。

2回聴けないCDは出て来そうです。

しかし、せっかく買った大切なCD、少なくとも1回は全て聴こうと思っております。

ヨーゼフ・クリップス指揮ロンドン交響楽団(Madacy盤)

今まで何回か取り上げて来たクリップスの激安ベートーヴェン交響曲全集のうち未聴だった1枚です。

5枚組1,000円ほどで良い買い物をしました。

価格もさることながら、クリップスの優美な香り高い演奏に触れられたことです。

他の曲も素敵ではありますが、この2曲と田園が特にクリップスの美質に合っていると思います。

決してスケールの大きな演奏では無いし、斬新な解釈もありませんし、細部を磨き上げた緻密な演奏でもありません。

インテンポでダイナミックレンジが広くも無く、温い(ぬるい)演奏とお感じになる方もいらっしゃるかと思います。

凡演と切り捨てられることもあるかもしれません。

しかし、柔らかい気品のあるベートーヴェン。微笑みを感じる癒し系ベートーヴェン。

目新しいこと、目立つことを何もしていない自然さがかえってユニークな演奏と言えるかもしれません。

「疲れないベートーヴェン」です。

「憑かれたベートーヴェン」も好きですが…。

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