golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ヴィヴァルディ「四季」ホグウッド

2009-03-02 23:42:52 | Weblog
帰りの電車の中吊り広告で、「地頭(じあたま)」という言葉が目に入りました。

何年か前に会社の人事の人からこの言葉を初めて聞いた時、石頭、頭突き…などを連想し???でした。

頭脳の素地と言った意味合いで、「地頭の良さ」といった使い方をするのですね。

また、全く違う言葉ですが、会社の後輩が「こうしけっしょう」だと聞いた時も???。

「格子結晶」という文字が頭に浮かび、学校の理科室にある様な分子構造の模型を連想しました。

体内にこんなのが入っているのか!こいつ、もしや人造人間か?なんて密かに怪しみましたね(笑)。

「高脂血症」と書くのだと初めて知ったのは、自分がそう診断された時でした。

いわゆるドロドロ血液ですな。

クリストファー・ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団(DECCA盤)

今日、会社帰りに銀座山野楽器のクリアランスセールで調達した1枚。500円。

前にも書いた筈ですが、四季がクラシックの世界に没入する切っ掛けになった曲。

ベストセラーになったイ・ムジチ合奏団(ヴァイオリン:フェリックス・アーヨ)のLP。

しかし罰当り者の私、その後、ヴィヴァルディなんてつまらんわい。四季、通俗的で感動の無い曲やんか、とほとんど聴かなくなっておりました。

まあ、聴けばそれなりに良い曲だとは思いますが(すみません)。

じゃあ、何故このCD買ったかと言うと、独奏者に「ホロウェイ」の名前を見付けたから。

先日取り上げたビーバー「ロザリオのソナタ」で、REIKOさんからホロウェイ盤のご紹介を頂き、以来ずっと気になっているヴァイオリニスト。

この演奏、春夏秋冬の各曲で独奏者が違うのですね!

他にもこういう演奏あるのかな?楽しい趣向です。

春:クリストファー・ハイロンズ
夏:ジョン・ホロウェイ
秋:アリソン・バリー
冬:キャサリン・マッキントッシュ

さて注目のホロウェイ、少し渋目の音で、落ち着いた音楽を奏でる奏者と拝察。「ロザリオのソナタ」に向いていそう。是非聴いてみたくなりました。

全体的には、清潔、穏健、気品ある正統派のホグウッド指揮のピリオド楽器演奏で安心して聴けますね。

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ヴェルディ「歌劇《椿姫》」カラス、ジュリーニ

2009-03-02 21:34:50 | Weblog
このオペラ、最近は原題の「ラ・トラヴィアータ」との表記が増えている様に思います。

原作のアレクサンドル・デュマの小説は「椿姫」だが、フランチェスコ・マリア・ピアーヴェという人のオペラの台本は、「ラ・トラヴィアータ」。

「道を誤った女」という意味だそうですね。

でも日本で人気オペラになった要因は、音楽の素晴らしさや涙を誘うストーリー以外にも「椿姫」という美しいネーミングにもあったのでは?

もし、「ラ・トラヴィアータ」や、まして「道を誤った女」として紹介されていたら今ほど人気曲にならなかったかもしれませんね。

昨日は夕方から末端幹事になっている大学同窓会の打合せがあった為、久しぶりにオペラが聴ける!と当CDを携えて喜んで外出。

打合せ自体は早い時間に終わったのですが、「ちょっとビールの一杯でも…」。

もとより嫌いな方じゃ無いから、というかかなり好きな方なので当然行く訳です。

もとよりビール一杯で終わる訳無く、焼酎も(ロックで一体何杯飲んだだろう?!)

そして同期ともう一軒。

懸念通り、昨夜更新出来ませんでした。

マリア・カラス(ソプラノ)、ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)、エットーレ・バスティアーニ(バリトン)、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団(DOCUMENTS盤)

カラスの10枚組激安オペラBOXから。

聴き始めてまず驚いたのはこれ本当にジュリーニ?

熱く燃えたぎる様なオーケストラ。

これ本当に椿姫?

イル・トロヴァトーレかと勘違いするような熱気。

そしてカラスの圧倒的な歌唱。凄い威力。

勿論、美声のステファーノを始め当時の名歌手の歌は素晴らしいのだけれど、やはりカラスの声が群を抜いていますね。

芯の強い、低音から高音まで均質で張りのある美声。

このオペラ、今まで持っていたCDは、名盤の誉れ高いカルロス・クライバー盤だけでしたが、余り聴いておりませんでした。

実は、大好きなヴェルディのオペラの中でちょっと苦手作品。

前半は華やかですが、段々哀しくなって行って、辛気臭い感じがして。

まあ、そこが涙を誘って人気のところかもしれないけど…。

クライバー盤はこの世ならぬ美しくも哀しい音楽。正しく正統的名盤。

しかし私としては、喜劇でも悲劇でもイタオペはパ~と爽快にやって欲しい。

勿論、天下のカラス。悲しさの表出だって凄い。

さすが世紀のドラマティコ。

1955年のライブ盤でノイズが結構あって最初ちょっと気になりましたが、この熱い演奏に没入して行くうちにそんな些細なことは気にならなくなります。

今日また再聴していますが、立ち上がってブラボーを叫びたくなる場面がいくつもあります。

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