まだ白い葉が小さいので、ぱっとしませんが
これから白い葉が出揃って色が真っ白になると
花よりも葉のほうが花のように見え美しくなります。
盛夏が近いことを知らせてくれます。
歳時記には半夏生草(はんげしょうそう)と出ています
「半化粧」(はんげしょう)とも書きます
また、「片白草(かたしろぐさ)」、「三白草(みつしろそう)」
とも言います。
名前の由来は、半夏生(はんげしょう)の頃
(半夏生は7月1日です。6月21日の夏至からかぞえて11日目です)
花の時期になり、花と共に白い葉が出るからと
葉の半分が白くなって「半化粧」をしたように見えるからと
二つの説があるようです。
花は細い紐のようです。蕾のうちは緑色ですが
花が咲くと白くなります。
どくだみ科の特徴を調べると
葉が互生する草で、花は穂になり
花びらが無く総苞が白色で花びらのようにみえるものがある。
と書いてあります。
どくだみは花穂(かすい)の下に4枚の総苞があり花びらのように
みえます。
「半夏生草」は花に花被(かひ)が無く、総苞もありません
白い葉が総苞の替わりなのでしょう
この白い葉が虫を呼ぶ役割をするのではないかという説があります。
花が終ると白い葉は緑色になります
冬には上部は枯れて根だけが冬を越します
湿地ではないのですが、半夏生草が塀の外に群生している
お宅があります。散歩コースに決め、何度も見に行きます
八重咲きのどくだみの群生があり、トリトマが咲き、夏あざみが植えて
あり、立葵が咲いて、花を見るのが楽しみです
畑の淵に植えてあるので細い道を通りながらみられるのです。
八重のどくだみの写真です