ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

外食が多かった一週間

2014年03月14日 | カンボジアの生活

 

仕事の締切に間に合わせるため、クライエントのめちゃくちゃな要望に対応するため、ほとんど寝ず過ごしたこの数日・・・・・仕事に夢中になると、寝れないのである。

↓MALISに何度も通った一週間

お嬢さんが入院してたせいもあって、子どもは登校拒否、「ごはん食べに行く~」の連続で、ひたすら外食なのである。

↓MALISのクイティエウはなかなかおいしい、いつも大学の同僚がたくさん来てる

JAVAにも通い詰めた一週間・・・・・・

↓Wrapでパワーアップ、でもすさまじい量

↓子どもはハム・チーズサンドイッチが定番

久しぶりに腱鞘炎になりかけ・・・・パソコンも壊れかけなので、まだ半年ほどしか使ってないけれど買い直さなきゃ。

仕事って面白いけれど体力の限界を感じる今日この頃なのである。

 

 

 


鶏鍋屋さん-SUNSUN

2014年03月13日 | カンボジアで感じたこと

 

 

新しくできた鍋屋さんにお出かけ。

↓開店して一か月ほど、まだお客さんはそう多くない

小皿はだいたい3ドルくらい、どれも小さいけれど味はシャープかな

↓わかめの酢の物、健康によさそう☆

↓砂肝の酢のもの、量少なすぎなくない?

鍋は、セットになってて、追加注文でいろいろたのむかんじ。

↓お店の人が全部やってくれるので気楽

↓サラダ、なかなかおいしいけれど、鶏肉が大量すぎ・・・・・

鍋屋、何軒あるんだろう?プノンペンの日本食ブームはすさまじいのである。

 

 


JOMOカフェ

2014年03月12日 | カンボジアの生活

 

プノンペンの真ん中にできたJOMOカフェ。

↓広い店内、パーキングがちょっと難しいけれど立地条件は抜群

同僚が頻繁に活用しているので、仕事の相談がてら、ちょっと覗きに行ってみることに。

スペーシーなので、なかなかいい感じ。バンケンコンのCAFE戦争は、ほんとにすごい・・・「せんせい~」って声をかけてくれる元学生がいるのも、スッピンで出かけてはいかんという励みになるのである。

↓南にできたシュークリーム屋さんにもよってみる

シュークリーム、うちの家族にはとても人気で、ロワイヤルホテルの高いパンを買って帰るよりもいいおみやげかもしれないと思ったりするのである。

↓いつの間にか家庭菜園となってるベランダで水浴び中の子ども

大家族って、ほんとに楽しい。毎回毎回、なんでもたくさん買わないといけないので出費が大変だけれど、子どもたちでおみやの取り合いになって喧嘩になるのが楽しいかな。

 

 


素敵なホテル:Plantation

2014年03月11日 | カンボジアの生活

 

 

 

プノンペンには、ブティックホテルが増えている気がする・・・・ニーズがあるのかな?

↓かなり人気の高いPlantationホテルのバーへとお出かけ、町の真ん中にある

宿泊客しか入れないゾーンがあって、こちらは超素敵。広ーいスペースに、あまりお客さんもいないので、のんびりカクテルを楽しめる。

↓プールは7時ごろで閉まっちゃうそうな・・・でも9時過ぎに泳いでいた人を発見

ロワイヤルのプールも広いスペースでいいのだけれど、Plantationのほうが小部屋みたいなのがあって、さらにとーっても静かで素敵かも。とてもプノンペンとは思えないのである。

↓ダンプリグをつまみに、カクテルを飲みながらのんびり過ごす夜は贅沢な時間

知りあいが宿泊している間に、上の子どもといっしょに泳ぎに来たかったのだけれど、仕事の関係とうちのお嬢さん1人が高熱で入院してしまう事態になったので、無理だったのが残念。また次の機会かな。

 

 


映画製作チームがやってきた

2014年03月10日 | カンボジアの生活

 

 

毎朝大学に7時過ぎに入るわたし。

たいていは、誰よりも早い出勤で、誰もいなくてしーんとしてるキャンパスに行くんだけれど、この日は、なにやらにぎやか・・・・キャンパスの前にバスが2台もとまってるし、なにやらたくさん人がいる・・・?

↓映画撮影チームが中国からきたそうな、でもどの中国だろう?

撮影現場はパソコンルームで、撮影機材とかは全部廊下においてる・・・・・教員室から教室まで行くのに遠回りしないといけないし、なんとも不便。

撮影料もらってるんだろうけれど、室内での撮影なら、学生が大量に登校してくる朝に撮影しなくてもいいだろうに。

どんな映画になるのかな、ぜひ作品をみたいなあ。

 

 

 

 


「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ

2014年03月09日 | 女性の自立

 

 

「停電の夜に」っていう本、ずいぶん前に読んでたんだけれど、すっかり内容を忘れてた。マレーシア旅行するのにいいかなと思って買って読み直し。作者がインド出身でアメリカ育ちの人なんだけれど、マレーシアにはインド系もたくさんいるっていうだけの関連性。

↓我が家の夜は、こんなかんじで過ぎていく

「停電の夜に」は短編集で、表題作は、結婚して数年のインド人夫婦が、妻が流産したことで二人の関係が悪化し、結局最後には別れることになるっていう話.

↓マリスでシーフードサラダとカイラン、上品でおいしい☆

表題作の「停電の夜に」は、物語が始まる翌日から一週間ほど毎晩8時から計画停電があるっていう連絡が行政からはいったことで、それまで冷え消えきってた夫婦二人がその時間になるとロウソクをもって向かい合って食事しながら、過去の秘密について語っていく。流産は仕方なかったんだけれど、その時に夫が学会出張だかで不在だったというのが、あとあとまで二人の間で深い溝を作ってしまったのだ。

↓パンプキンのスープ、こてこてってしてて、甘いけれどおいしい

 

停電を通じて、夜になると二人がそろってお互いの秘密を語りあうことによって、二人の関係はまた元に戻りそうになるんだけれど、停電の最終日に妻が「一人になりたいのでアパートの契約をしてきた」と切り出す。夫は、妻が流産した子どもは、実は最後に抱いて顔も見た、男の子だって妻に打ち明ける。

↓AMOK、かなりいい魚をつかってて、おいしい☆

この短編以外にも、インドを舞台にした、あるいはインド人をめぐる短編がたくさんはいっている、「停電の夜に」。なかなかいい短編集だなと、改めて読んでみて思ったのである。英語で読んでみようかな。

 

 

 

 

 

 


国際女性の日ーカンボジアのジェンダー規範

2014年03月08日 | カンボジアのジェンダー規範

 

 

国際女性の日、3月8日。

↓みんなでCOSTAカフェへ、なぜだか大学の同僚がたくさんいる・・・・・

ちょうどいいタイミングでカンボジアの女性状況の全体像を検討できるような仕事をゲット。内容は、カンボジアのジェンダー規範について20-30ページの政策文書作成。

カンボジアのジェンダー規範とかジェンダー関係を分析して問題を洗い出すことを通じて、今後の女性省のジェンダー主流化政策に現在の状況を反映させるための基本となるような文書の作成。こういう仕事をする役得は、どっかに埋もれてたような研究文書を入手できること。研究者としては、これほど勉強になる仕事はないのである。それにしても、各国でいろんな研究者がカンボジアのジェンダーについて研究してるっていうのは、知らなかったし、心強いのである。

↓大量に資料に目をとおして、ひたすら分析するのが仕事

ひたすら目を通すのがとりあえずの仕事。視力が悪くなりそう・・・・・

↓カクテルを飲んでパワーアップして仕事に励む☆

 

とりあえず、まだ作成中だけれど、ジェンダー規範についての参考文献。2008年以降の分析ってことになっているので、新しいものばかり。

 

Bibliography

 

Amnesty International. (2010). Breaking the silence, sexual violence in Cambodia.

Astbury, J., & Walji, F. (2013). Triple Jeopardy: Gender-based violence and human rights violations experienced by women with disabilities in Cambodia. Phnom Penh: AUSAID.

Banteay Srey and CDPO. (2011). Gender-based violence, rights violations and access to related services amongs women with disabilities. Phnom Penh.

Better Factories Cambodia. (2006). Women and Work in the Garment Industry. Phnom Penh.

Brereton, H., & Lim, V. (2009). Men's Talk: Men's Attitudes Towards Men, Women, and Violence Against Women in Cambodia. Melbourne: International Women's Development Agency.

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Fordham, D. G. (2005). "Wise" Before their Time. Phnom Penh: World Vision.

Fulu, E., Warner, X., Miedema, S., Jewkes, R., Roselli, T., & Lang, J. (2013). Why do some men use violence and how can we prevent it? Bangkok: UN Women Cambodia.

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Vicente S. Salas, M. M., & Sorn, S. (2013). An Exploration of Social Exclusion of Lesbians, Gay and Transgender Persons in Families and Communities in Some Areas of Cambodia and Their Ways of Coping. Phnom Penh: SPCU-CARD Press.

Wong, F. F. (2013). Navigating the Mainstream: research on strategies to resist gender discrimination and violence against women . Phnom Penh

World Vision (2005). Wise before their time, young people, gender-based violence and pornography in Kandal Stung district. Phnom Penh

 

 


人身取引と移住に関する国際会議

2014年03月07日 | 女性の自立

 

2日間SUNWAYホテルでLGBTの会議に出たら、今度は2日間Le Royalで人身取引の国際会議。

たまたま試験ウィークにしてたから大学のほうは休んでも問題なくてよかったけれど、連日会議だらけの生活。

いろんな専門家の発表を聞いて勉強になるのは、こういう開発分野で仕事している役得だなと思うのである。

↓30名ほど海外から、20名ほどカンボジアから参加

EUとASEANにおける人身取引と非正規移民(不法労働であったりする)に関する会議。参加者を見てると、圧倒的大多数がカンボジア人でないので(主催者もシンガポールに基盤をもつ団体)、わざわざカンボジアに来てくれてありがたいなあと思うのである。

学生から相談を受けた、彼女のいとこの結婚と中国移住の事案は、やはり人身取引。幸い、出国の日が遅れてたので、直接電話で話をすることができたんだけれど、典型的な事案で、唖然とするのである。こういう時にはがゆいのは、本人に行くなとは言えないこと。行ったときのリスクを十分理解してもらうのが重要なのと、行くことを決めた場合にはどういう準備をしておかないといけないかを理解してもらって、さらには行かなくても受け取ったお金を返すとかそういうことは心配しないでいいとしか言えないのである。大金を受け取っている以上、行かないことにしたらお金を返さないといけないけれど返せないってことを心配してるのだ。

ただ、この本人は、中国のどこに行くのかも分かってないし、パスポートも持ってないし(どういうパスポートかVISAなのかもわかってない)、そもそも結婚もまだしてないのだ。なんたること。ほんとにはがゆいのである。中国に行かないって自分で決めてほしいな。

 

今回の会議は、専門家が各国からきているだけあって、最初に議論になったのは、用語の使い方。日本語でもややこしい、この分野の単語、英語でも理解のされ方が違うので、みんなで共通の理解を得ておくことが必要なのだ。

EUでも人の動きは活発で、面白いなと思ったのはマケドニアとかバルカン諸国の移民問題。まだ摘発数は少ないけれど、人身取引の事例が報告されてる。人の動きは止められないけれど、人身取引を防ぐことは可能。問題は、どうやるか。会議には政府の人があまり参加していないのが残念だけれど、警察とか第一線で活躍している人がもっと国際協力を進める必要があるなあ。

 

 

 

 


なぜ女性に対して暴力がふるわれるのか?

2014年03月06日 | 女性の自立

 

 

「女性に対して暴力がふるわれるのか?」について、クラスでグループ討論。ジェンダー学で、この問題は極めて重要なポイントであるだけでなくって、期末試験の問題なので、事前準備もかねて、みんなで暴力の根源について検討する。

↓発表者は男子学生が多い、とても頼もしいのである

このクラス、ちょうど人身取引の講義をしたばかり。学生の一人から連絡があって、「いとこが人身取引されそうなんですけれど」とのこと。なんでも、家族はブローカーからすでに600ドルもらって、これから中国に結婚しに行くそうな。パスポートも本人は持ってないし、どこに行くのかもよくわかってないらしいし、そもそも結婚相手にも会ったことないそうな。講義をやってると、学生からいろいろ相談を受けるけれど、「いとこは今日にでも中国に飛行機で行く予定なんです!!」って言われると、超あせるのである。

↓議論の様子、45人もいるので議論するとにぎやか

 

議論の結果は、圧倒的に「アルコール」と「貧困」。

…だから、違うんだってえ、って思うのだけれど、まあこういうステレオタイプが浸透しているのがカンボジア、いや、日本も同じかな。

女性に対する差別と、ジェンダー不平等から派生するパワーバランスの問題を説明して、さて、みんな期末試験では高得点をとってもらわないとなと思うのである。

 

 

Class group discussion   3 March 2014

 

Why GBV?

 

Group 1

  Alcohol

  Low education

  Wearing sexy clothes

  Poverty

 

Group 2

  Economy- poverty

  Culture

  Security

  Political participation of women- advantage?

  Alcohol

 

Group 3

  Education

  Poverty

  Alcohol

  Parents careless about children- result in rape

 

Group 4

 Low education

  Poverty

  Security

  Alcohol

  Discrimination


制服を個人の自由にするためには?

2014年03月05日 | 女性の自立

 

LBGTの会合では、LGBTがコミュニケーション能力を高めて、自分たちの権利が擁護されるようにするにはどうすればいいかのレッスンも、アメリカの大先生が講義。

言葉使いが男女で異なる点や、学校の制服が男女で異なるっていう点についての歴史的背景の説明のあと、個人のセクシャリティが尊重されるためには、制服着用の自由が許されるべきだという主張。全くその通り。

この問いについては、司法省から参加している人が回答を求められて、「最近の若者は制服をすっごく短いスカートにしてたりして、まったくいかん、制服着用を自由にしたら大変なことになる、無理だ」とのすぱっとした回答。ちなみに、その人は30歳くらいの女性。

制服かあ、確かに、型にはめこまれて、子どもたちに自由がないのはいけないよな。全部自由にしちゃったらいいのに。アメリカみたいに。