ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

なぜ女性に対して暴力がふるわれるのか?

2014年03月06日 | 女性の自立

 

 

「女性に対して暴力がふるわれるのか?」について、クラスでグループ討論。ジェンダー学で、この問題は極めて重要なポイントであるだけでなくって、期末試験の問題なので、事前準備もかねて、みんなで暴力の根源について検討する。

↓発表者は男子学生が多い、とても頼もしいのである

このクラス、ちょうど人身取引の講義をしたばかり。学生の一人から連絡があって、「いとこが人身取引されそうなんですけれど」とのこと。なんでも、家族はブローカーからすでに600ドルもらって、これから中国に結婚しに行くそうな。パスポートも本人は持ってないし、どこに行くのかもよくわかってないらしいし、そもそも結婚相手にも会ったことないそうな。講義をやってると、学生からいろいろ相談を受けるけれど、「いとこは今日にでも中国に飛行機で行く予定なんです!!」って言われると、超あせるのである。

↓議論の様子、45人もいるので議論するとにぎやか

 

議論の結果は、圧倒的に「アルコール」と「貧困」。

…だから、違うんだってえ、って思うのだけれど、まあこういうステレオタイプが浸透しているのがカンボジア、いや、日本も同じかな。

女性に対する差別と、ジェンダー不平等から派生するパワーバランスの問題を説明して、さて、みんな期末試験では高得点をとってもらわないとなと思うのである。

 

 

Class group discussion   3 March 2014

 

Why GBV?

 

Group 1

  Alcohol

  Low education

  Wearing sexy clothes

  Poverty

 

Group 2

  Economy- poverty

  Culture

  Security

  Political participation of women- advantage?

  Alcohol

 

Group 3

  Education

  Poverty

  Alcohol

  Parents careless about children- result in rape

 

Group 4

 Low education

  Poverty

  Security

  Alcohol

  Discrimination