ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

Empowering Female Commune Councilors in Cambodia

2014年03月29日 | 女性の自立

 

 

Empowering Female Commune Councilors in Cambodia - 2008は、アジア開発銀行が実施している地方議会の女性参画支援プロジェクトの広報。

http://www.adb.org/themes/gender/gdcf-case-studies/empowering-female-commune-councilors-cambodia

ADBの事業はうまくいってるみたいだけれど、実際はなかなかそういかない。そもそも、こういった事業って、いろいろと違う形で違う場所で実施されてて、いろんなドナーがいろんなNGOに支援して実施してるんだけれど、まあいろいろややこしい。NGOの連携がうまくいかないのはまあ普通だし、政府側の対応がおそくって事業実施が遅れたりなどなど、そもそもマルチチャネルで支援するっていうのは機上の空論なのだ。

↓ADBのWEBサイトより、地方の役所はたいていこんなかんじ

 

 

どの報告書や調査を読んでてもでてくる、女性の政治参画の課題は・・・・

1.女性は指導者になれないって市民が感じてる

2.当選した女性でも自分の能力が低いって悩んでる

3.家族の支援がない(とくに夫)-ーそのためワークライフバランスが超難しい

4.疎外されているって感じてる

”Women councilors reported that they feel alone and marginalized on the commune councils.”

神戸市垂水区では、超美人の若い女性が選挙にでたんだかでるんだか、ポスターがはってある。それも2人も。ただ、政治家の写真っていうよりは、映画の宣伝だかウィスキーの宣伝みたいにしか見えないんだけれど・・・・気のせい?

政治家にとって外見って大切かもしれないし、女性にとってはBeautyがより重要なのはNaomi Wolfによらなくても当然のことなのかな?日本の女性参画も悲惨なんだけれど、女性のエンパワーメントは進んでる様子・・・・・・いろいろ考えてみるのである。