先日の新宿御苑温室で見かけた、絶滅危惧種の花です。その花とは「尖閣躑躅」です。
温室の中でも、特別の区画で栽培されている花は、殆どはラン類です。それは、ラン類が一番絶滅に瀕しているからだそうです。その区画の一廓に、どう見てもランには見えない、と言うより明らかに躑躅が置かれています。花の名前を示す札には、「センカクツツジ」と書かれています。
調べてみると、この「尖閣躑躅」について書かれているところが見つかりました。そのHPには、以下の様に書かれています。
「尖閣躑躅(センカクツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。尖閣諸島にある魚釣島の固有種で、山頂付近の岩地に生える。もともと個体数が少ない上に、急増しているヤギによる食害が懸念されている。環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。」
以上より、この躑躅は、本州では滅多にお目にかかれない、非常に珍しい種類の物のようです。早く保護できるようになると良いのですが。しばらくは難しいでしょう。絶滅がさきか、保護が間に合うか、どちらがさきになるのでしょう。