7月17日より7月22日までの間、「マッカーサー記念室」が、一般公開されています。今回の公開は、同社創立110年記念特別企画として実施されています。今後も、同種の公開がなされるかどうかは、不明ですが、実施されない可能性の方がはるかに高いと思われます。
第一生命株式会社のHPには、下記の記載が見られます。
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マッカーサー記念室 一般公開
第一生命は、創立110周年記念特別企画として、また当社が本社を置く「第一生命館」(現DNタワー21)が2012年7月にGHQによる接収解除・返還より60年の節目の年を迎えるにあたり、現在非公開としているマッカーサー記念室を期間限定で一般公開します。
一般公開概要
今回の一般公開においては、マッカーサー記念室を公開するほか、終戦直後の日本をめぐるさまざまな動きや、当社の110年の歩み・取組み・社屋の変遷等についての展示物をご覧いただけます。
歴史の息吹を身近に感じることができる貴重な機会です。
ご来場をお待ちしております。
なお、混雑を避けるため、また貴重な史料を当時のまま保存・保護するという観点から、見学は1日200名様限定といたします。
<マッカーサー記念室について>
当社の本社ビルである「第一生命館」は、終戦直後の1945年9月にGHQ(連合国軍総司令部)に接収されました。
その後1952年7月の返還にいたるまで、「第一生命館」は、現在の日本国憲法の原案であるGHQ草案が作られるなど、戦後の日本をかたちづくるさまざまな舞台となりました。
当時、マッカーサーの執務室となったのは6階の社長室でした。
マッカーサーはたいへん几帳面で、何事も即断即決するため、引き出しのない机を愛用したと言われています。
また、ヨットが好きで、英国人画家オルドリッジにより描かれたヨットの絵を2枚部屋に飾っています。
当社はこの部屋の当時のたたずまいをそのまま残し、歴史を語り続ける部屋として、机や椅子とともに、当時のまま保存しています。
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今朝早く、日比谷濠そばの第一生命ビル(現DNタワー21)へ行って来ました。公示されている公開時間は、10時30分より15時30分となっていますが、繰り上げて9時10分より開始したと説明されていました。入室を待つ人たちの列です。この後、25名を1グループとして入室の受付へ案内され、専用エレベータで6Fの「マッカーサー記念室」へ向かいます。
60年前のまま残されているという、マッカーサーの執務室として使用されていた、元第一生命社長室です。マッカーサーは何事も即断・即決するため不必要な引き出しのない執務机と、椅子です。胸像は日本人の制作による物で、米国へ寄贈されました。この胸像は、原型が保存されている長野県臼田町の協力により作成されたと言うレプリカです。
私が6階へ向かったときには観られなかったのですが、見学を終え1階に戻ったときには、3時間近く後の入場のための整理券が配られていました。最後は、見学およびその後にも着用することも求められた「マッカーサー記念室 特別入館証」です。