トラッシュボックス

日々の思いをたまに綴るブログ。

「朝日川柳」から

2007-01-14 21:51:01 | マスコミ
 昨日の『朝日新聞』朝刊の「朝日川柳」に次のような名句が載っていた。

   マスコミはなぜか団塊可愛がり   奈良市 横井正弘

 ホントに最近そう思う。朝日は元旦に団塊特集号を付けたし、4日には社会面に「団塊よ 次は議員に」と題して、昨年11月に設立された市民団体「団塊世代を地方議会に送るネットワーク」の活動を紹介していた。「第2の人生」感覚で地方議会に出てこられても困ると思うがなあ。
 マスコミの中でも特に新聞にとっては、これからの大切なお客様なんだろうなあ。

 この句に対する選者の西木空人の寸評が

   《新鮮な角度かどうかが問題だ。》

というもの。新鮮な角度なら可愛がるのも結構、ということか。新鮮だろうが何だろうが、巨大メディアが特定世代をひいきするというのはどんなものかと思うがなあ。
 この西木空人、元朝日記者で「天声人語」も書いた栗田亘という人だそうだ。1940年生まれなので団塊よりは前の世代に当たるが、先行者としてこれから引退する世代への理解があるのだろう。


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