少し前に、加賀もんさんのブログで、金政玉という在日韓国人2世で日本国籍を取得している人物が、今回の参院選に民主党から比例区で立候補していることを知った。
日本国籍があるから、国政選挙に立候補できるのは当然なのだが、問題なのは、この人物は在日本大韓民国民団(以下「民団」と略す)の職員を兼ねているのだそうだ。
民団は、その名のとおり在日する韓国民のための組織であるはずだ。その構成員が、日本国籍という事態が許されるのか?
私は、帰化者の増加と日本人との婚姻により在日韓国・朝鮮人は減少傾向にあり、それは今後もさらに強まることは明らかなので、民団はいずれコリア系日本人のための組織に変質せざるを得ないと見ている。しかし、今の民団はそのようなものではないはずだ。
もっとも、職員といっても、幹部クラスでなく一般職員なら、そのようなこともあり得るのかもしれないと思い直した。日本国籍を取得したとしても、いきなり解職されては困るだろうし。
ところが、さらに調べてみると、金政玉氏は現在、民団葛飾支部の国際課長を務めているという。
これは一般職員ではないだろう。いよいよ不可解だ。
しかも同支部は、金政玉氏の支援団体への協力を呼びかけている。
《参政権を持たない私たちは一票を投じることはできませんが、ご賛同いただける周囲の知人・友人等の有権者の方々を、一人でも多く、「金ジョンオクの政治参加を応援する在日同胞と市民の会」に御紹介いただきたいのです。裏面にあります紹介者記入欄にお知り合いの有権者のご承諾をいただきその方の氏名・ご住所・電話番号など記入しFAXしていただければけっこうです。》
これは、端的に言って、内政干渉ではないのか。
加賀もんさんが挙げているように、民団中央本部のホームページに掲げられている綱領の1節には、
《大韓民国の国是を遵守する
在日韓国国民として大韓民国の憲法と法律を遵守します。》
とある。
したがって、韓国籍の保持者でないと、民団の構成員にはなれないように思うのだが、どうなのだろう。
こうした団体には綱領とは別に規約があり、そこで組織の構成について細かく定められているはずだ。
民団の規約をネット上でしばらく探してみたが、見当たらなかった。
どのように整合性をつけているのか、気になる。
私は、日本国籍取得者であれば、民族がどうであれ、国政に参加しようとすること自体は何ら問題ないと思うし、マイノリティが国政の場に登場することは十分に意義があると考える。
ただ、民団はあくまで韓国民としての在日のための組織であり、その地方幹部を務める金政玉氏が、民団の組織力を背景に選挙運動を進めるのであれば、それは国政選挙の場にはふさわしくないものだと思う。
また、彼を擁立する民主党がその点についてどう考えているのかについても興味がある。
《民主党は党として説明責任があるし、有権者は、この点に注目すべきであろう。》
との加賀もんさんの主張に賛成だ。
日本国籍があるから、国政選挙に立候補できるのは当然なのだが、問題なのは、この人物は在日本大韓民国民団(以下「民団」と略す)の職員を兼ねているのだそうだ。
民団は、その名のとおり在日する韓国民のための組織であるはずだ。その構成員が、日本国籍という事態が許されるのか?
私は、帰化者の増加と日本人との婚姻により在日韓国・朝鮮人は減少傾向にあり、それは今後もさらに強まることは明らかなので、民団はいずれコリア系日本人のための組織に変質せざるを得ないと見ている。しかし、今の民団はそのようなものではないはずだ。
もっとも、職員といっても、幹部クラスでなく一般職員なら、そのようなこともあり得るのかもしれないと思い直した。日本国籍を取得したとしても、いきなり解職されては困るだろうし。
ところが、さらに調べてみると、金政玉氏は現在、民団葛飾支部の国際課長を務めているという。
これは一般職員ではないだろう。いよいよ不可解だ。
しかも同支部は、金政玉氏の支援団体への協力を呼びかけている。
《参政権を持たない私たちは一票を投じることはできませんが、ご賛同いただける周囲の知人・友人等の有権者の方々を、一人でも多く、「金ジョンオクの政治参加を応援する在日同胞と市民の会」に御紹介いただきたいのです。裏面にあります紹介者記入欄にお知り合いの有権者のご承諾をいただきその方の氏名・ご住所・電話番号など記入しFAXしていただければけっこうです。》
これは、端的に言って、内政干渉ではないのか。
加賀もんさんが挙げているように、民団中央本部のホームページに掲げられている綱領の1節には、
《大韓民国の国是を遵守する
在日韓国国民として大韓民国の憲法と法律を遵守します。》
とある。
したがって、韓国籍の保持者でないと、民団の構成員にはなれないように思うのだが、どうなのだろう。
こうした団体には綱領とは別に規約があり、そこで組織の構成について細かく定められているはずだ。
民団の規約をネット上でしばらく探してみたが、見当たらなかった。
どのように整合性をつけているのか、気になる。
私は、日本国籍取得者であれば、民族がどうであれ、国政に参加しようとすること自体は何ら問題ないと思うし、マイノリティが国政の場に登場することは十分に意義があると考える。
ただ、民団はあくまで韓国民としての在日のための組織であり、その地方幹部を務める金政玉氏が、民団の組織力を背景に選挙運動を進めるのであれば、それは国政選挙の場にはふさわしくないものだと思う。
また、彼を擁立する民主党がその点についてどう考えているのかについても興味がある。
《民主党は党として説明責任があるし、有権者は、この点に注目すべきであろう。》
との加賀もんさんの主張に賛成だ。