こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
前回のアップからまた間が開いてしまいました。直近のユーロドル分析では、5月に入ってからの下落で、1.43ミドルあたりまでの下落を想定したあと、思わず深めに押したのが5月16日で、1.4047付近の安値をつけました。
下落が少し早すぎたため、反発を待っている間に先週の金曜日に急落してしまい、お伝えする機会を失ってしまいました。
今日は16日安値の1.40ミドルでは一旦は下げ止まり、しばらく揉み合うかと思っていましたが、この水準を一気に割り込み、1.3968付近まで下落。若干は薄いものの、雲の上限から下限まで24時間で下落し、今もなお上値が重い展開です。
ユーロ圏の財政問題を無視するかのように、利上げ期待で上昇していた4月のセンチメントが嘘のようです。
現在の水準は雲の下限であり、さすがにそれなりのサポートを受けると思いますが、16日の安値をしっかり割り込んだ以上、金曜日の高値からの下落を第三波動として考えたほうが無難かも知れず、理論上、1.34台半ばの下落が見え始めています。
遅行スパンの下には1.3810前後に雲が控えており、現在の雲の下限を割り込んだ場合、この水準が目先のターゲットになりそうです。
16日の安値1.40半ばから1.4100の間を売り場と考え、遅行スパンが交差している、当時の基準線である1.4135を超えるようなら一旦はストップというイメージです。ロンドン時間に下げすぎたので、NYK時間ではある程度の戻しが期待できますが、余りに重く戻しらしい戻しがない場合は、雲の下限をしっかり割り込む1.3960水準では、目をつぶってストップ売りで追いかける必要もありそうです。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎