外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

PM外国為替テクニカル分析 - 6月10日、キウイドル相場

2010-06-10 18:15:41 |    -NZドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
主要通貨が調整気味に戻している印象ですが、ユーロは安値を更新するペアもみられています。各通貨のテーマが再びバラけ始めた観もあり、ひとくくりにユーロ安、ポンド安、円高、ドル安などでは測れない状況に見えます。

では、今日の番組はいつものアセンダント、山中さんに代わり、浅野のコメントをお届けします。
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今朝、ニュージーランドの中央銀行である、RBNZは、0.25%の利上げを予想通り行いました。金利差を目論んだNZD買いも出ている模様で、対ドルでも130ポイント程度上昇しています。

ボラード中銀総裁は、オーストラリアの状況とは異なるというコメントを残しており、さほど潤沢な資源もない同国は、やや防衛的な利上げに踏み切ったとの解釈もできそうです。隣国のオーストラリアとの金利差は2%近くあり、資金の流出を防ぐためにもできるだけ金利差を縮小したい意図があるかも知れません。

ご覧のチャートは日足ですが、



現在上昇中の相場は、5月25日と6月8日とでWボトムを作りつつあります。先月末と月初の揉み合い高値圏となる0.68半ばを越えると上昇が加速する可能性があります。ただ、今回の上昇は一時的なものと仮定した場合、先の高値圏は良い売り場に見えます。
加えて図に示したように過去の相場でも、この水準は下値を支えていることから、戻りのレジスタンスは相応の効力を持っていそうです。

0.6850付近でNZDを売り、0.69台へ乗せるようならドテンも視野に、一旦はストップです。下値はボトムとなる0.6600前後ですが、底割れすればまた暫く下落トレンドを伸ばす可能性がありそうです。

このペアの変動通貨は米ドルなので、損益計算はユーロドルやポンドドルと同じドルポイントです。
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この内容は、動画でもご覧いただけます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「テクニカル」をご指定ください。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。

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6月10日午前の東京外国為替市場概況と、ユーロドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-06-10 14:55:34 | ☆相場分析-ユーロドル

■本日6月10日午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

昨日のドル売りは終盤で調整されたものの、下落幅は限定的だったことで、ドルの売り戻しが優勢です。RBNZ(NZ準備銀行)が予想通り政策金利を引き上げたことのドル売りの支援材料となる一方、ドル円はクロス円の円売りよりも市場全体のドル売りの影響を受けてか、上値が重い展開です。

■今日の通貨フォーカスはユーロドル相場です。

1.18台を付けた相場は、やや達成感も手伝ってか、特段の材料もない中、売られ過ぎの調整を始めたように見えます。日足や週足では一目均衡表の雲から離れすぎており、雲に近づこうとするバイアスも感じられます。ただ、上値で待ち構える売り意欲もあると想定すれば、一気に急上昇するような地合いではないと推測します。



1.20台後半まで上昇した昨日はその後の反落でも、前日安値を切らなかったことで上昇の目が残っています。5月21日の高値から引けるレジスタンスラインは、今後1.2100へ向けて下落します。この水準は限が良いだけでなく、4日の急落の一因にも見える1日の安値を支えた水準でもあります。

1.20台後半に相場が戻すようならユーロを売り、1.2150を越えるようなら一旦はストップです。下値は昨日までレジスタンスだった1.2000手前を考えます。
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以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。
動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。

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6月09日の外国為替市場、復習とキーポイント-6月10日「FXフラッシュ1400」

2010-06-10 14:40:13 | ☆外国為替を読む

■6月09日火曜日の総括です。

東京時間は、方向感なく揉み合いながらも軟調な株式市場をみて上値が重い展開でした。しかし欧州時間に入り、中国の政府筋から景気に対して強気な発言があったとの報道で欧州株式市場が反発。これをきっかけにドルの売り戻しが活発になりました。

米国時間の終盤では、ベージュブックの公開があり、内容が総じて弱気だったことや、バーナンキFRB議長が2番底の可能性を否定しなかったことで、株式市場が軟化し、調整気味にドルが買い戻される展開でした。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



狭いレンジでの揉み合った後、欧州時間で重かった1.2000の上値水準を突破し、夜半までに1.2070付近まで上昇しました。米国時間終盤にかけて調整気味な下落となる中、米国政府筋の弱気な景気見通しが嫌気され、ドルの買戻しを伸ばす展開でした。

ポンドドル相場



概ねユーロドルに連れて変動しました。東京時間では悲観的なドル買いで1.4400付近まで下落したあと、ユーロ高に連れて1.4600付近まで上昇しました。テクニカル的な要因に加えて、ポンドは対ユーロでの買いが進み、対ドルではユーロ以上の上昇に迫られた模様です。

ドル円相場



91円台半ばでの揉合いに終始しました。欧州時間以降、ユーロやポンドの上昇でクロス円での円売りバイアスが掛る一方で、ドル売り圧力が上値を重くした模様です。終盤で米国株式市場が下落に転じた流れでは、リスク回避的な円買いが優勢でした。

■その他の米国市場の動向

株式市場は欧州時間まで強気を維持したもの米国時間終盤で失速し前日比では下落となりました。債券市場は終盤の株価下落が影響してか僅かに上昇し、利回りは小幅の下落となっています。金相場は史上最高値を更新した後だけに利益確定が先行したとの指摘や、強気だった欧州市場の影響でリスク警戒感が後退したことによる売り戻しが優勢だったとの報道もありました。
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今日の通貨フォーカスはユーロドル相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。

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AM外国為替テクニカル分析 - 6月10日、ドル円相場

2010-06-10 14:30:37 |    -ドル円
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

主要通貨ではポンドが強い展開です。想定レンジは悪くはないものの、入り方が裏目に出ている状況です。ユーロは対ドル相場を除き、下落を開始しました。対ドルで下落が遅れていた分、しばらく下げてきましたが、その間はユーロクロスが調整されるなど、ユーロ安が進む地合いは変わっていません。

このサイクルを継続するとすれば、ユーロはドル以外の対ペアで、下落を伸ばし、ある程度下げたところで、対ドルが追いかけるように下落するという展開になるはずです。

ポンドは対ドルで上昇する材料はありませんが、ユーロポンドを調整するしかなく、ユーロドルが上昇するなら、それを上回る上昇をするしかありません。また、ポンドはしばしばコモンウエルズ通貨、つまり国旗にユニオンジャックを背負った国の通貨の動きに合わせてヘッジャー的な動きになる場合があります。

こうした資源国通貨が再上昇を始めるようなら、もしかするとポンドの下値は堅く推移するかもしれません。

では、本日もアセンダント、山中康司さんに解説を動画でお届けいたします。
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動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。
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