さて角田山
今回の浦浜コース。
角田山南西の斜面ですから
北西の宮前コースより
季節が少し先に進んでいます。
∨
他のコースより
早めに行くことにした訳といえば
やはり山野草が楽しみでした。
しかしその前に
まずは登山道の雰囲気を
お伝えいたします。
∨
駐車場の奥から
登山道が始まります。
この山の公認コースは
登山口の駐車場のある場所が
わかりにくいコースもありますが
登山口に立てば
どこも標柱があり、この先
道に迷うことはまずありません。
∨
5分後
緩やかな階段を上がると
細い竹が茂った土の道になります。
海に近い場所で湿気が多いので
ネコノメソウなどの
暗くて湿気を好む植物が見られます。
∨
10分後
少し高さが増すと左側には
まだ葉のない林越しに
日本海と街並みが見下ろせて
潮騒の音と
海の香りを乗せた潮風が
通り抜けます。
∨
15分後
再び林が濃くなり
視界はさえぎられ
里山の中の一本道に戻ります。
季節が進んでいると思ったのは
山の地面の色でした。
北側では土の色が広がる風景が
多かったのですが
ここでは
シダ類や単子葉類の緑が
地面を色づけ始めていました。
∨
ここから先は
山野草の花の世界
∨
60分後
木の根が網に目になった土の道に
見上げれば
まだ
葉のない林と青空。
暖かい日差しが心地よく
古びた東屋が現れました。
柱が朽ちたためか
屋根は低く
柱は真っ直ぐに立っていません。
それでも
急な雨の雨宿りには
登山者の助けになってくれるでしょう。
海の近くとはいえ
新潟の山ですから
冬の雪にあと何年耐えられるのか
いらぬ心配をしてしまいました。
これも
みんなに愛されている角田山の
なつかしい風景の一部に
なっているのでしょう。
∨
東屋の上は
斜面が少しだけ急になりますが
たいしたことはありません。
このコースは
最初から最後まで
なだらかな斜面が続きます。
∨
70分後
再び緩やかな道となりました。
林の中を見れば
この辺りからは
笹が勢いを増していました。
高度が上がったのと
冬の海からの西風の強さを感じます。
∨
80分後
木道が現れました。
階段ではないのがなぜなのか
人が大勢歩いているのは
間違いありませんが
それほど
土が流出しているようには
見えませんでした。
*
すれ違うのに
木道が2本あれば完璧でしょうが
春以外に
どの程度の登山者がいるのかは
判りません。
*
そうでした。
このコースの売りは
キツネノカミソリみたいです。
8月の暑い時期に
また来ないといけません。
木道の先は山頂方向が見えました。
∨
90分後
山頂に到着しました。
花を眺めたり
写真を撮ったりしたら
ずいぶん
ゆっくりになりました。
展望のよいところは少ないですが
それを上回る
魅力のあるコースでした。
∨
next
浦浜の花と蝶
see you
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます