山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

トンネルをぬけると歓声があがった☆立山@日本百名山№32

2014-10-01 | 32立山(秋)
深田久弥さんの
日本百名山より
こういうかずかずの古い由緒をもつ立山も
現在では一変して近代的な観光地になりつつある。
ケーブルカーが通じ、新しい自動車道が開かれ、
旅舎があちこちに建って、もはや人々は労せずして
都会の服装のまま、高山の気に接しられるようになった。
聞くところによれば、近くその山腹にトンネルが穿たれて、
黒部の谷へ観光道路がつくそうである。
その立山黒部アルペンルートを利用して
立山3015mに
日帰りで登ります。
3015mは最高峰の大汝山の標高です。
がんばって
朝の暗いうちに家を出ました。
途中で
暗い夜空が朝焼けに赤く染まり
大糸線の2量編成の電車を追い越し

柏原新道から後立山連峰に登る大勢の登山者を
横目に見ながら
扇沢のトロリーバスターミナルに
7時過ぎに到着しました。
駐車場は1日1000円です。

この日は天気予報もよく
ホームページで8時以降は
1時間以上の順番待ちになるという予想でしたが
霧になってしまい
山の天気が心配です。
チケット購入の行列の後ろに並びます。
この時間に並ぶ人は
観光客は少なく登山者がほとんどでした。
購入したチケットは
室堂までの往復で9050円。
始発7:30に乗ることができました。
黒部ダムまでは
トンネルの中のトロリーバスです。

暗いので手振れになってますが
ご容赦ください。
 
15分前後で到着しトンネルを進むと
いきなり晴れて
歓声があがりました。

黒部ダムはこの時間から
観光放水をしていました。

次の乗物であるケーブルカーの駅には
ダムの上を500mほど
歩かなければなりません。

こちらも
自然保護と積雪に耐える設備にする目的で
トンネルの中を進みます。
5分ほど登りましたから
高度は十分です。
黒部平でまた
歓声があがりました。

展望台から見える朝日を受けた壁
普段であれば
常緑樹の緑と岩壁の白であろう山肌は
黄色や赤の紅葉に染まっています。
* 
写真の奥の白い岩壁の所が
大汝山と富士の折立だと
案内板にありました。
折立とは
岩を折ってつき立てたような形のこと
らしいです。
紅葉独り占め

振り返ると後立山連峰が
シルエットになっていました。

写真の左側

写真の右側

室堂へ
つづく


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