山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

ガレ沢(廃道)⇒西黒尾根⇒谷川岳@昭和29年7月の旅

2023-01-14 | 昭和時代の記録
谷川岳は13年前に
天候が悪く2回も登ったのですが
ロープウェイを利用し
天神尾根を行く最短コースでした。
その昭和35年12月ロープウェイ開業の6年前に
当時のメインだった
ガレ沢ルートを登った写真の
整理ができたので
少しお付き合いください。

国鉄の土合駅から歩いて20分ほどにある
現在の谷川岳ロープウェイ乗り場付近から

西黒沢に入りガレ沢を上り

憬雪小屋跡(西黒尾根ガレ沢の頭)に
合流する。

7月だというのに雪が多いことに
驚きます。


西黒尾根の背景に見えるのは
大烏帽子山です。
その先は
ラクダの背と呼ばれる岩場です。

今はクサリなどで整備され
登りやすくなっているところも
戦後間もないこのころは
危険で怖い上りだったのでしょう。
谷川岳肩の小屋を見下ろして

写真の奥は、今と変わらない
オジカ沢の頭・川棚の頭です。
肩の小屋は昭和26年に建替えられて
このころは新築に近いはずです。
その小屋の隣には
新しい建物を増築している様子が
写っていました。


 13年前のほぼ同じアンクルの
写真です。

トマの耳を超えて
谷川岳山頂のオキの耳から
トマの耳を振り返ります。

13年前の様子です。

昔も今も登山者に人気の山に
変わりはありません。
つづく