深田久弥さんの
日本百名山より
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しかしそれ以前、ずっと古くからこの秀れた山には名前があった。
(中略)
越中側では、後立山(ごりゅうざん)という呼称があった。
越中の古文献に後立山という名があり、
その山がどれを指すものかいろいろ論議があったが、
結局は今の鹿島槍がそれであることが確かになった。
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1年に1度は日本アルプスに行こうと
決めていました。
コロナ禍で、なるべく近くがいいと
五竜岳を狙っていたのですが
五竜山荘はずっと満室で
1泊多くなりますが、隣の
鹿島槍ヶ岳に行くことにしました。
八方尾根から見た
五竜岳越しの双耳峰は
綺麗な弓型の吊尾根が目を惹きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/a1/f8a81dbdf25c9c3be721e55bf297992b.jpg)
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朝早く車で、家を出発し
予定通りに駐車場着。
爺ヶ岳登山口の前の駐車場は狭く
10台も止められないので既に満車。
そのすぐ下の
道路脇の駐車スペースに駐車し
登山の準備をするも
小雨が降っていて
すぐに止みそうでもあり
少し休むことにしました。
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その後、続々と車が入って来て
皆さん雨を気にすることもなく
雨具を着て歩き出します。
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急ぐ旅でもなかったし
雨も止みませんが
8:30に出発します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d1/b7e1c3b38db9a5495a3649e38098b30e.jpg)
土曜日だったので、登山口には
登山届を確認する係の方がいました。
注意事項を聞き、登山口を後にします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/84/872aca00427c6677b938244b97dfeba2.jpg)
川の反対側の駐車場も満車でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/19/fc49d4c0bfbbe6990d12db8092311a7f.jpg)
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登山道は、最初は草に覆われ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/2a/61e54a9bcaf0e8cc6531b6d9a04c12c3.jpg)
ヒヨドリバナ・ゴゼンタチバナ
キジムシロ・ウツボグサなどの
里山の花が咲き
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傾斜がきつくなると
木の根の張りつめた道や
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/6c/3a987111ee894440ffa5f0901592bd89.jpg)
置き石を並べた道に
変わっていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/87/3ac02e340c3da9730039fddb1734d421.jpg)
道のわきには大きなギボウシが
揺れていました。
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40分後に、初めての標識があり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ad/2062bbe8c2b3056614e3d275f6df2bb3.jpg)
八ツ見ベンチ
ベンチは相当古そうで
補修跡が痛々しく
座るのが申し訳ないようです。
距離表示がないので
ペースが速いのか遅いのか
まったくわかりませんが
ご夫婦と思われる2人を
何組か追い越しました。
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1時間でケルンに到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/d7/f041c864a609f011f561552e48927668.jpg)
小雨は降り続いていますが
雨具を着るほどではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/75/1cb7c5adb1ef0c2f6c9a23c4ff257da7.jpg)
展望のあるところでも
稜線は雲の中でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/03/b0e4722a0cfd77e0df72eb08ec7f36db.jpg)
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帰りの日も曇っていましたが
稜線ははっきりとみえました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/43/50488a3c2ee0dc3c102e2cc6f54c07fc.jpg)
写真の稜線の右端に
種池山荘が見えます。
振り返ると、針ノ木岳まで
稜線が延びています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/4a/226596b7c0e970117627de99fba9e910.jpg)
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この先は下りの登山者と
たくさんすれ違いました。
登山口から2時間で
水平道です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/0f/de427b674542b86fa74584b71bd0d105.jpg)
煙草を吸って休んでいる人がいたので
急いで通過しました。
水平道は
そう言われると、なるほどと
納得するくらいの距離です。
そのすぐ先の包優岬で
初めて荷を下ろして休みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/f3/41eefa7c2050aa0b463168515937e1a7.jpg)
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柏原新道は山腹をたどる道なので
柏原新道は山腹をたどる道なので
大勢が荷物を下ろして休める
広場のような場所はありません。
傾斜は多少の緩急がありますが
あまり変わらないという印象です。
下りは時間短縮が可能ですが
上りの登山者も多く
すれ違いに時間がかかります。
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稜線は雲に隠れていたので
雨かもしれないと思い
ザックにレインカバーを装着し
先に進みます。
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登山口から2時間半で
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/19/8d4b797586b9c6dfa821056f9fdab0fe.jpg)
残雪のあるガレ場を横切り
コース唯一の鎖場を超えると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/e0/699ff011a373e0a89c8f872bd6883306.jpg)
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富士見坂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/05/00ac1e85be1c50f7827e027eedf4bdcf.jpg)
鉄砲坂と
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/4b/ccf29afe5fb6a0dcc63c641e346b0976.jpg)
名のある坂道を上り
突然
皆さんがカメラを取り出し
思い思いに写真を撮っています。
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チングルマ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/30/6a29f2f16a03344239cd176d19b26fc4.jpg)
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コバイケイソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/93/c13d64f25ea969841d1c8a56c6162713.jpg)
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ミヤマキンポウゲ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/7f/626d4d25c29edb852362655565d6db15.jpg)
お花畑の名にふさわしいほどの
花の数と群れでした。
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写真を撮りながら進むと
霧の中から
種池山荘が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/6b/ad5ddc7336fd12e903e82f6e2bfef36a.jpg)
標準タイム4時間のところ
3時間で到着です。
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つづく