深田久弥さんの日本百名山では
霧ケ峰を遊ぶ山と表現しています。
以下日本百名山より
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当然それは
豊かな地の起伏と広濶な展望を持った高原状の山であらねばならない
霧ケ峰はその代表的なものの一つである。
(中略)
八島平と呼ばれる大きな湿地は、以前は沼だったのが
次第に蘚苔類の成長によって湿地に変わってきたそうで、
その沼の名残りが八島池・鎌ケ池となって一隅に残っていた。
ひっそりと静かで、しかも明るい沼であった。
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私の購入したガイドブックには
車山の肩の小屋から
左回りに一周する
周遊コースが載っていました。
初めて訪れる山ですから
基本どおりに一番低い場所から
上り始めることにしました。
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八島湿原と呼ばれるそこは
観光地として人気があるので
狭い駐車場は順番待ちで
交通整理されていました。
この日は天気予報どおり
曇っていましたので
車で上るほど
ガスが広がっています。
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霧ケ峰は1周しても4時間ほどなので
家を遅く出発したのですが
車の出入りも多く
あまり待たされずに駐車できました。
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道路の下のトンネルを貫けると
すぐ
湿原の入り口になっています。
方向指示や花の名前の表示板が整備され
準備なしで来ても楽しめそうです。
少しだけ迷いましたが
正面の丘を登っていく
右回り(時計回り)のコースにしました。
車山の山頂を眺めながら
丘を登っていくことが
新鮮な気持ちを刺激してくれると
思ったからです。
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たくさんの種類の花が咲いていました。
紅が鮮やかな
ヤナギラン(8月下旬)
初めて見たのが、この満開の時期でよかった。
群生していましたが
近寄れなかったので
これはと思うような写真がありません。
時期によるのか、場所によるのか
薄いピンク色の花もあるようです。
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車山を右に見ながら進む木道は
どう見ても反対周りの人と多く
すれ違います。
やはり左回りが本命なのでしょう。
鎌ケ池が見えてくるとすぐ
キャンプ場の建物があります。
ここで八島湿原を1周する観光コースと
分かれます。
案内表示はあるのですが
迷っている人も見かけました。
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物見岩に向かう道は
林の中を上っていきます。
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気持ちのよい草原に出ると
物見岩の向こうに
車山の気象観測ドームが見えました。
振り返ると中央に八島湿原が
その右奥は鷲ヶ峰。
曇っていたので
写真は暗く写っていますが、
緩やかな起伏のある高原は
進むほど風景が変わり
すれ違う人たちも明るく
高山とは違う楽しみがありました。
物見岩
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つづく