山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山 2014-2∽田んぼに群れる白鳥

2014-02-04 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
今日は大雪警報の寒い夜ですが
ほんの少し前の
暖かい日のことです。
今年初めて海側の登山道で
弥彦山に登ってみました。

9合目まで
登山道に雪はありません。
天気が下り坂なので
視界全体に薄くモヤがかかっています。
ここから上は所々で
足が雪を踏み抜いてしまう
歩きにくい道になります。

まず咲くマンサクも
まだ咲いていませんでした。
ふもとの駐車場付近で
やっと見つけました。
今年の花1号。
フキノトウ
キク科の多年草
フキの根茎から生え出る花茎のこと
わが国最古の野菜のひとつ

小さいけれど3つが
片寄せあって生えていました。
冬の長い雪国では
この香りと苦さが
一層引き立ちます。
ツバキ
ツバキ科の常緑樹
北海道を除く日本全土と
中国・朝鮮半島に分布する

おしべの花糸が白いので
ヤブツバキでしょう。
弥彦山では何故かあまり見かけません。
おまけに
フデリンドウの芽生え

弥彦山に行く途中で
今年の新潟は暖冬なのか
田んぼに雪がなく
白鳥の群れが白く目立っていました。

あいにく
望遠レンズを持たないで出たので
近寄って脅かすわけにもいかず
ショボイ写真になってしまいました。
限界まで近寄ると
白鳥は首を伸ばし
警戒しているのがわかります。

一番左の白鳥が羽ばたくタイミングで
撮りましたが
ゆっくり時間をかけないと
いい写真は撮れません。
我関せずの若者が
自転車で白鳥のすぐ横を通り過ぎ
5羽くらいが飛び立つ場面を
取りそこねたのは大失敗でした。
鳥で思い出すのは
以前
車の前を横切るキジも見ました。
一瞬の出来事で
青や紫に輝く羽根の色に
目がくらみました。
地方では高齢化で
だんだん人が少なくなり
豊かな自然に回帰するのでしょうか?
end