山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山 2012-7 初夏

2012-07-22 | 弥彦山の足跡 7・8月
弥彦山の今
濃いみどりの中で
つつましい花たちが
たくさん咲いていました。
この日は9合目まで
ほぼ無風だったので
しっかり汗をかきました。
くるまゆり
ユリ科の多年草
深山の樹陰に生え
しばしば高山帯に生じて
お花畑の仲間入りもする

茎の中ほどに
クルマ状に葉が生えているので
この名前がついたのでしょう。
ヤマユリは蕾のものばかりでした
もう少しで山を彩ります。
トリアシショウマ
ユキノシタ科の多年草
アカショウマの北方型の変種とされ
中部地方より北の本州と
北海道の山地に多い

花の形が
鳥の足のように見えます。
ハエドクソウ
ハエドクソウ科の多年草
日本・朝鮮半島・中国・ヒマラヤ・東シベリアに分布し
山野の樹下に自生する有毒植物で
根の煎汁をハエを殺すのに使った。

花は紫と白で
小さいがかわいい
登山道の中に生えていました。
オカトラノオ
サクラソウ科の多年草
日本・中国・朝鮮半島に分布し
日当たりのよい草地に生える

虎の尾がどんなものか
しっかりと見たことはありません。
登山道の脇にたくさん生えていました。
ヒヨドリバナ
キク科の多年草
東アジアの温帯から暖帯に
広く分布する
<つぼみ>

気温は高くなかったのですが
無風だったので汗が乾きません。
それでも目には
どの花も涼しげでした。
end