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てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

「てつがくカフェ@ふくしま」の歩み 2013年度

2021年05月21日 16時00分03秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
・04月13日(土) 「〈ならぬことはならぬもの〉なのか?」→告知 →記録

・05月18日(土)  本deてつがくカフェ 高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』→告知 →記録

・06月23日(日)  シネマdeてつがくカフェ 『happy ―しあわせを探すあなたへ―』→告知 →記録

・07月20日(土) 「脳死は人の死か?」→告知 →記録

・08月24日(土)  哲学書deてつがくカフェ ルネ・デカルト『省察』→告知 →記録

・09月21日(土) 「結婚? する? したい? しない?」→告知 →記録

・10月26日(土) 「ほんとうの〈ワタシ〉って何?」→告知 →記録

・11月30日(土) 「知らなくてもよい真実はあるか?」→告知 →記録

・12月23日(月) 「社会はいつのまにか変わるのか? 私たちが変えるものなのか?」→告知 →記録

・01月26日(日)  シネマdeてつがくカフェ 『ハンナ・アーレント』→告知 →記録

・02月15日(土) 「食べてよい命と食べてはいけない命はあるのか?」→告知 →記録

・03月15日(土)  特別編「震災・原発事故3年目の福島から考える」→告知 →記録

・03月16日(日)  本deてつがくカフェ アルベール・カミュ『ペスト』→告知 →記録


「てつがくカフェ@ふくしま」の歩み 2012年度

2021年05月21日 16時00分02秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
・04月21日(土) 「悪法にも従わなければならないのか?」→告知 →記録

・05月19日(土) 「切実な〈私〉と〈公〉、どちらを優先すべきか?」→告知 →記録

・06月23日(土)  本deてつがくカフェ カフカ『断食芸人』→告知 →記録

・07月21日(土) 「教育を再生するとは?」→告知 →記録

・08月25日(土) 「愛と恋は何が違うの?」→告知 →記録

・09月29日(土) 「おカネは大切か?」→告知 →記録

・10月27日(土)  本deてつがくカフェ ジョージ・オーウェル『動物農場』→告知 →記録

・11月23日(金) 「わたしの身体はわたしのものか?」→告知 →記録

・12月23日(日)  シネマdeてつがくカフェ 『声の届き方』→告知 →記録

・01月27日(日)  本deてつがくカフェ サン=テグジュペリ『星の王子さま』→告知 →記録

・02月16日(土) 「躾と体罰はどう違うのか?」→告知 →記録

・03月10日(日)  特別編「フクシマはどこへ? ―絶望と怒りの淵から―」→告知 →記録


「てつがくカフェ@ふくしま」の歩み 2011年度

2021年05月21日 16時00分01秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
・05月21日(日) 「いま、〈ふくしま〉で哲学するとは?」→告知 →記録

・06月25日(土) 「〈ともだち〉とは誰か?」→告知 →記録

・08月06日(土) 「〈男女〉の友情は成り立つのか?」→告知 →記録

・08月27日(土) 「血は水よりも濃いのか? ―家族はどこまで他人か?―」→告知 →記録

・09月24日(土) 「〈正義〉って何だろう?」→告知 →記録

・10月22日(土)  特別編「いま、健康をてつがくする ―福島で人間らしく生きるために―」→告知 →記録

・11月26日(土) 「〈安心〉は共有できるか? ―放射能をめぐる〈温度差〉とは何か?―」→告知 →記録

・12月23日(金) 「〈対話〉と〈和〉の精神」→告知 →記録

・01月21日(土) 「幸せって何だろう?」→告知 →記録

・02月18日(土)  本deてつがくカフェ 『dream body』→告知 →記録

・03月10日(土)  特別編「あれから1年〈3.11〉で何が変わったか? ―震災・原発をめぐって―」→告知 →記録


「てつがくカフェ@ふくしま」とは?

2021年05月21日 16時00分00秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
【語り合いたい時がある、語り合える場所がある】

「哲学カフェ」とは、飲み物⽚⼿に進⾏役のサポートのもと、
私たちの暮らしや社会に関わるテーマについて、参加者同⼠で話し合う営みです。

1992年にフランス、パリのカフェで⾃然発⽣的に⽣まれ、その後、世界中に広がりました。

⽇本では2000年ごろから⾏われるようになり、
現在では全国の喫茶店や会議室など様々な場所で行われておりますが、
福島市で月に1度のペースで開催しているのが私たち「てつがくカフェ@ふくしま」です。

一般の人たちが対等な立場でなんでも自由に語り合える場を作ろうと2011年5月から始めました。

「てつがく(哲学)」という名前から何やら難しいことを議論しているようなイメージがありますが、
「正義とは?」「悪とは?」といった哲学的問題(「そもそも◯◯ってなんだろう?」)から
「結婚」「部活動」「アイドル」といった身近な話題までテーマとして取りあげ議論してきました。

自分の気に入ったテーマの時だけ参加することも可能で、
またテーマに関する専門的知識があるかないかを争う場でもないため、
専門家から素人まで老若男女関係なく思ったことを安心して話すことができます。

参加者同士で自由な意見を出せるように
「どんな意見を言ってもいい」
「人の話はさえぎらずに最後まで聞く」
「人の意見に反論してもよいが相手の人格を否定してはいけない」といったいくつかのルールを設けています。

また発言を強要されることもないので、
飲み物を片手に人の意見を聞いて自分の頭の中で考えるといった参加の仕方もあります。

時には話せば話すほど分からなくなっていくこともありますが、
合意や結論を求めず、解散後も考え続けるといったそれぞれの思考の深まりを大事にしています。

「普段当たり前だと思っていること」「常識だと思っていること」など今一度立ち止まって考えてみて、
自分一人で答えが思い浮かばないとき、「てつがくカフェ@ふくしま」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



懇親会の新方式

2019年01月26日 08時04分22秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
本日16時より「てつがくカフェ@ふくしま2019.1.26.」を開催いたします。

このところまた追い込まれていてとうとうポスターは作成できませんでした。

が、「自然や未来世代を守る必要はあるのか?」をテーマに確かに開催いたしますので、

チェンバおおまちにお集まりください。


さて、このところ「@ふくしま」では哲カフェ終了後にアフタートークを開いておりました。

その日のテーマや「@ふくしま」の運営について自由に話し合う時間です。

前回のアフタートークの時に、

懇親会(「二次会」とか「シンポジウム(饗宴)」とも呼ばれる飲み会のことです)のあり方について、

参加者の方から提案があり、全会一致でその案が採択され、

前回ただちにその提案通りに懇親会を開催し大成功いたしました。

これまで、とかく懇親会はお酒を飲むことが主目的になりがちで、

そのため懇親会の参加者もお酒を飲む人がほとんどでした。

だからこそ、哲カフェと懇親会の間に、

お酒を飲まない人も参加できるアフタートークの時間を設けたわけですが、

そもそも懇親会がもっと非飲酒者も参加しやすい形になったほうがいいのではないか、

というのが提案の趣旨でした。

これまでの懇親会の問題点は3つ。

1.飲み屋で開催されるため、どうしてもメニュー等が飲酒者向きになる。

2.会計が割り勘になるため、非飲酒者にとっては不利である。

3.自動車での参加者は駐車場代がかさむ。

その結果として非飲酒者が参加しにくい懇親会になっていました。

これらの問題点を一挙に解決する方法が、

西口のイトーヨーカドー3階の「サイゼリヤ」で懇親会を開くという方法でした。



飲む人と飲まない人で席を分け、隣り合った別テーブルに陣取ります。

飲む人たちはこれまで通り、みんなでツマミやお酒を頼んで割り勘にします。

飲まない人たちのテーブルはそれとは別会計で、

しかも見ていると個別に注文し、個別に会計をしているようでした。

話は全体で一緒にできますが、支払いに関しては明朗別会計です。

しかも自動車の人はイトーヨーカドーの駐車場にタダで停めることができます。

なんと素晴らしい個人主義、自由主義なんでしょう!

この作戦は大成功し、前回は飲酒者6名に対して、非飲酒者7名の参加を得ることができました。

10名を超える懇親会は久しぶりです。

なるほど、こうすればよかったんだなあとしみじみ思いながら、

てつカフェ後のひとときを楽しませていただきました。

本日の懇親会もこの方式で行きたいと思います。

これのおかげでアフタートークはとりあえず廃止し、

てつカフェ終了後、ただちに西口に向かいます。

もしもテーマには興味あるけど、てつカフェには来られないという方がいらっしゃいましたら、

直接、西口のサイゼリヤへお越しください。

異種的なる他者との共存、うーん、素晴らしいなあ。

これこそまさにてつカフェの精神だ!

てつがくカフェ@ふくしまの対話のルール(改訂版)

2018年03月08日 15時37分53秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
     【てつがくカフェ@ふくしまの対話のルール(改訂版)】

1.「てつがくカフェ@ふくしま」は自由な対話の場です。

1-1.考えるだけなら自由です。人間は無限に何でも思考することが可能です。
1-2.「てつがくカフェ@ふくしま」は、皆さんが自由に考えたことを何でも話すことのできる場です。
1-3.場の雰囲気に迎合することなく、みんなとは違う独自の意見をいくらでも話してください。

2.「てつがくカフェ@ふくしま」は安心して話し合える場です。

2-1.他の人の意見は最後まで聞き、できるかぎり正確に理解するよう努力しましょう。
2-2.誰かの意見に反論するのも自由ですが、その人を人格的に否定したり、感情的に攻撃してはいけません。
2-3.発言を強要されることもないので、人の意見を聞いて考えているだけでもかまいません。

3.お互いに対等な立場で話し合ってください。

3-1.「てつがくカフェ@ふくしま」に集う人々は老若男女さまざまあれど、それぞれがそれぞれの経験を有する同じ人間どうし、対等な立場で話し合ってください。
3-2.参加者の中に例えば上司と部下、教師と教え子等がいたとしても、この場では上下関係は忘れて対等な参加者として話し合い、「○○部長」とか「□□先生」など役職名や敬称をつけて呼ぶのはやめましょう。
3-3.哲学その他に関する専門知識があるかないか、多いか少ないかということを争う場ではありません。どうしても専門用語を用いる場合は皆さんにわかりやすく説明してあげてください。わからない言葉が出てきたら、いくらでも説明を求めてかまいません。

4.独白の応酬ではなく、対話となるように努力しましょう。

4-1.皆さん最後まで聞いてくださいますが、あなた一人の独演会となってはいけないので、話はわかりやすくできるだけ簡潔にまとめるようにしてください。
4-2.他の人の意見に触発されてあなたが新たに何を考えたのかを皆さんにシェアしてください。
4-3.相手に対して質問を投げかけることによって、論点を明確にしたり、お互いの共有点や相違点を確認するようにしましょう。

5.「てつがくカフェ@ふくしま」では結論を出すことよりも、それぞれの思考の深まりを大事にします。

5-1.無理に結論を出さなくてもいいし、みんなで合意できなくても一向にかまいません。
5-2.話せば話すほどわからなくなってもかまいません。少しでも考えが深まれば十分です。
5-3.今日のこの場で対話は終わりではありません。解散後もずっと考え続け、対話を継続していただければと思います。

てつがくカフェ@ふくしまの対話のルール(改訂案)

2017年07月22日 01時06分24秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
「てつがくカフェ@ふくしま」が 2017年6月より再出発を期すにあたって、

「趣意書」と「てつカフェの進め方」を改訂したいと思っておりましたが、

なかなかその余裕がなく、改訂案を提示することのないまま、

会だけは再開してしまっておりました。

やっと前期の授業が終わって、とりあえず「進め方」の改訂案を考えてみました。

明日のてつカフェで皆さんにお見せして、今後いろいろとご意見を賜りながら、

新しいてつカフェにふさわしい Constitution に練り上げていきたいと思います。

4月の議論を承けて「趣意書」よりもこちらのほうが Constitution な気がしたので、

「進め方」ではなくストレートに「ルール」と名づけてみました。

その点も含めてご意見を賜れればと思います。

1の「自由」と2の「安心」の項目は以前の「進め方」にはなかったものです。

参加者の皆さまからのご意見をおうかがいして、

3の「対等」や4の「対話」という要素よりも大事なのではないかと思い、

冒頭に掲げることにしました。

「進め方」の中にあった「ファシリテーター」に関する項目は、

「進め方」であれば必要であったかもしれませんが、

「ルール」の中に書き込むことではないような気がしたので削除してみました。

ぜひ「進め方」と見比べてみて、やはりこれは落とすべきではないのではとか、

優先順位はこちらのほうが先ではないかとか、

あるいは、どちらにも書かれていないけれどもこんなことも必要なのでは等、

何でもご意見を「自由」に「安心」してお知らせください。

けっして世話人の意見が優越することなく「対等」に、

皆さまとの「対話」を通じて決めていきたいと思います。

ただしこれに関しては無限に「考え続ける」のではなく、

ある時点で「結論」を出したいと思っておりますので、

ご意見はメッセージやコメントやメールを通じてお早めにお知らせください。



【てつがくカフェ@ふくしまの対話のルール(改訂案)】

1.哲学カフェは自由な対話の場です。

1-1.考えるだけなら自由です。人間は無限に何でも思考することが可能です。
1-2.「てつがくカフェ@ふくしま」では、皆さんが考えたことを何でも自由に話すことができます。
1-3.場の雰囲気に迎合することなく、誰の意見に対してもいくらでも反論してかまいません。

2.哲学カフェは安心して話し合える場です。

2-1.誰かの意見に反対するのは自由ですが、その人を人格的に否定してはいけません。
2-2.他の人の意見は最後まで聞き、できるかぎり正確に理解するよう努力しましょう。
2-3.発言を強要されることもないので、人の意見を聞いて考えているだけでもかまいません。

3.お互いに対等な立場で話し合ってください。

3-1.哲学カフェに集う人々は老若男女さまざまあれど、それぞれがそれぞれの経験を有する同じ人間どうし、対等な立場で話し合ってください。
3-2.参加者の中に例えば上司と部下、教師と教え子等がいたとしても、この場では上下関係は忘れて対等な参加者として話し合い、「○○先生」など敬称をつけて呼ぶのもやめましょう。
3-3.哲学その他に関する専門知識があるかないか、多いか少ないかということを争う場でもありません。どうしても専門用語を用いる場合は皆さんにわかりやすく説明してあげてください。

4.独白の応酬ではなく、対話となるように努力しましょう。

4-1.皆さん最後まで聞いてくださいますが、あなた一人の独演会となってはいけないので、話はわかりやすくできるだけ簡潔にまとめるようにしてください。
4-2.他の人の意見に触発されてあなたが新たに何を考えたのかを皆さんにシェアしてください。
4-3.相手に対して質問を投げかけることによって、論点を明確にしたり、お互いの共有点や相違点を確認するようにしましょう。

5.哲学カフェでは結論を出すことよりも、それぞれの思考の深まりを大事にします。

5-1.無理に結論を出さなくてもいいし、みんなで合意できなくても一向にかまいません。
5-2.話せば話すほどわからなくなってもかまいません。一人一人の考えが深まればOKです。
5-3.今日のこの場で議論は終わりではありません。解散後もずっと考え続け、議論を継続していただければと思います。


以上です。

ご検討のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。

〈てつがくカフェ@ふくしま〉 の進め方 (確定版)

2011年05月20日 21時28分49秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について

         〈てつがくカフェ@ふくしま〉 の進め方

1.お互いに対等な立場で話し合ってください。

1-1.参加者の中に例えば上司と部下、教員と教え子等がいたとしても、この場では上下関係は忘れて、対等な参加者として話し合ってください。
1-2.そのために 「○○先生」 など敬称をつけて呼ぶのはやめ、お互いに 「○○さん」 とかニックネームなどで呼び合ってください。
1-3.哲学その他に関する専門知識があるかないか、多いか少ないかということを争う場でもありません。知識の多寡ではなく、論拠の正しさによって議論を交わすようにしましょう。


2.聞くときは最後まで聞き、話すときはわかりやすくまとめてください

2-1.他の参加者の意見を最後まで聞いてください。そして、できるかぎり正確に理解するよう努力しましょう。
2-2.皆さん最後まで聞いてくださいますが、自分の話だけで時間を取ってしまってはいけませんので、話はわかりやすくできるだけ簡潔にまとめるようにしてください。
2-3.ただ自分の身近な具体例を述べるのではなく、理由や根拠に基づいて一般化し、普遍的な意見として発言するようにしましょう。


3.独白の応酬ではなく、対話となるように努力しましょう

3-1.他の人が述べた意見と無関係に話すのではなく、関連させながら話すようにしましょう。
3-2.他の人の意見に同意できなかったとしても、相手の人格を全否定してはいけません。相手に対して質問を投げかけ、相手の意見をできるだけ理解したり (相手に同意する必要はありません)、相手の意見の不整合を明らかにするようにしましょう。
3-3.自分の考えと皆さんの考えとの類似点や相違点を確認しながら、思考の流れそのものを楽しみましょう。


4.ファシリテーターは皆さんの哲学的対話が活性化するようにお手伝いします

4-1.ファシリテーターが自分の知識や自分の意見を押しつけたりすることはありません。
4-2.ファシリテーターは、参加者全員ができるだけ対話に参加できるよう気を配ります。
4-3.ファシリテーターは、皆さんの対話が噛み合うよう時々議論の整理をすることがあります。


5.解散後もずっと考え続けていきましょう

5-1.今日のこの場で議論は終わりではありません。解散後もずっと考え続け、議論を継続していただければと思います。
5-2.会の終了後できるだけ早いうちにブログに今日の記録をアップする予定です。この場で言い足りなかったこと、その後考えたことなどをコメント欄に書き込んで、延長戦を楽しんでください。
5-3.メーリングリストにもご参加いただき、そこでも議論を継続していきましょう。

「哲学カフェの進め方」 第1草稿

2011年03月08日 20時51分56秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
「てつがくカフェ@ふくしま」 の基本ルールというか、進め方の原案を作文してみました。
これも西村さんが起草した 「てつがくカフェ@せんだい」 のものを参照しつつ、
2人で飲みながら話した内容をまとめてみたのですが、
またまた長くなってしまいました。
もうちょっと簡潔にできたらと思いますが、
とりあえず、草稿段階のものをアップしてみます。
皆さんからもいろいろと御意見や御注文をお寄せいただければと思います。

起草者の意図としては、「~してください」 というタイプの文は、
基本的に皆さんに守っていただかなければならないルール、
「~しましょう」 という言い方の文は、必ずしも守れないかもしれないけれど、
できるかぎりそうなれるようにがんばっていきましょうという努力目標のつもりです。



【哲学カフェの進め方】

1.お互いに対等な立場で話し合ってください。

1-1.参加者の中に例えば上司と部下、教員と教え子等がいたとしても、この場では上下関係は忘れて、対等な参加者として話し合ってください。

1-2.そのために 「○○先生」 など敬称をつけて呼ぶのはやめ、お互いに 「○○さん」 とかニックネームで呼び合ってください。

1-3.哲学その他に関する専門知識があるかないか、多いか少ないかということを争う場でもありません。知識の多寡ではなく、論拠の正しさによって議論を交わすようにしましょう。



2.聞くときは最後まで聞き、話すときはわかりやすくまとめてください。

2-1.他の参加者の意見を最後まで聞いてください。そして、できるかぎり正確に理解するよう努力しましょう。

2-2.皆さん最後まで聞いてくださいますが、自分の話だけで時間を取ってしまってはいけませんので、話はわかりやすくできるだけ簡潔にまとめるようにしてください。

2-3.ただ自分の身近な具体例を述べるのではなく、理由や根拠に基づいて一般化し、普遍的な意見として発言するようにしましょう。



3.独白の応酬ではなく、対話となるように努力しましょう。

3-1.他の人が述べた意見と無関係に話すのではなく、関連させながら話すようにしましょう。

3-2.他の人の意見に同意できなかったとしても、相手の人格を全否定してはいけません。相手に対して質問を投げかけ、相手の意見をできるだけ理解したり (同意ではない)、相手の意見の不整合を明らかにするようにしましょう。

3-3.自分の考えと皆さんの考えとの類似点や相違点を確認しながら、思考の流れそのものを楽しみましょう。



4.ファシリテーターは皆さんの哲学的対話が活性化するようにお手伝いします。

4-1.ファシリテーターが自分の知識や自分の意見を押しつけたりすることはありません。

4-2.ファシリテーターは、参加者全員ができるだけ対話に参加できるよう気を配ります。

4-3.ファシリテーターは、皆さんの対話が噛み合うよう時々議論の整理をすることがあります。

「参加者の皆さまへ」 というカテゴリーについて

2011年03月03日 13時36分50秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
「てつがくカフェ@ふくしま」 を開催するにあたって参加者の皆さまに、
そもそも 「てつがくカフェ@ふくしま」 とは何なのか、
哲学とは何なのか、哲学カフェとは何なのかを説明し、
さらに、「てつがくカフェ」 がどのように進められていくのかを説明しておかなければなりません。
師匠である 「てつがくカフェ@せんだい」 では、毎回全員に 「趣意書」 を配布して、
ある程度時間を取って説明させていただいているようです。
私たちもそのスタイルを踏襲しようと思っていますが、
あまりその時間が長引いて、参加者の皆さんの対話の時間を奪ってしまうのも申しわけありません。
そこで、せっかくブログを作ったのですから、
その中に 「参加者の皆さまへ」 というカテゴリーを設けておいて、
あらかじめここに 「設立趣意書」 をアップしておこうと思います。
ぜひ、参加される前にお読みいただけますようお願い申し上げます。

現在、世話人が手分けして作文しているところです。
書いているとつい長くなってしまうので、
お互いにダメ出ししながら文章を練っております。
まもなくアップできると思いますし、
たぶんボツになった草稿なども追い追いアップしていきますので、
「てつがくカフェ@ふくしま」 が何をしようとしているのか、
いろいろと想いを馳せながら、第1回の開催をお待ちいただければと思います。