てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

第1回 「てつがくカフェ@ふくしま」 延期のお知らせ

2011年03月24日 12時04分09秒 | 開催予定
今回の未曾有の震災で被災したすべての皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

さて、2月より準備を開始し、3月26日に開催する予定だった、
第1回 「てつがくカフェ@ふくしま」 ですが、
このような事態となったものの、集まることのできる方々だけでも集まっていただき、
なんとか開催できないかとその可能性を探ってまいりました。
しかしながら、予定していた会場が被災のため使えそうもないということ、
「カフェ」 を楽しむための安全な飲料水の確保が困難であること等々に鑑みまして、
予定通りの開催はムリであると判断いたしました。
したがって、当面のあいだ延期ということにさせていただきたく存じます。

何人かの方々からすでに参加の意向を承っておりましたし、
なによりも私たち自身が楽しみにしていたことですので本当に残念ですが、
参加者の皆さまの安全を保障できない状況では、
ゆっくり、ゆったり対話を楽しむこともできませんので、
もう少し状況が落ち着くまで待つことにしたいと思います。
こうした事情をお汲み取りの上、延期の決定をご了承いただければと思います。
また、最後まで開催の可能性を摸索していたため、
延期の決定が遅れてしまいましたことに関してもお許しいただきたく存じます。

いろいろと落ち着いて時が熟したときには、またこの場や、
その他の媒体を通じて開催の通知をさせていただきますので、
その節にはなにとぞよろしくお願い申し上げます。
いずれ必ずや 「てつがくカフェ@ふくしま」 で皆さまと活発な討議ができますこと、
それまでに皆さまが生活を立て直し、力強く歩み始めていらっしゃいますことを祈念して、
延期の挨拶と代えさせていただきます。

                                    小野原・渡部

「持続可能性の哲学」と「津波てんでんこ」の倫理

2011年03月11日 16時51分44秒 | 開催予定
本当はPDFファイルでアップしたいのですが、現状JPGファイルでしかアップできません。

それにより、とても画像が見にくいですし、

ダウンロードするにしても、ひとつずつバラバラにダウンロードしなくてはならず、

しかもそれを印刷してもおそらく画質が粗いだろうと思われます。

近々なんとかしたいと思っておりますので、しばらくこれでご勘弁ください。

























「哲学カフェの進め方」 第1草稿

2011年03月08日 20時51分56秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
「てつがくカフェ@ふくしま」 の基本ルールというか、進め方の原案を作文してみました。
これも西村さんが起草した 「てつがくカフェ@せんだい」 のものを参照しつつ、
2人で飲みながら話した内容をまとめてみたのですが、
またまた長くなってしまいました。
もうちょっと簡潔にできたらと思いますが、
とりあえず、草稿段階のものをアップしてみます。
皆さんからもいろいろと御意見や御注文をお寄せいただければと思います。

起草者の意図としては、「~してください」 というタイプの文は、
基本的に皆さんに守っていただかなければならないルール、
「~しましょう」 という言い方の文は、必ずしも守れないかもしれないけれど、
できるかぎりそうなれるようにがんばっていきましょうという努力目標のつもりです。



【哲学カフェの進め方】

1.お互いに対等な立場で話し合ってください。

1-1.参加者の中に例えば上司と部下、教員と教え子等がいたとしても、この場では上下関係は忘れて、対等な参加者として話し合ってください。

1-2.そのために 「○○先生」 など敬称をつけて呼ぶのはやめ、お互いに 「○○さん」 とかニックネームで呼び合ってください。

1-3.哲学その他に関する専門知識があるかないか、多いか少ないかということを争う場でもありません。知識の多寡ではなく、論拠の正しさによって議論を交わすようにしましょう。



2.聞くときは最後まで聞き、話すときはわかりやすくまとめてください。

2-1.他の参加者の意見を最後まで聞いてください。そして、できるかぎり正確に理解するよう努力しましょう。

2-2.皆さん最後まで聞いてくださいますが、自分の話だけで時間を取ってしまってはいけませんので、話はわかりやすくできるだけ簡潔にまとめるようにしてください。

2-3.ただ自分の身近な具体例を述べるのではなく、理由や根拠に基づいて一般化し、普遍的な意見として発言するようにしましょう。



3.独白の応酬ではなく、対話となるように努力しましょう。

3-1.他の人が述べた意見と無関係に話すのではなく、関連させながら話すようにしましょう。

3-2.他の人の意見に同意できなかったとしても、相手の人格を全否定してはいけません。相手に対して質問を投げかけ、相手の意見をできるだけ理解したり (同意ではない)、相手の意見の不整合を明らかにするようにしましょう。

3-3.自分の考えと皆さんの考えとの類似点や相違点を確認しながら、思考の流れそのものを楽しみましょう。



4.ファシリテーターは皆さんの哲学的対話が活性化するようにお手伝いします。

4-1.ファシリテーターが自分の知識や自分の意見を押しつけたりすることはありません。

4-2.ファシリテーターは、参加者全員ができるだけ対話に参加できるよう気を配ります。

4-3.ファシリテーターは、皆さんの対話が噛み合うよう時々議論の整理をすることがあります。

「参加者の皆さまへ」 というカテゴリーについて

2011年03月03日 13時36分50秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
「てつがくカフェ@ふくしま」 を開催するにあたって参加者の皆さまに、
そもそも 「てつがくカフェ@ふくしま」 とは何なのか、
哲学とは何なのか、哲学カフェとは何なのかを説明し、
さらに、「てつがくカフェ」 がどのように進められていくのかを説明しておかなければなりません。
師匠である 「てつがくカフェ@せんだい」 では、毎回全員に 「趣意書」 を配布して、
ある程度時間を取って説明させていただいているようです。
私たちもそのスタイルを踏襲しようと思っていますが、
あまりその時間が長引いて、参加者の皆さんの対話の時間を奪ってしまうのも申しわけありません。
そこで、せっかくブログを作ったのですから、
その中に 「参加者の皆さまへ」 というカテゴリーを設けておいて、
あらかじめここに 「設立趣意書」 をアップしておこうと思います。
ぜひ、参加される前にお読みいただけますようお願い申し上げます。

現在、世話人が手分けして作文しているところです。
書いているとつい長くなってしまうので、
お互いにダメ出ししながら文章を練っております。
まもなくアップできると思いますし、
たぶんボツになった草稿なども追い追いアップしていきますので、
「てつがくカフェ@ふくしま」 が何をしようとしているのか、
いろいろと想いを馳せながら、第1回の開催をお待ちいただければと思います。