てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

てつがくカフェ@ふくしま特別編2021 「コロナ禍の中でいま震災・原発事故の〈教訓〉を問い直すー〈3・11〉から10年、私たちは何を聴き、語るべきかー」

2021年02月20日 13時23分50秒 | 開催予定
今年のてつカフェ特別編はオンライン開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.3.13.
【テーマ】「コロナ禍の中でいま震災・原発事故の〈教訓〉を問い直す 
      -〈3・11〉から10年、私たちは何を聴き、語るべきか-」
【日 時】2021年3月13日(土)
     16:00~18:00 オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp






新型コロナウイルス感染症が国内で確認されて1年。

巨大津波と原発事故を引き起こした東日本大震災から10年。

そんなコロナ禍で迎える「3.11」まであと1か月弱と迫った2月、

福島県沖を震源地とする最大震度6強の

東日本大震災の余震とみられる大きな地震がありました。



この地震で10年前の震災を思い出された方も多いかと思います。



震災から10年

震災の記憶が風化し始め、

震災を知らない子どもたちが増える中で起きた

今回のコロナ禍での災害。



コロナ禍を通じて、私たちの生活は大きく変化した昨今

震災で学んだ教訓や、原発事故を契機に浸透した考え方(リスク対策)などを

あらためて問い、考え、語り合いたいと思います。



なおご参加にあたっては、

fukushimacafe@mail.goo.ne.jp 宛てに参加のご連絡をください。

折り返し「Zoom」会議のURLその他を送らせていただきます。

「Zoom」の場合、専用のアプリをインストールしたり、

「Zoom」のアカウントを作成したりしなくとも、

お使いのブラウザでご参加いただけるはずですが、

心配な方は専用アプリやアカウントをあらかじめご準備ください。



「てつがくカフェ@ふくしま特別編」は誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方でもお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2021.2.20. 「応援とは何か?」

2021年02月01日 13時02分30秒 | 開催予定
今回もオンライン開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.2.20.
【テーマ】「応援とは何か?」
【日 時】2021年2月20日(土)
     16:00~18:00 オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp






前回のシネマdeてつがくカフェ終わりの

アフタートーク(Zoom飲み)で盛り上がった話題が「応援」だったことを受け、

2月は「応援」をテーマに皆様と語り合いたいと思います。



「応援」を辞書で引くと、

1 力を貸して助けること。また、その助け。「選挙運動の応援に駆けつける」「応援演説」

2 競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。「地元チームを応援する」「応援団」

と記載されています。




ポスターにも使用していますが、

一般的には「応援」と聞くと、

辞書の「2」に該当するスポーツの場面を思い浮かべる人が多いかと思います。




それほど、スポーツの世界と密接に結びついている「応援」ですが、

そうした特定の選手やチームに対する支持者や愛好者のことをファンといい、

サッカーに関しては、サポーターと呼ばれます。

ファンの語源はファナティック(fanatic)=狂信者、熱狂者であり、

サポーター(supporter)は支持者、支援者の意味ですが、

ことサッカーに関してはサポーターのほうが好きの度合いが高く、

本格的な感じがします。




そしてサッカーは11人の選手がピッチに立ちますが、

サポーターは“12番目の選手” と譬えられています。



選手やクラブを応援するためフラッグや横断幕を出し、

試合中に応援歌を歌い、チームカラーのグッズを身につけ、

ホームはもちろんアウェイの試合にもチームとともに遠征する

そんなサッカークラブにとって欠かせない存在であるサポーターは

確かに“12番目の選手” といえるかもしれませんが、

そもそも、なぜそこまで選手やクラブを応援できるのでしょうか?




サッカーに限らず、人が何かを応援する・したくなるという心理には

いくつかの要因があるように思えます。


①成功や勝利の疑似体験(感動や楽しさ、喜びや一体感)

②尊敬 ・憧れ(同世代のスーパースター)

③判官びいき・身内びいき(地元の弱小チーム)

④恋愛感情(異性の選手のおっかけ)

⑤利益・見返り(サッカーくじ"toto"の結果)


このほかにも、

いくつか応援の要因はあるかと思いますが、

しかし、そんな応援という行為が行き過ぎてしまうと

同調圧力や排他的思想へ至り、

やがて暴走してしまうこともあります。




2014年の流行語大賞にもノミネートされた「カープ女子」ですが、

往年のカープファンから「ルールもろくに知らない『にわか』」や

「強いとき※だけ応援するのはファンじゃない」と

急増するファンに対して批判する声もありました。

※2016~2018シーズン 広島カープはセ・リーグ三連覇


いわゆる筋金入りの「コアなファン」が、

世間の盛り上がりに乗じて振舞う人を「にわかファン」や「ミーハー」と

揶揄するのは「ラグビーワールドカップ」

「野球日本代表のWBC」「サッカーワールドカップ」で

日本代表が活躍すると見られる光景です。




同調圧力でいえば、

「『鬼滅の刃』ハラスメント」を略した「キメハラ」という言葉が誕生しています。

これは漫画「鬼滅の刃」がアニメ化、さらに映画化され社会現象化する中、

同作品に興味のない人や未視聴の方に

鬼滅の刃ファンが「見ようよ」と押し付けてくる行為や、

「興味がない」「知らない」「つまんない」と言わせない雰囲気を作るなどの

同調圧力への被害を投稿したSNSが話題になったことで

メディアにも取り上げられました。

※「アナと雪の女王」や「君の名は。」でも同じような現象は見られました。




またハンドボールやサッカー界では

「中東の笛」と呼ばれるアラブ諸国に有利な身内びいきの判定がしばしば問題視されることもあります。

試合日程や審判の判定がアラブ諸国に有利になるとされる事象ですが、

疑惑はあるものの証拠や検証が不十分なため、

「中東への差別や偏見を煽りかねない」といった意見もある一方で、

「中東の笛がある」と信じて、

中東勢との試合や審判に根強い不信を抱えるファンもいます。




他にも、ファンの暴走の事例として「フーリガン」が挙げられます。

サッカーの試合会場の内外で暴力的な言動をする暴徒化した集団のことを指す言葉ですが、

不甲斐ない試合に激高したファンがグラウンドにビール瓶を投げたり、

発煙筒や爆竹に火を点けて試合を中断させたりと問題になっています。




さらに記憶に新しい出来事として、

「連邦議会議事堂の襲撃」もトランプ大統領の支持者の暴走という

ある種「応援」の行き過ぎた形ともいえるのではないでしょうか。





また、「応援」の問題はファンだけのものでもありません。

逆に、ファンではなく応援される側(販売側)が

ファンの応援したいという気持ちを逆手に取った商法で批判される事例もあります。

とくに、「握手券」や「投票権」を特典に

ファンにCDを複数枚買わせようと誘導する手法が「AKB商法」と呼ばれ、

ファンの心理を巧みに利用した悪質な商法と音楽業界※でも批判されています。

※オリコンチャートは売上枚数で判断されるため、
 本当に流行している曲がランクインしているのか信憑性に欠けることが多くなったことで、
 アーティストのGACKT氏
 長渕剛氏は批判的な意見を述べています




上記以外でも「応援」についていろいろな観点があるかと思います。

応援したくなる人とならない人の違いとは?

withコロナ時代における「応援」とは何か?

応援は選手のパフォーマンスを高めるか?など

当日は様々な問いの設定から皆様と一緒に考えたいと思います。




なおご参加にあたっては、

fukushimacafe@mail.goo.ne.jp 宛てに参加のご連絡をください。

折り返し「Zoom」会議のURLその他を送らせていただきます。

「Zoom」の場合、専用のアプリをインストールしたり、

「Zoom」のアカウントを作成したりしなくとも、

お使いのブラウザでご参加いただけるはずですが、

心配な方は専用アプリやアカウントをあらかじめご準備ください。



「てつがくカフェ@ふくしま」は応援したことのある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。