てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

懇親会の新方式

2019年01月26日 08時04分22秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
本日16時より「てつがくカフェ@ふくしま2019.1.26.」を開催いたします。

このところまた追い込まれていてとうとうポスターは作成できませんでした。

が、「自然や未来世代を守る必要はあるのか?」をテーマに確かに開催いたしますので、

チェンバおおまちにお集まりください。


さて、このところ「@ふくしま」では哲カフェ終了後にアフタートークを開いておりました。

その日のテーマや「@ふくしま」の運営について自由に話し合う時間です。

前回のアフタートークの時に、

懇親会(「二次会」とか「シンポジウム(饗宴)」とも呼ばれる飲み会のことです)のあり方について、

参加者の方から提案があり、全会一致でその案が採択され、

前回ただちにその提案通りに懇親会を開催し大成功いたしました。

これまで、とかく懇親会はお酒を飲むことが主目的になりがちで、

そのため懇親会の参加者もお酒を飲む人がほとんどでした。

だからこそ、哲カフェと懇親会の間に、

お酒を飲まない人も参加できるアフタートークの時間を設けたわけですが、

そもそも懇親会がもっと非飲酒者も参加しやすい形になったほうがいいのではないか、

というのが提案の趣旨でした。

これまでの懇親会の問題点は3つ。

1.飲み屋で開催されるため、どうしてもメニュー等が飲酒者向きになる。

2.会計が割り勘になるため、非飲酒者にとっては不利である。

3.自動車での参加者は駐車場代がかさむ。

その結果として非飲酒者が参加しにくい懇親会になっていました。

これらの問題点を一挙に解決する方法が、

西口のイトーヨーカドー3階の「サイゼリヤ」で懇親会を開くという方法でした。



飲む人と飲まない人で席を分け、隣り合った別テーブルに陣取ります。

飲む人たちはこれまで通り、みんなでツマミやお酒を頼んで割り勘にします。

飲まない人たちのテーブルはそれとは別会計で、

しかも見ていると個別に注文し、個別に会計をしているようでした。

話は全体で一緒にできますが、支払いに関しては明朗別会計です。

しかも自動車の人はイトーヨーカドーの駐車場にタダで停めることができます。

なんと素晴らしい個人主義、自由主義なんでしょう!

この作戦は大成功し、前回は飲酒者6名に対して、非飲酒者7名の参加を得ることができました。

10名を超える懇親会は久しぶりです。

なるほど、こうすればよかったんだなあとしみじみ思いながら、

てつカフェ後のひとときを楽しませていただきました。

本日の懇親会もこの方式で行きたいと思います。

これのおかげでアフタートークはとりあえず廃止し、

てつカフェ終了後、ただちに西口に向かいます。

もしもテーマには興味あるけど、てつカフェには来られないという方がいらっしゃいましたら、

直接、西口のサイゼリヤへお越しください。

異種的なる他者との共存、うーん、素晴らしいなあ。

これこそまさにてつカフェの精神だ!

てつがくカフェ@ふくしま2019.1.26.「自然や未来世代を守る必要はあるのか?」

2019年01月18日 15時28分14秒 | 開催予定
またもや告知が遅れてしまい申しわけありません。

会場は確保してあるのですが、最近テーマがなかなか思いつかなくて…。

テーマを決めずに、集まったメンバーでその日のテーマを何にするかも話し合う、

というやり方も考えてみたのですが、その場合どう告知したらよいかがよくわからず…。

困ったあげく、今「科学技術と環境の倫理学」という授業を開講中なので、

それに寄せて環境倫理学的なテーマを立ててみました。

てつがくカフェ@ふくしま2019.1.26.
【テーマ】「自然や未来世代を守る必要はあるのか?」
【日 時】2019年1月26日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター 多目的ホール
      チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物も無料)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】onohara@educ.fukushima-u.ac.jp




環境倫理学は、自然環境を守るために、

人間ばかりでなく、動物や自然にも権利を認めてそれを守るべきだとか、

今地球上に生きている現在世代だけでなく、

誰も実際に会うことのない未来世代のために、

持続可能な地球を残していくべきだと主張しています。

それはとても真っ当な教えであり、誰もが建前上は賛成しますが、

しかし、ではそのために資源の利用や廃棄物の排出をただちに制限し、

現在私たちが享受している利便性を断念し、生活水準を切り下げよと言われると、

なかなか実行できるものではありません。

私たちは、物言わぬ動物や自然物、今ここに居ない未来世代のために、

自分たちの今の生活を犠牲にしなければならないのでしょうか?



学生たちも、自然や未来世代を守る必要があるとは思いつつも、

本音の部分では環境倫理学の教えを実行するのはムリだと考えているようです。

そもそも私たちにはそんな義務や責務があるのか、

あるのだとして、どうやったらそれを実行することができるのか、

ぜひみんなで考え、話し合ってみたいと思います。

「てつがくカフェ@ふくしま」は、

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。