てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

てつがくカフェ@ふくしま2017.12.23. 「健全なる精神は健全なる身体に宿るのか?」

2017年11月26日 11時05分16秒 | 開催予定
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」というのは
昔からよく聞かされてきたことわざです。
身体と精神には相関があり、身体が健康ならば精神も自ずと健全となる、
という意味の言葉として、私たちの常識と化しているかもしれません。
これはもともと古代ローマの詩人ユウェナリスの詩の一部で、
本来は私たちが思っているような意味ではなかったようですが、
そのことはとりあえず不問に付しておきましょう。
はたして「健全なる精神は健全なる身体に宿る」のでしょうか?
たしかに病気にかかっていたり体調を崩しているようなときは、
気も滅入ってろくでもないことを考えてしまいがちです。
そういう意味では、デカルトのように心身二元論で、
両者はまったく無関係と言い張ることは難しいような気もします。
しかしながら、では肉体が健康な人はみな精神が健やかかというと、
最も健康な人の集まりであるスポーツの世界で、
理不尽な体罰やいじめが横行していたりしますし、
私たちの世代では、体育教師と言えば片手に竹刀を持って、
暴力で生徒を押さえつける代表格だったりしました(あくまでもイメージですが)。
以前「病気が教えてくれたこと」をテーマにてつカフェをしましたが、
健康なときよりもむしろ病気にかかったときに人は精神的に成長する、
ということもあるかもしれません。
というわけで今回はデカルト以来の(いや、それ以前からか)
哲学の大テーマである心身二元論(と心身相関論)に挑戦します。

てつがくカフェ@ふくしま2017.12.23.
【テーマ】「健全なる精神は健全なる身体に宿るのか?」
【日 時】2017年12月23日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A-2会議室
      チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (コーヒー等も基本的に無料!)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp




別に最近の角界のニュースを見て安直に思いついたわけではありません。
@ふくしまのテーマは倫理学的問いに偏りがちだなと反省しており、
たまには本格的な哲学的テーマを扱ってみたいなと思いつつも、
それをそのまま出してしまったのでは誰にも来ていただけないだろうし、
という呻吟の末に思いついた、わたし的には会心のヒット作なのです。
これなら専門的知識がなくとも誰でも考えられるのではないでしょうか。
はたして「健全なる精神は健全なる身体に宿る」というのは本当なのか?
ぜひ一緒に考え語り合ってみましょう!
「てつがくカフェ@ふくしま」は初参加の方でも気軽に、対等に、
安心して何でも話し合える場です。
皆さまのご来場をお待ち申し上げております。

てつカフェ2017.11.19.ポスター完成!

2017年11月11日 14時21分51秒 | 開催予定
11月19日(日)にA・O・Z(アオウゼ)で開催する、

てつカフェのポスターが完成しました。



「市民」という抽象的なテーマですのでデザインに相当苦労されたようですが、

抽象的な感じのポップなポスターを作成していただきました。

今回は久しぶりにA・O・Zにも貼り出していただこうと思います。

そして今回も、前回から導入されたコーヒーマシンで美味しいコーヒーをお淹れします。

前回は「KERI KERI」の豆を使用しましたが、今回はどうしようかな?

気に入ったら1階店舗で買ってもらえるので、今回も「KERI KERI」がいいのか、

MAX内で買える豆ではつまらないので、別のお店のものにしようか考え中です。

お楽しみに。

当日はA・O・Zでは「ふくしま市民活動フェスティバル2017」を絶賛開催中です。

皆さま、お誘い合わせの上ぜひお越しください。

くれぐれも曜日と時間と場所をお間違えなきよう!

てつがくカフェ@ふくしま2017.11.19. 「市民には何ができるか?」

2017年11月02日 12時42分55秒 | 開催予定
次回のてつカフェはいろいろといつもとは違う形で開催します。
まず日程ですが土曜日ではなくて11月19日の日曜日に開催となります。
時間も違います。
14時00分~16時00分に開催します。
そして会場も違います。
昔よく使っていた「A・O・Z(アオウゼ)」での開催となります。
最近よく使わせていただいているのは「福島市市民活動サポートセンター」ですが、
その「ふくサポ」が11月19日に「A・O・Z(アオウゼ)」において、
「ふくしま市民活動フェスティバル2017」という催しを開くそうなんです。
日頃お世話になっている「ふくサポ」ですので、恩返しというわけではありませんが、
そのフェスティバルに協力することになりまして、
フェスティバル内でてつカフェを行うことになりました。
というわけで日時や会場がいつもと異なるわけです。
せっかくの機会ですので、それにちなんだテーマを立ててみました。

てつがくカフェ@ふくしま2017.11.19.
【テーマ】「市民には何ができるか?」
【日 時】2017年11月19日(日)
     14:00~16:00
【場 所】A・O・Z(アオウゼ)
     MAXふくしま4階 小会議室1
【参加費】無料
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp


思い起こせば今は亡き旧民主党の結党当時(1996年)のキャッチフレーズが、
「市民が主役の民主党」でした。
国民や公民の概念に代わって市民がクローズアップされるようになってきたのが、
20世紀末のこの時期だったと言えるのではないでしょうか。
NPO法(特定非営利活動促進法)が制定されたのもこの時期(1998年)でした。
その後、市民活動や市民運動は隆盛になってきているようにも見えますが、
でははたして「市民が主役」の世界は実現されたのでしょうか?
2001年の9.11や2011年の3.11後の世界を見てみると、
市民は国家や大企業に翻弄されるばかりで、
ちっとも主役扱いしてもらっていないようにも思えます。
はたして市民は何者で、何ができ、何をなすべきなのでしょうか?
今回は「市民とは何か?」のように哲学的な問いは立てず、
「市民には何ができるか?」という実践的な問いを立ててみましたが、
この問題を考えていく上で、市民とは何か?、市民活動とは何か?、その存在意義は?、
といった根源的な問いについても考えていく必要が出てくるかもしれません。
もちろん「てつがくカフェ@ふくしま」も市民活動のひとつなわけですから、
自分たちの活動自体を問い直す場面も出てくることでしょう。

というわけで、11月は市民や市民活動について語り合います。
「てつがくカフェ@ふくしま」は初参加の方でも気軽に、対等に、
安心して何でも話し合える場です。
皆さまのご来場をお待ち申し上げております。
日にち(曜日)、時間、場所をお間違えなく!