てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

第9回本deてつがくカフェのご案内―宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」

2016年12月05日 14時21分16秒 | 開催予定
           

【課題図書】 宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」
【日 時】 2016年12月18日()16:00~18:00
【場 所】 チェンバおおまち3階 福島市市民サポートセンター A-2会議室 (福島市大町4-15)
【参加費】 100円(珈琲などを準備させていただきます)
【事前申し込み】 不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】 fukushimacafe@mail.goo.ne.jp


本deてつがくカフェとは
「本deてつがくカフェ」とは、あらかじめ課題図書を選定し、事前にそれを参加者全員が読んできて、その作品に含まれる哲学的テーマについて語り合う会です。文学鑑賞会とはちがい、作品論や作家論を論じ合うのではなく、その作品が取り上げている哲学的テーマについて、対話を通じて掘り下げていこうとする試みです。

今年最後のてつがくカフェ@ふくしまは、久々の本deてつがくカフェです。
課題図書は宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」。
一言でいえば、火山活動を人間の科学力でコントロールできるか、というのがこの物語のテーマです。
もう、おわかりでしょう。
「3.11」後の科学を考えるのにうってつけの童話です。
しかし、そこはさすが宮沢賢治、一筋縄ではいきません。
そもそも人間が科学の力に幸福を求めたのはなぜだったのか。
東北に生まれ生きた賢治の洞察から書かれた同書を読みながら、そのことを考えさせられずにはいられません。
そして、小松左京『日本沈没』や映画『アルマゲドン』を思い起こさせるような「犠牲」の問題。
科学者としての賢治と宗教家としての賢治。
これらのあいだを私たちはどのように生きましょう?

お茶を飲みながら聞いているだけでもけっこうです。
飲まずに聞いているだけでもけっこうです。
通りすがりに一言発して立ち去るのもけっこうです。
わかりきっているようで実はよくわからないことがたくさんあります。
ぜひみんなで額を寄せあい語りあってみましょう。


てつがくカフェって何?てつがくカフェ@ふくしまって何?⇒こちら

てつがくカフェの進め方については⇒こちら

世話人一同

第2回てつがくカフェ@あいづのご案内

2016年12月03日 09時05分05秒 | 開催予定
てつがくカフェ@あいづさんからのお知らせです。
第2回の開催が告知されました。
冬ごもり直前の奥会津・三島町へ皆さんで集いましょう!




【テーマ】おいしいってなんだろー?
【日 時】12月10日(土)  15:00~17:00
【場 所】つるのIORIカフェ
大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平888(早戸温泉つるの湯隣り)
【参加費】 飲み物代 300円(コーヒーまたはほうじ茶)
【事前申し込み】不要(直接会場へお越しください)
【お問い合わせ】つるのIORIカフェ  TEL 0241-42-7355
        ✉ t.ioricafe@gmail.com


『おいしい』から連想するのは、どんなことですか?
好物の食べもの、誰かと囲む食卓、ひとり静かに燻らす煙、、、
炎天下の清流や波打つ稲穂、黒々と耕された大地を思い浮かべるかもしれません。

あるいは、うまいことやりやがったあいつの顔 とか。

わたしたちにとって、おいしいってなんなんでしょう。
1回の食事も満足に摂れない人がまだまだいる中で、おいしいって必要なんでしょうか。

おいしいから得る何か、おいしいために失われる何か。
ふだんは考えないような『おいしい』のことを、ゆっくりみんなで考えてみましょう。

《世話人》小松今日子  荒川信一  林 裕文