てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

第2回アートdeてつがくカフェのご案内 ―unico file.01 伊藤峰尾―

2015年10月30日 07時17分02秒 | 開催予定



【テーマ】 unico file.01 伊藤峰尾
【日 時】 11月22日(
      15:30~17:30 ギャラリートーク&哲学カフェ
【場 所】 はじまりの美術館 耶麻郡猪苗代町新町4873
      TEL/FAX 0242-62-3454
【参加費】 1,000円(ワンドリンク&お菓子+美術館観覧料)
【事前申し込み要事前申込
館内カフェの定員が20名程度ですので、お名前とメールアドレスがわかる内容で、以下の【問い合わせ先】に参加申し込みを事前にメールでお送り下さい。
【問い合わせ先】 fukushimacafe@mail.goo.ne.jp


いよいよ、てつがくカフェ@ふくしまも美術館での開催が実現しました
しかも、今回は出張てつカフェです
今回お世話になる「はじまりの美術館」は、2014年6月1日に猪苗代町に開館し、築130年の蔵を改築した美術館です。



ところで、この美術館は「アール・ブリュット」をコンセプトにしています。
美術館のホームページによると、「アール・ブリュット(ArtBrut)とは、フランスの画家ジャン・デュビュッフェ(JeanDubuffet 1901-1985)によって考案された言葉で、伝統や流行、教育などに左右されず、自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術のことを指します。加工されていない生(き)の芸術という意味で、英語ではアウトサイダー・アートと称されています」とのことです。

さて、今回はこの「はじまりの美術館」で伊藤峰尾氏の作品について哲学カフェを試みます。
今回の企画展について、美術館のホープページでは以下のように説明されています。
「伊藤は、自分自身の「名前」を練習し続けています。
その手から生まれるひとつひとつの「名前」はすべて微妙に違うかたちをしており、それらが集合することで文字はもはや文字であることをやめ、より大きなうねりとなります。
絵画の制作にも精力的に取り組んでおり、潔い伸びやかな線と、人や花といった対象物の脱力してしまうような表情が魅力です。
*unico file は、安積愛育園創作プロジェクトunico(ウーニコ)のなかから毎回1名を選抜し、個展の開催と図録の発行・アーカイブをするものです。」


アートdeてつがくカフェとは、アート作品を参加者たちが鑑賞し、そこから浮かび上がる哲学的なテーマについて哲学的に語り合う場です。
今回は猪苗代町での開催ということもあり、福島市近辺の方々には不便と思われますが、多くの方々にご参加いただき、伊藤峰尾氏の作品をめぐって哲学してみたいと思います。
いっしょに「芸術の秋」を哲学的に語らいましょう

第8回シネマdeてつがくカフェのご案内―『天皇と軍隊』―

2015年10月23日 19時52分30秒 | 開催予定
                   

【上映作品】 渡辺謙一監督作品『天皇と軍隊
【日 時】 11月7日(土)
      上映時間  18:30~20:00
      哲学カフェ 20:00~21:20
【ゲスト】 渡辺謙一 監督 
      藤野美都子 氏 (福島県立医大教授)
      二瓶由美子 氏(桜の聖母短期大学教授) 
【場 所】 フォーラム福島(福島市曽根田町7-8・℡024(533)1717)
      公式サイト http://forum-movie.net/fukushima/
【事前申し込み】 不 要
     (直接会場にお越し下さい。上映後、そのまま哲学カフェに参加できます。)
【 問い合わせ先】 fukushimacafe@mail.goo.ne.jp


「at Home」deてつがくカフェの興奮冷めやらぬ(報告も書き終わらぬ)間に、なんと立て続けに第8回シネマdeてつがくカフェの開催が決まりました
今回は渡辺謙一監督作品の「天皇と軍隊」です。
作品内容に関しては、「天皇と軍隊」ホームページより以下の文章を引用させていただきます。

冷戦期アメリカの庇護のもとで、日本は第二次世界大戦の荒廃から経済的復興を遂げた。
ソ連の崩壊、中国の市場開放、欧州統合とグローバリゼーションの波は、日本の政治に舵を切らせた。
世界の中の日本のプレゼンスを高めるための“国際貢献”である。
日本は矛盾と曖昧さの国であるとよく言う。
憲法一つをとってもその矛盾は見てとれる。
自衛隊の存在と、戦争および軍の保持を禁じた9条。
主権在民と天皇の地位の曖昧さ。
本作はこれら3本の軸と言える、9条、天皇そして軍隊について、天皇の貴重な映像をはじめ世界中から集めたアーカイブと、いまや鬼籍に入った政治家の田英夫や中川昭一など国内外の論客による秘蔵インタビューを交え、日本の戦後史を問い掛ける。
戦後70年の2015年、敗戦後、日本のたどった歴史をあらためて考えさせられる海外発の注目作である


本作品はフランスに日本の憲法と天皇を紹介する意図で制作されたそうです。
従いまして、日本語を話す人以外の部分は字幕スーパーです。
われわれ世話人は、この作品を事前に拝見させていただきましたが、戦後日本と憲法9条の歴史をとてもわかりやすく描くと同時に、単純な賛成/反対の枠組みで割り切れない「日本人とは何か?」という問いを我々に突きつける映画だという感想を持ちました。
職場でも家庭でも憲法や天皇制について語りにくいという方々には、ぜひ「哲学カフェ」という言葉の自由が開かれた空間で、思いのままに語り、考え合っていただきたいと思います。

なお、本作品上映に当たっては、以下の日程でも渡辺監督のトークショーが予定されています。こちらもぜひ参加されることをお勧めします。

○11/7(土)10:00~上映/11:40~12:30 トーク(対談:木村真三さん)
○11/8(日)10:00~上映/11:40~12:30 トーク

《シネマdeてつがくカフェとは》
シネマde哲学カフェとは、映画作品を参加者たちが鑑賞し、そこから浮かび上がる哲学的なテーマについて哲学的に語り合う場です。


お茶を飲みながら聞いているだけでもけっこうです。
飲まずに聞いているだけでもけっこうです。
通りすがりに一言発して立ち去るのもけっこうです。
わかりきっているようで実はよくわからないことがたくさんあります。
ぜひみんなで額を寄せあい語りあってみましょう。

≪はじめて哲学カフェに参加される方へ≫
てつがくカフェって何?てつがくカフェ@ふくしまって何?⇒こちら

てつがくカフェの進め方については⇒こちら

佐々木光洋さんの民報サロン「カフェ巡り」

2015年10月20日 22時33分55秒 | メディア掲載
第4回シネマdeてつがくカフェ(「ある精肉店のはなし」)の際に、ゲストとしてお招きした「ささき牛乳」代表取締役の佐々木光洋さんは、ただいま福島民報新聞に掲載される「民報サロン」の執筆者のお一人です。
以前書かれた記事がとても素敵だったので感心させられていたところ、なんとこのたび、そこに「カフェ巡り」と題して、てつがくカフェ@ふくしまをご紹介下さいました

地域に根づく哲学カフェを目指してきた私たちとしましては、こうして地域の文化人である佐々木さんに、地元新聞で紹介していただきましたことは、たいへん光栄なことです。
佐々木さん、誠にありがとうございました
今後も、またご一緒に活動できる機会を楽しみにしております。


第7回シネマdeてつがくカフェのご案内―『at Home』―

2015年10月10日 15時44分43秒 | 開催予定
【緊急告知】蝶野博監督&脚本家・安倍照雄氏&プロデューサー・三宅はるえ氏が
      哲カフェに緊急参戦してくださることになりました!!




【上映作品】 『at Home
【日 時】 10月18日(
      上映時間  14:00~16:00
      哲学カフェ 16:15~18:00
【場 所】 フォーラム福島(福島市曽根田町7-8・☎024(533)1717)
      公式サイト http://forum-movie.net/fukushima/
【事前申し込み】 不要 (直接会場にお越しください。上映後、そのまま哲学カフェに参加できます。)
【問い合わせ先】 fukushimacafe@mail.goo.ne.jp


《シネマdeてつがくカフェとは》
シネマde哲学カフェとは、映画作品を参加者たちが鑑賞し、そこから浮かび上がる哲学的なテーマについて哲学的に語り合う場です。


(以下、「まさおさまのなんでも倫理学」(2015年9月8日記事)からの引用)
1年前に映画化の情報をお伝えしていた 『at Home』 が先月末よりいよいよ公開になりました。
原作が大好きな小説だったのでものすごく楽しみにしていましたが、公開まで予想以上に待たされてしまいました。
公式サイトを見に行っても、キャストだけは決まっているものの、いつ完成するのかも含めてほとんど情報はありませんでしたし、(私の1年前のブログ記事が映画化を待ち望む世間の声として紹介されたりしていました)どうなることかとちょっと心配していましたが、とうとうロードショーを迎えました。

と喜んだのも束の間、8月22日より全国公開というのに、福島では 「フォーラム福島」 でも 「イオンシネマ」 でもいっこうに上映される気配がありません。
どうなっているのだと 「フォーラム福島」 の支配人、阿部さんに問い質しに行ってしまいました。
いつも 「シネマ de てつがくカフェ」 を一緒にやらせていただいている仲ですので、わりと気軽にいろいろな相談を持ち込めるのです。
お聞きしてみると 『at Home』 は単館系の映画なのでいずれフォーラムで扱うはずだけれど、
先月末の段階で、今のところまだ上映予定は立っていないとのことでした。
爆発的にヒットするような大作でもなく、といって通好みのいかにもフォーラムっぽい作品でもなく、
フォーラム全体として (フォーラム福島だけではなく) ちょっと扱いに困っているとのことでした。
だとするとまさしく 「てつがくカフェ」 の出番じゃないですか。
ぜひ一緒にやりましょうということで、
その場で 「シネマ de てつがくカフェ」 の開催を決めてしまいました。

その後の日程調整の結果、10月18日 (日) に開催することになりました。
いつもと同じく14時から映画上映、16時過ぎからシネマカフェという感じのスケジュールになります。
詳細が決まりましたら、また 「てつがくカフェ@ふくしま」 のブログでご案内いたします。
「家族の絆とは何か?」 を深く語り合うことのできるてつカフェになるでしょう。

それにしてもあの原作がどんなふうに映画化されたのでしょうか?
原作は文庫本に4つの話が掲載されている短編集のうちの1本です。
その短い物語がどのように2時間の映画に仕立てられているのか。
予告編を見てみたところ、この特殊な家族が作り上げられていくプロセスから描かれているようです。
主人公も小説のように長男ではなくお父さん役の竹野内豊に変えられ、
家族の設定も少しずつ小説とは変更されているようです。

いずれも望むところです。
今作に関しては原作の忠実な映画化よりも、原作の奇抜な設定を活かしつつ、そこからどう豊かに1本の映画へとふくらませていったのかを期待したいと思います。
すでに東京でこの映画を見てきた人からは、胸を衝く感動作であったとのご報告を受けました。
映画を見るのが楽しみですし、そのあとのてつカフェも待ち遠しいです。
ぜひ皆さま、10月18日は 「シネマ de てつがくカフェ」 にお越しください。