てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

てつがくカフェ@ふくしまの対話のルール(改訂案)

2017年07月22日 01時06分24秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
「てつがくカフェ@ふくしま」が 2017年6月より再出発を期すにあたって、

「趣意書」と「てつカフェの進め方」を改訂したいと思っておりましたが、

なかなかその余裕がなく、改訂案を提示することのないまま、

会だけは再開してしまっておりました。

やっと前期の授業が終わって、とりあえず「進め方」の改訂案を考えてみました。

明日のてつカフェで皆さんにお見せして、今後いろいろとご意見を賜りながら、

新しいてつカフェにふさわしい Constitution に練り上げていきたいと思います。

4月の議論を承けて「趣意書」よりもこちらのほうが Constitution な気がしたので、

「進め方」ではなくストレートに「ルール」と名づけてみました。

その点も含めてご意見を賜れればと思います。

1の「自由」と2の「安心」の項目は以前の「進め方」にはなかったものです。

参加者の皆さまからのご意見をおうかがいして、

3の「対等」や4の「対話」という要素よりも大事なのではないかと思い、

冒頭に掲げることにしました。

「進め方」の中にあった「ファシリテーター」に関する項目は、

「進め方」であれば必要であったかもしれませんが、

「ルール」の中に書き込むことではないような気がしたので削除してみました。

ぜひ「進め方」と見比べてみて、やはりこれは落とすべきではないのではとか、

優先順位はこちらのほうが先ではないかとか、

あるいは、どちらにも書かれていないけれどもこんなことも必要なのでは等、

何でもご意見を「自由」に「安心」してお知らせください。

けっして世話人の意見が優越することなく「対等」に、

皆さまとの「対話」を通じて決めていきたいと思います。

ただしこれに関しては無限に「考え続ける」のではなく、

ある時点で「結論」を出したいと思っておりますので、

ご意見はメッセージやコメントやメールを通じてお早めにお知らせください。



【てつがくカフェ@ふくしまの対話のルール(改訂案)】

1.哲学カフェは自由な対話の場です。

1-1.考えるだけなら自由です。人間は無限に何でも思考することが可能です。
1-2.「てつがくカフェ@ふくしま」では、皆さんが考えたことを何でも自由に話すことができます。
1-3.場の雰囲気に迎合することなく、誰の意見に対してもいくらでも反論してかまいません。

2.哲学カフェは安心して話し合える場です。

2-1.誰かの意見に反対するのは自由ですが、その人を人格的に否定してはいけません。
2-2.他の人の意見は最後まで聞き、できるかぎり正確に理解するよう努力しましょう。
2-3.発言を強要されることもないので、人の意見を聞いて考えているだけでもかまいません。

3.お互いに対等な立場で話し合ってください。

3-1.哲学カフェに集う人々は老若男女さまざまあれど、それぞれがそれぞれの経験を有する同じ人間どうし、対等な立場で話し合ってください。
3-2.参加者の中に例えば上司と部下、教師と教え子等がいたとしても、この場では上下関係は忘れて対等な参加者として話し合い、「○○先生」など敬称をつけて呼ぶのもやめましょう。
3-3.哲学その他に関する専門知識があるかないか、多いか少ないかということを争う場でもありません。どうしても専門用語を用いる場合は皆さんにわかりやすく説明してあげてください。

4.独白の応酬ではなく、対話となるように努力しましょう。

4-1.皆さん最後まで聞いてくださいますが、あなた一人の独演会となってはいけないので、話はわかりやすくできるだけ簡潔にまとめるようにしてください。
4-2.他の人の意見に触発されてあなたが新たに何を考えたのかを皆さんにシェアしてください。
4-3.相手に対して質問を投げかけることによって、論点を明確にしたり、お互いの共有点や相違点を確認するようにしましょう。

5.哲学カフェでは結論を出すことよりも、それぞれの思考の深まりを大事にします。

5-1.無理に結論を出さなくてもいいし、みんなで合意できなくても一向にかまいません。
5-2.話せば話すほどわからなくなってもかまいません。一人一人の考えが深まればOKです。
5-3.今日のこの場で議論は終わりではありません。解散後もずっと考え続け、議論を継続していただければと思います。


以上です。

ご検討のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。


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