てつがくカフェ@ふくしま

福島市で哲学カフェをゆるゆるやってます。専門知識はいりません。
身近な哲学的問題をみんなで考え語り合いましょう!

てつがくカフェ@ふくしま2021.5.22. 「親の呪いは解けるのか?」

2021年04月18日 11時47分24秒 | 開催予定
今回も会場とオンラインでの同時開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.5.22.
【テーマ】「親の呪いは解けるのか?」
【日 時】2021年5月22日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター B会議室

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





前回同様、会場参加の方は直接会場までお越しください。

オンライン参加の方は、問い合わせのメールまでお知らせください。

※会場の都合上、てつカフェ後のオンラインによるアフタートーク(交流会)は開催いたしません。



さて昨年の8月「嫁姑問題」をテーマにしましたが、

今回は親子問題について語り合いたいと思います。



まず親子問題がニュースで取り上げられた際に、

近年見聞きするようになったのが「毒親」という言葉です。



「毒親」とは、過干渉や暴言・暴力などで、子どもを思い通りに支配したり、

自分を優先して子どもを構わなかったりする「毒になる親」の略語です。



こうしたひどい親によって被害を受け苦労した体験を語った書籍や漫画は多く

「毒親もの」という一つのジャンルを形成しています。



ここ数年で定着してきた言葉ではありますが、

古くから映画や漫画などで「毒親」のキャラクターは登場していました。



『鉄腕アトム』(1952):幼くして事故死した息子への思いからアトムを製作するも、成長しないロボットを息子と思えずサーカスに売る天満博士

『巨人の星』(1966):幼い息子に対して野球のスパルタ教育をする星一徹

『キャリー』(1976):娘に女の子らしい知識も楽しみも与えない狂信的クリスチャンの母親

『イグアナの娘』(1994):娘が「醜いイグアナ」にしか見えず愛することが出来ない母親

『家なき子』(1994):ヒモ生活を送り飲んだくれて娘を虐待する父親

『新世紀エヴァンゲリオン』(1995):幼い息子を10年近く親戚に預け育児放棄した碇ゲンドウ

『塔の上のラプンツェル』(2011):生後間もない主人公を誘拐し、18年間塔に幽閉して、外に出ないように洗脳する魔女ゴーテル

『輪るピングドラム』(2011):娘の身体を「醜い」と嘆き人体改造する父親



また実体験をもとにした「毒親の言動のあるある」が

こちらのサイトにまとめられていましたので、

抜粋してみました。


1.「〇〇のせいで、最悪」など仕事のストレスやほかの家族の不平不満をぶつける

2.「自分が一番つらい」など被害者意識が高い(悲劇のヒーロー/ヒロイン)

3.「あなたのため」という理由をつけて自身の行いを正当化し、コントロールする

4.「お前は◯◯して、恥ずかしい」など世間体第一

5.「子どものくせに生意気だ」など意味の無い反省を促す(子どもの権利は無視/親としての立場を都合よくとらえている)



ここまでの話で、

「しょせんは親の愚痴とか価値観の押し付けでしょ?」

「そんなのどこにでもある話」と捉えている方がいるかもしれません。



あるいは過去「毒親」について相談された際に

「そんなこと気にするな」

「考えすぎ」

「昔のことなんだから忘れちゃえば?」

「子どもを愛さない親はいない」

「世話になった親を嫌うなんておかしい」

「許して和解すべきだ」

といった慰めや助言をした方がいるかもしれません。



残念ながら上記のような発言は、

相談者からは感謝されないどころか、

逆にやってはいけないとして

毒親と毒親に無理解な人」のサイトで紹介されています。

※毒親の生態を知らない人からの雑音としてシャットアウト(無視)して良いとのアドバイスがされています。




こうした毒親の言動や

周囲に理解されない環境によって

精神的にも肉体的にも

辛い思いをしている子どもたちはいます。




「だからといって“呪い”とか大層なこと言い過ぎ」という方もいるかもしれません。

ですが、上記で紹介した毒親の言動はあくまでも「親の呪い」の一部に過ぎません。



親からDVを受けて育った子どもが、大人になって子どもにDVを行うといった

負の連鎖も「親の呪い」といえます。



また親が犯した罪のせいで子どもが苦労することも「親の呪い」といえます。

この犯罪がニュースやワイドナショーで取り上げられ

事件が世の中で有名になればなるほど

その呪いは強力なものになっていきます。
(例:地下鉄サリン事件や和歌山毒物カレー事件の加害者側の家族など)




「毒親の言動」「親からのDV」「親の犯罪」

これらは過去の負債として

今を生きる子どもたちを苦しめる

まさしく「呪い」といえます。



「親の呪い」は現代の呪いとして、

SNSや掲示板、コラム漫画などの媒体を通じて

人格や家庭環境に様々な影響を与えていることが拝見出来ます。



・大人になっても親から解放されずに生きづらさを感じている人

・親を許せず、いつまでも怒りや憎しみを抱えている人

・自己肯定感が低く無力感に苛まれながら愛を渇望している人

・親子関係が修復できずに悩む人

・逆に「呪い」を「活力」に変えた人

・親と縁を切った人





他方で、「人を呪わば穴二つ」というように
(人に害を与えようとすれば、やがて自分も害を受けるようになるというたとえ)

親も自身がかけた「呪い」に苦しめられているのかもしれません。



さらに、親と子が呪い呪われる関係性は、

一世代だけの話ではなく、さらに前の世代からの

いわば「呪いの系譜」が続いていることも考えられます。




上記以外でも当日は「親の呪い」に関する様々な問いの設定から

皆様と一緒に考えたいと思います。




なお、当日参加を予定している方につきましては

当ブログに掲載されております

【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえで

ご来場いただければ幸いです。



「てつがくカフェ@ふくしま」は

親の呪いについて考えたことがある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。
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てつがくカフェ@ふくしま報告2021.4.17. 「翻訳はどこまで可能か?」

2021年04月18日 08時00分00秒 | 定例てつがくカフェ記録
4/17(土)に開催された定例てつがくカフェについて

世話人の石井が報告させていただきます。

今回は初めての試みとなる会場&オンラインの同時開催となりました。

会場には14名、オンラインでは2名の

計16名の方にご参加いただきました。



会場の方には演台のパソコンの前まで来て発言していただき、

オンラインの方にはzoomを通して会場のホワイトボードを見ながら発言していただくという、

お互いの声を収音スピーカーで届けて対話を成り立たせるといった

ハイブリッドな形式でのてつがくカフェとなりました。








参加者の方の発言の一部をご紹介いたしますと

・完全に翻訳することは不可能だが、ある程度のニュアンスや思いは伝えられる

・翻訳に正解はないと思う

・「エモい」などの若者言葉は、翻訳して意味は理解できるが使いこなせない

・医学書や説明書などは完全な翻訳が求められる(誤訳が認められない)

・関西弁のフランクな敬語(~しはる)を標準語に翻訳することは難しいので妥協している

・翻訳は言葉を選ぶ作業で、(誰かに伝える以上)コミュニケーションは必要
→グーグル翻訳(AI)は、人間とコミュニケーションを取っていないでは?

・固有名詞や数学、物理学などは翻訳不要といえるのではないか

・「カワイイ」や「もったいない」などの言葉が海外に輸出され、新しい概念として広がっている
→果たして、日本人の使う意味と同義で使われているのか?

・日本は昔の言葉を知るのに古語辞典が必要など欧米に比べて、言葉の変化が激しい。

・翻訳の良しあしはどこで判断しているのか?

・歌詞や俳句や詩は翻訳するとリズム感やテンポが失われるので、どこまで原語の美しさを共有できるか疑問

など様々な意見があり、 議論が活発に行われました。






さて、今回の開催では

会場とオンラインを繋げて対話するという

初めての試みを行いましたが、

参加された皆様には色々とご不便をおかけしたことかと存じます。



しかし次回につきましても、

今回の反省を踏まえた上で

会場参加とオンライン参加のハイブリッド形式で

てつがくカフェを開催したいと思います。



設備と予算と会場の都合上、出来ることは限られてはおりますが、

様々な方に対話の空間を提供できるよう今後も努めて参ります。



次回のてつがくカフェは、

5月22日(土)16時から福島市市民活動サポートセンターで行います。


なお会場参加にあたっては、新型コロナウイルス感染症の感染対策のため、

マスク着用の上、ご来場いただきますようお願い致します。


テーマは「親の呪いは解けるのか?」です。

それでは皆様また次回の「てつがくカフェ」でお会いしましょう。
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てつがくカフェ@ふくしま2021.4.17. 「翻訳はどこまで可能か?」

2021年03月23日 14時17分53秒 | 開催予定
今回は久しぶりに対面での開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.4.17.
【テーマ】「翻訳はどこまで可能か?」
【日 時】2021年4月17日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター 多目的ホール

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





オンラインでの開催が続いていたてつがくカフェですが、

4月からは感染症対策を実施しながら従来通りの対面による開催でいきたいと思います。

なお、今回対面のてつカフェの場に、

オンラインでの参加もできるような準備をいたしましたので

オンラインなら参加したいという方がいらっしゃいましたら、

あらかじめメールでお知らせください。

※会場の都合上、てつカフェ後のオンラインによるアフタートーク(交流会)は開催いたしません。


さて、今回も参加者から募ったテーマの中から「翻訳」を選ばせていただきました。


まず「翻訳」を辞書で引くと下記の内容が記述されております。

1.ある言語で表された文章を他の言語に置き換えて表すこと。また、その文章。「原文を翻訳する」

2.符号やわかりにくい言葉、特殊な言葉などを一般的な言葉に直すこと。「技術用語を翻訳して説明する」

3.細胞質内にあるリボゾーム上で、運搬RNA(リボ核酸)が、伝令RNAの遺伝情報としての塩基配列を読み取り、それに対応するアミノ酸を運んでたんぱく質に合成する過程。


上記3つのうち、「1」の意味でテーマを設定いたしました。

つまり“ある言語で表現されている文を、他の言語になおして表現することはどこまで可能なのか”

という問いについて皆様と考え、語り合いたいと思います。



翻訳に似た言葉に「通訳」がありますが、こちらを辞書で引くと

1.異なる言語を話す人の間に立って、双方の言葉を翻訳してそれぞれの相手方に伝えること。また、その人。「ドイツ語を通訳する」「同時通訳」

とあります。

(手話の話者と音声言語の話者の間に入って双方の言葉を変換することも通訳と呼ばれます)

異なる言語間の仲介を果たすという意味で同列に語られる場合がありますが、

翻訳の対象は「書記言語(テキスト)」であるのに対して

通訳の対象は「音声言語(会話)」なので、技能的には全くの別物といえるのではないでしょうか。



また、翻訳家は「translator(トランスレイター)」と呼ばれるのに対し、

通訳は「interpreter(インタプレター)」と呼ぶなど

別の専門性を持つ職業として区別されていることが分かります。


さらに翻訳家といってもその種類は様々で、

小説や書籍などを翻訳する「文芸翻訳」

学術論文などの翻訳を行う「実務翻訳」

海外映画やドラマなど映像作品の日本語字幕をつける「映像翻訳」

の主に3つの分野があるそうです。


日本で有名な翻訳家というと、

「スター・ウォーズシリーズ」など数多くの有名ハリウッド映画作品の翻訳を手がけた戸田奈津子氏や

『グレート・ギャツビー』『ライ麦畑でつかまえて』などアメリカ文学の有名な翻訳家でもあり、

自身も小説家として活躍する村上春樹氏が知られています。


しかし、有名だからといって必ずしも良い翻訳をするかといえばそうとも限りません。

逆に原作の意図を無視した意訳や原作の理解不足から起きた誤訳などで

原作ファンの怒りを買うこともあります。

【例】
『スター・ウォーズ エピソードⅠ』から 
「義勇軍」:戸田奈津子訳「ボランティア軍」(原語は「A Volunteer」)

『パイレーツ・オブ・カリビアン』から
「悪人、クズ、嫌な奴」:戸田奈津子訳「腐ったタマゴ」(原語は「bad egg」=英語のスラング)

※「ハリー・ポッターシリーズ」の日本語版も訳がひどいことで有名です



原文を正しく理解する理解力や訳文を作成するテキスト形成力は

翻訳家のスキルやセンスが要求されます。

そうした「言語感覚」はプロの翻訳家でもそれぞれ異なりますので

同じ文でも翻訳する人が変われば読者が受ける印象は全く変わります。



一つ例を挙げますと、

アメリカの小説家J.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』は、

“野崎孝”と“村上春樹”が日本語訳していますが、

同じ文でも下記の様な違いが見られます

※主人公のホールデンが母親から送られたスケート靴についてコメントするシーン

〈野崎訳〉
 おふくろは見当違いのスケート靴を買ってよこしたんだけどさーー僕は競走用のスケートがほしかったのに、おふくろはホッケー用のを買ってよこしたんだーーしかし、それにしてもやっぱり悲しくなっちまった。僕はひとから贈物をもらうと、しまいには、そのためにたいてい悲しい思いをさせられることになる。

〈村上訳〉
 もっとも母が送ってくれたのは間違ったスケート靴だった。ほしかったのはレース用のシューズなのに、送ってきたのはホッケー用のやつだった。でもどっちにしても、けっこう哀しい気持ちになった。誰かに何かをプレゼントされると、ほぼ間違いなく最後には哀しい気持ちになっちゃうんだよね。



両者の文章を比較すると

読みやすさや主人公の気持ちの伝わり方などに違いがみられます。



上記以外でも当日は「翻訳」に関する様々な問いの設定から

皆様と一緒に考えたいと思います。



なお、当日参加を予定している方につきましては

当ブログに掲載されております

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえで

ご来場いただければ幸いです。



「てつがくカフェ@ふくしま」は言葉の壁を感じたことがある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。
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てつがくカフェ@ふくしま特別編2021 報告「コロナ禍の中でいま震災・原発事故の〈教訓〉を問い直すー〈3・11〉から10年、私たちは何を聴き、語るべきかー」

2021年03月14日 08時30分00秒 | 〈3.11〉特別編記録
3月13日(土)オンラインで開催された

てつがくカフェ特別編2021について世話人の石井が報告させていただきます。


新型コロナウイルス感染症の影響もあり

ここ最近はオンラインで開催しておりましたてつがくカフェですが、

zoomの様子を録画したり、参加者の発言をメモしたりといった

記録を残すことはしておりませんでしたが、

今回の特別編から参加者の意見を

「マインドマップアプリ」で打ち込みながら

上記ツールを画面共有して進めさせていただきました。





震災から10年という節目の年ということもあって

オンライン開催にもかかわらず

20名の方にご参加いただきました。


ここで参加者の方の発言の一部を抜粋して紹介させていただきます。

【3.11の教訓について】
「果たして教訓は得たのだろうか?」
→震災以降、国や行政、政治家、マスコミ、学者への不信感が増した
→風評被害は、依然としてコロナ禍でもある
→10年間で貧富の格差はさらに拡大した

「教訓とは何か?」
→政府にとっての教訓=「何とか今をやりすごせばいい(問題の先送り)」ということでは?
→個人的な教訓としては、自分が被災者・被害者になったらと考えるようになった
→国際的な教訓として、ドイツなどでは国家レベルでフクシマの教訓を活かしている

「未来に向けての教訓」
→津波に関する教訓は伝えられているが、原発事故に関する教訓が伝えられていない (津波の恐怖は映像や写真で伝えられる=教訓として残る)

【コロナ禍との関係】
「震災との共通点」
→「これはホントなのか?」=政府の発表、マスコミの報道を疑問視 (福島原発で水素爆発が起きたことを政府と東電が情報を隠していた)
→コロナ禍になって震災の話をできる場がなくなった

【震災・原発事故の忘却】
→「忘れてしまわないようにしよう」という想いもあるが、忘れてしまう方にも共感できる
→被災者への接し方として「触れないようにする?/無理にでも聞いてみるべき?」(震災の体験を根掘り葉掘り聞いても良いのかという遠慮)

【温度差の問題】
→普遍的問題 (アイヌ・沖縄・LGBT・在日コリアンetc.)として、当事者・被災者・被災地と第三者には温度差がある
→(震災等の)話の席で居心地の悪さを感じる
→「寄り添う?」という言葉が安っぽく使われてしまっている
→当時から福島に住んでいるが放射能被害だけで、津波の被害はなかった(被災者意識があまりない)



さて、次回は4月17日(土)16時から

福島市市民活動サポートセンターで開催いたします。

また参加にあたっては、新型コロナウイルス感染症の感染対策のため、

マスク着用の上、ご来場いただきますようお願い致します。

テーマは「翻訳はどこまで可能か?」です。

それでは皆様また次回の「てつがくカフェ」でお会いしましょう。
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てつがくカフェ@ふくしま特別編2021 「コロナ禍の中でいま震災・原発事故の〈教訓〉を問い直すー〈3・11〉から10年、私たちは何を聴き、語るべきかー」

2021年02月20日 13時23分50秒 | 開催予定
今年のてつカフェ特別編はオンライン開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.3.13.
【テーマ】「コロナ禍の中でいま震災・原発事故の〈教訓〉を問い直す 
      -〈3・11〉から10年、私たちは何を聴き、語るべきか-」
【日 時】2021年3月13日(土)
     16:00~18:00 オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp






新型コロナウイルス感染症が国内で確認されて1年。

巨大津波と原発事故を引き起こした東日本大震災から10年。

そんなコロナ禍で迎える「3.11」まであと1か月弱と迫った2月、

福島県沖を震源地とする最大震度6強の

東日本大震災の余震とみられる大きな地震がありました。



この地震で10年前の震災を思い出された方も多いかと思います。



震災から10年

震災の記憶が風化し始め、

震災を知らない子どもたちが増える中で起きた

今回のコロナ禍での災害。



コロナ禍を通じて、私たちの生活は大きく変化した昨今

震災で学んだ教訓や、原発事故を契機に浸透した考え方(リスク対策)などを

あらためて問い、考え、語り合いたいと思います。



なおご参加にあたっては、

fukushimacafe@mail.goo.ne.jp 宛てに参加のご連絡をください。

折り返し「Zoom」会議のURLその他を送らせていただきます。

「Zoom」の場合、専用のアプリをインストールしたり、

「Zoom」のアカウントを作成したりしなくとも、

お使いのブラウザでご参加いただけるはずですが、

心配な方は専用アプリやアカウントをあらかじめご準備ください。



「てつがくカフェ@ふくしま特別編」は誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方でもお気軽にご参加ください。
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てつがくカフェ@ふくしま2021.2.20. 「応援とは何か?」

2021年02月01日 13時02分30秒 | 開催予定
今回もオンライン開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.2.20.
【テーマ】「応援とは何か?」
【日 時】2021年2月20日(土)
     16:00~18:00 オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp






前回のシネマdeてつがくカフェ終わりの

アフタートーク(Zoom飲み)で盛り上がった話題が「応援」だったことを受け、

2月は「応援」をテーマに皆様と語り合いたいと思います。



「応援」を辞書で引くと、

1 力を貸して助けること。また、その助け。「選挙運動の応援に駆けつける」「応援演説」

2 競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。「地元チームを応援する」「応援団」

と記載されています。




ポスターにも使用していますが、

一般的には「応援」と聞くと、

辞書の「2」に該当するスポーツの場面を思い浮かべる人が多いかと思います。




それほど、スポーツの世界と密接に結びついている「応援」ですが、

そうした特定の選手やチームに対する支持者や愛好者のことをファンといい、

サッカーに関しては、サポーターと呼ばれます。

ファンの語源はファナティック(fanatic)=狂信者、熱狂者であり、

サポーター(supporter)は支持者、支援者の意味ですが、

ことサッカーに関してはサポーターのほうが好きの度合いが高く、

本格的な感じがします。




そしてサッカーは11人の選手がピッチに立ちますが、

サポーターは“12番目の選手” と譬えられています。



選手やクラブを応援するためフラッグや横断幕を出し、

試合中に応援歌を歌い、チームカラーのグッズを身につけ、

ホームはもちろんアウェイの試合にもチームとともに遠征する

そんなサッカークラブにとって欠かせない存在であるサポーターは

確かに“12番目の選手” といえるかもしれませんが、

そもそも、なぜそこまで選手やクラブを応援できるのでしょうか?




サッカーに限らず、人が何かを応援する・したくなるという心理には

いくつかの要因があるように思えます。


①成功や勝利の疑似体験(感動や楽しさ、喜びや一体感)

②尊敬 ・憧れ(同世代のスーパースター)

③判官びいき・身内びいき(地元の弱小チーム)

④恋愛感情(異性の選手のおっかけ)

⑤利益・見返り(サッカーくじ"toto"の結果)


このほかにも、

いくつか応援の要因はあるかと思いますが、

しかし、そんな応援という行為が行き過ぎてしまうと

同調圧力や排他的思想へ至り、

やがて暴走してしまうこともあります。




2014年の流行語大賞にもノミネートされた「カープ女子」ですが、

往年のカープファンから「ルールもろくに知らない『にわか』」や

「強いとき※だけ応援するのはファンじゃない」と

急増するファンに対して批判する声もありました。

※2016~2018シーズン 広島カープはセ・リーグ三連覇


いわゆる筋金入りの「コアなファン」が、

世間の盛り上がりに乗じて振舞う人を「にわかファン」や「ミーハー」と

揶揄するのは「ラグビーワールドカップ」

「野球日本代表のWBC」「サッカーワールドカップ」で

日本代表が活躍すると見られる光景です。




同調圧力でいえば、

「『鬼滅の刃』ハラスメント」を略した「キメハラ」という言葉が誕生しています。

これは漫画「鬼滅の刃」がアニメ化、さらに映画化され社会現象化する中、

同作品に興味のない人や未視聴の方に

鬼滅の刃ファンが「見ようよ」と押し付けてくる行為や、

「興味がない」「知らない」「つまんない」と言わせない雰囲気を作るなどの

同調圧力への被害を投稿したSNSが話題になったことで

メディアにも取り上げられました。

※「アナと雪の女王」や「君の名は。」でも同じような現象は見られました。




またハンドボールやサッカー界では

「中東の笛」と呼ばれるアラブ諸国に有利な身内びいきの判定がしばしば問題視されることもあります。

試合日程や審判の判定がアラブ諸国に有利になるとされる事象ですが、

疑惑はあるものの証拠や検証が不十分なため、

「中東への差別や偏見を煽りかねない」といった意見もある一方で、

「中東の笛がある」と信じて、

中東勢との試合や審判に根強い不信を抱えるファンもいます。




他にも、ファンの暴走の事例として「フーリガン」が挙げられます。

サッカーの試合会場の内外で暴力的な言動をする暴徒化した集団のことを指す言葉ですが、

不甲斐ない試合に激高したファンがグラウンドにビール瓶を投げたり、

発煙筒や爆竹に火を点けて試合を中断させたりと問題になっています。




さらに記憶に新しい出来事として、

「連邦議会議事堂の襲撃」もトランプ大統領の支持者の暴走という

ある種「応援」の行き過ぎた形ともいえるのではないでしょうか。





また、「応援」の問題はファンだけのものでもありません。

逆に、ファンではなく応援される側(販売側)が

ファンの応援したいという気持ちを逆手に取った商法で批判される事例もあります。

とくに、「握手券」や「投票権」を特典に

ファンにCDを複数枚買わせようと誘導する手法が「AKB商法」と呼ばれ、

ファンの心理を巧みに利用した悪質な商法と音楽業界※でも批判されています。

※オリコンチャートは売上枚数で判断されるため、
 本当に流行している曲がランクインしているのか信憑性に欠けることが多くなったことで、
 アーティストのGACKT氏
 長渕剛氏は批判的な意見を述べています




上記以外でも「応援」についていろいろな観点があるかと思います。

応援したくなる人とならない人の違いとは?

withコロナ時代における「応援」とは何か?

応援は選手のパフォーマンスを高めるか?など

当日は様々な問いの設定から皆様と一緒に考えたいと思います。




なおご参加にあたっては、

fukushimacafe@mail.goo.ne.jp 宛てに参加のご連絡をください。

折り返し「Zoom」会議のURLその他を送らせていただきます。

「Zoom」の場合、専用のアプリをインストールしたり、

「Zoom」のアカウントを作成したりしなくとも、

お使いのブラウザでご参加いただけるはずですが、

心配な方は専用アプリやアカウントをあらかじめご準備ください。



「てつがくカフェ@ふくしま」は応援したことのある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。
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1月23日(土)シネマdeてつがくカフェオンライン開催への変更のお知らせ

2021年01月15日 11時50分17秒 | 開催予定
1月23日(土)に予定しているシネマdeてつがくカフェですが、

年明け以降コロナの新規感染者が急増している状況において、

対面によるイベントの開催は難しいとの判断から、

当日の映画鑑賞会を断念し、シネマdeてつがくカフェのみ

オンラインによる開催とさせていただければと思います。

どうかご了承のほどお願い申し上げます。


シネマdeてつがくカフェ2021.1.23.
【課題映画】『この世界の片隅に』
【日 時】2021年1月23日(土)
     14:00~16:00 映画鑑賞会 中止
     16:00~18:00 シネマdeてつがくカフェ オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp




昨年6月に行われたリモートdeてつがくカフェ以来のオンライン開催となります。

前回はオンライン会議ツールとして「Google Meet」を使用しましたが、

今回は「Zoom」が使えるようになりましたので、

前回よりも皆さん参加しやすくなるのではないかと思います。



なおご参加にあたっては、

各自課題映画である「この世界の片隅に」を鑑賞のうえ

fukushimacafe@mail.goo.ne.jp 宛てに参加のご連絡をください。

折り返し「Zoom」会議のURLその他を送らせていただきます。

「Zoom」の場合、専用のアプリをインストールしたり、

「Zoom」のアカウントを作成したりしなくとも、

お使いのブラウザでご参加いただけるはずですが、

心配な方は専用アプリやアカウントをあらかじめご準備ください。


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シネマdeてつがくカフェ2021.1.23.『この世界の片隅に』

2020年12月20日 12時15分33秒 | 開催予定
1月はシネマdeてつがくカフェを開催いたします。

課題映画は2016年に公開された作品『この世界の片隅に』です。

シネマdeてつがくカフェ2021.1.23.
【課題映画】『この世界の片隅に』
【日 時】2021年1月23日(土)
     14:00~16:00 映画鑑賞会 中止
     16:00~18:00 シネマdeてつがくカフェ オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp






2019年9月の『ショーシャンクの空に』以来となるシネマdeてつがくカフェですが、

前回同様、今回も同日に映画鑑賞会を行います。

映画鑑賞会およびシネマdeてつがくカフェのどちらも参加費無料となっております。

シネマdeてつがくカフェのみ参加の方は、各自映画を鑑賞の上ご参加ください。



さて今回の課題映画ですが、

第二次世界大戦下の広島・呉に嫁いできた18歳の少女すずが、

慎ましく、たくましく、懸命に暮らす姿を描いた

漫画家・こうの史代の同名漫画『この世界の片隅に』

片渕須直監督がアニメ映画化した作品です。



同年公開された作品には『君の名は』、『シン・ゴジラ』などがありましたが、

上記二つの作品とは違って、『この世界の片隅に』は

地上波での大々的なプロモーションも無く

ミニシアターでの上映からひっそりと始まったそうです。



さらにこの作品が映画化されるまでの道のりも、

決して平坦なものとは言えませんでした。



「地味すぎる」「ヒットの要素が見当たらない」との評価から

当初は製作委員会が立ち上がらず、映画製作に必要な資金を出資する企業も現れなかったそうです。

そこで「映画化に向けてパイロットフィルム(予告編)を作るため」

また「製作するスタッフを確保するため」に

クラウドファンディングを行った結果

「この映画を観たい」という市民からの声に支えられ、

開始わずか8日後に目標の2000万円を突破し、

最終的に3000人以上の支援者から約4000万円の資金を集め、

パイロットフィルムを制作することが出来たそうです。



制作にあたっては時代考証に徹底的にこだわり、

監督自身、広島や呉に何度も足を運んでヒアリングや現地調査を行い、

当時の建物や風景、天気まで調べ尽くしたそうです。



そうして6年もの制作期間を経て公開された映画ですが、

当初メディアには取り上げられることもほとんどなかったのですが、

各界の著名人がSNS等で絶賛することで、

口コミで動員数を増やし、

各館が満席になったり立ち見が出たりと、

そのあまりの人気ぶりに全国の映画館から上映依頼が殺到する事態となりました。



その後、異例のロングランヒットを記録し、

最終的に世界23か国で上映されるなど、

国内外で高い評価を得た『この世界の片隅に』ですが、

2019年12月には『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』として

新たなシーンを追加した長尺版の映画も公開されました。



こちらの『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の方を

課題映画にする選択肢もあったのですが、

世話人の中から「(今借りると)新作になるからやめてほしい」との声もあったので、

今回は2016年に公開された旧作の『この世界の片隅に』について語り合いたいと思います。



なお、可能であれば原作漫画(全3巻)も読んでみると

よりいっそう登場人物の心情や物語の考察も深まるのではないでしょうか。



当日参加される方は、当ブログに掲載されております、

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】に従い、

マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただきますようお願い申し上げます。



「シネマdeてつがくカフェ」は映画を観て感じたこと、考えたことを、

安心して何でも語り合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。
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てつがくカフェ@ふくしま報告2020.12.19. 「これからの図書館をどう作ったらいいか?」

2020年12月20日 03時28分14秒 | 定例てつがくカフェ記録
12月19日(土)福島県立図書館で開催された

定例てつがくカフェについて世話人の石井が報告させていただきます。



【雪で白く覆われた福島県立図書館】


今回は「これからの図書館をどう作ったらいいか?」というテーマで、

雪が降り積もる中、19名もの方にご参加頂きました。






いつもより早めの15時からのスタートとなりましたが、

まず「図書館」という言葉の定義から入りました。

それから図書館におけるニーズとサービスについて、

また交流や勉強の「場」としての図書館についての話から、

市民に必要とされる図書館を作るにはどうすればいいのかといった問題提起に、

図書館と民主主義の関係にいたるまで

様々な意見が出されて、 議論が活発に行われました。





最終的な板書はコチラ








さて、次回は1月23日(土)にシネマdeてつがくカフェを行います。

課題映画は2016年公開のアニメ映画『この世界の片隅に』です。

場所は福島市市民活動サポートセンターで

14時から映画鑑賞会を行い、その後16時から課題映画について皆様と語り合いたいと思います。

それでは皆様よいお年をお迎えください。

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てつがくカフェ@ふくしま2020.12.19. 「これからの図書館をどう作ったらいいか?」

2020年11月24日 16時35分31秒 | 開催予定
今回は図書館について、県立図書館で語り合います。

いつもより開始が1時間早くなっておりますのでご注意ください!

てつがくカフェ@ふくしま2020.12.19.
【テーマ】「これからの図書館をどう作ったらいいか?」
【日 時】2020年12月19日(土)
     15:00~17:00
【場 所】福島県立図書館 第一研修室

【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp




今回の「図書館」というテーマも、参加者の方からリクエストいただいたうちのひとつです。

ただ、具体的にどのような問いにするかは悩みました。

「てつがくカフェ@ふくしま」では2016年に「図書館とは何か?」というテーマで、

今回と同じ県立図書館で哲学カフェを行ったことがあります。

そのときの参加者は36名と大盛況で、そもそも論から始まって、

ひじょうに多岐にわたるテーマについて話し合いました。

それを踏まえて今回は何について話し合うのか。

提案者の方は、福島市立図書館が再整備されるのに合わせて、

どのようにしたら福島市民が新福島市立図書館を利用するようになるか、

というテーマを提案してくださいましたが、

そこまで限定してしまうとちょっと哲学カフェっぽくなくなるので、

その問題意識をもう少し一般化して、

「これからの図書館をどう作ったらいいか?」という問いにしてみました。


「これからの図書館」という部分には、

出版不況と言われるなかで無数の本が出版されてはすぐに絶版となったり、

電子書籍が急速に普及しつつあったりする出版状況のなかで、

これからの図書館はどのような役目を果たしたらいいのか、

という問題意識が含まれています。

また、これまでの図書館は人の声が少しでもしたら「シーッ」とたしなめる、

サイレンス空間というイメージが強かったと思いますが、

福島大学の図書館が数年前にリニューアルされた際には、

ラーニングコモンズというみんなで話し合える広大なスペースが増設され、

黙って本を読む施設から、みんなで学び合う施設に変わりつつある、

というあり方の変化も念頭に置いています。


「どう作ったらいいか?」という問いは、

たんに行政側の観点からどのような施設を作ったらいいかということだけでなく、

一般市民の側も図書館とどう主体的に関わっていくのか、

そのような関係性をどのように作っていったらいいのか、

というような問題まで射程に入れて立ててみました。

せっかく図書館が再整備されるのであれば、

これからの時代にふさわしい図書館になってほしいと思いますし、

1人でも多くの市民が「私たちの図書館」と思って利用するようになってほしいです。

今回はそんな思いを込めて問いを立ててみました。

この問いを手がかりに図書館についていろいろな観点から話し合ってみたいと思います。


なお、当日参加される方につきましては、当ブログに掲載されております、

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】に従い、

マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただきますようお願い申し上げます。


「てつがくカフェ@ふくしま」は図書館をよく使う人も使わない人も、

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。
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