てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

「てつがくカフェ@ふくしま」へようこそ!

2023年06月01日 20時37分11秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
「哲学カフェ」とは、身近にあるさまざまな問題について、
誰でも気軽に対等に、安心して何でも話せる場です。

「てつがくカフェ@ふくしま」は2011年5月より、
月に1回、福島市内で、毎回2時間ほど、
参加者どうしで対話を行っています。  → 詳しくはこちら

「対話のルール」にしたがって話し合いますので、
初めての方でも安心して気軽に参加できます! → 詳しくはこちら

  次回のてつがくカフェ  → 詳しくはこちら


その後の開催予定もある程度決まっております。 → こちら



これまではこんなテーマについて話しあってきました。
→ 2011年度  → 2012年度  → 2013年度  → 2014年度  → 2015年度
→ 2016年度  → 2017年度  → 2018年度  → 2019年度  → 2020年度
→ 2021年度  → 2022年度  → 2023年度

実際の話し合いの様子を文字起こしした対話録もあります。
2018.6.16「日本のスポーツはこれでいいのか?どうしたらいいのだ?」

2022.3.12「復興とは何か?-『コロナ禍』と『復興五輪』を考える-」

お問い合わせは fukushimacafe@mail.goo.ne.jp まで。

皆さまと対話できることを心より楽しみにしております。
初めての方もお気軽にご参加ください!

てつがくカフェ2023 今後の日程

2023年06月01日 20時37分00秒 | 開催予定
今後のてつカフェのスケジュールをお知らせしておきます。

テーマや日付に関してはあくまでも現段階での予定ですので、変更する場合があります。ご了承ください。


・06月17日(土)  「ジェンダー×セックス」→ブログ参照!

・07月15日(土)  「いじめ」→ブログ参照!

・08月19日(土)  「宗教を問う」→ブログ参照!

・09月23日(土)  「お金を稼ぐこと」→ブログ参照!

・10月21日(土)  「未来に対する責任と希望」→ブログ参照!

・11月23日(水)  「テーマ未定」→ブログ参照!

・12月16日(土)  「心はあるのか?」→ブログ参照!

・01月20日(土)  「       」(テーマは当日の話し合いで決めます)→ブログ参照!

・02月17日(土)  「てつがくに何を求めているのか?」→ブログ参照!

・03月09日(土)  「てつがくカフェ3.11特別編」→ブログ参照!



今後の予定は現時点では上記の通りとなります。

会場はいずれも福島市市民活動サポートセンター(チェンバおおまち3階)、

時間帯は15:00-17:00を予定しています。

また各回とも会場とオンラインの同時開催を予定していますが、

状況次第で、完全オンラインとなる可能性もあります。

そのつど状況を見ながら判断していきますので、

このブログその他でご確認ください。



てつがくカフェ@ふくしま2023.6.17.「ジェンダー×セックス」

2023年06月01日 14時21分35秒 | 開催予定
「心の最も内なる場所で必要としているものを、私たちは理解するべきです。それを求めようとするエネルギーを、皮肉で押さえ込むべきではありません」マヌエル・プイグ

てつがくカフェ@ふくしま2023.6.17.
【テーマ】「ジェンダー×セックス」
【日 時】2023年6月17日(土)
     15:00~17:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター B会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物の無料提供も再開しました!)
【事前申し込み】申し込みは不要です。
        会場参加の方は直接会場にお越しください。
        オンライン参加の方は下記URLからご参加ください。
        
        Zoomミーティングに参加する
https://us05web.zoom.us/j/83226598995?pwd=ZE56dlRnQ2FkMHRzVHRzZWx2eUFNZz09

        ミーティングID: 832 2659 8995
        パスコード: 4i3nCh

【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また、当日ぎりぎりの判断で全面 Zoom 開催に変更することもありえますので、

当日お出かけ前にこのブログで開催方法変更が告知されていないかお確かめの上ご来場ください。

オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、上記のURLからご参加ください。



さて、今回のテーマは今年2月に参加者の方から提案されたテーマ案を参考に、

問いを立てさせていただきました。

「ジェンダー(gneder)」とは、「社会的性」「社会的性差」と訳され、社会的に作り上げられた性別に対する考え方のことですが、

その対義語になるのが「生物的性」「生物的性差」である「セックス(sex)」です。

上記二つの言葉について、わかりやすく解説させていただくと

セックス(=生物学的性差)が、子どもを産むことができる/できないといった生物学的に決定されている事柄なのに対して、

ジェンダー(=社会的性差)は、社会が蓄積してきた「男とはこうあるべきもの」「女とはこうあるべきもの」という概念になります。



今回、テーマを問いの形にせずに「ジェンダー✕セックス」と表記しましたが、

ジェンダーとセックスを掛け合わせて、両者を関連付けて話そうということではなく、

ジェンダーの問題も取り上げるけれど、

それとは切り離してセックス(性愛)の話もしてみたいということで、

このようなテーマになりました。

全ての人が公正・平等に暮らすことを掲げるSDGs(持続可能な開発目標)においても、

男女格差の解消はゴールの1つに設定され、

世界各国では課題解決に向けて、

高度な専門性をもって様々な取り組みがされておりますが、

てつがくカフェでは

知識のあるなしにかかわらず

当日集まった参加者の皆様と一緒に

じっくりとジェンダーとセックスについて考えていきたいと思います。




「てつがくカフェ@ふくしま」は、

日常の中にある「当たり前」なことを掘り下げて、

みんなが自由に発言しながら考えを深めていく対話型のイベントです。

発言を強要することもありませんので、

他の方の意見に黙って耳を傾け、頭の中で考えているだけでもかまいません。

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場ですので、

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2023.7.15.「いじめ」

2023年05月28日 01時00分27秒 | 開催予定
「いじめの正体とは、“空気”です。特に右から左、左から右へと移動するこの国では空気という魔物の持つ力は実に強大です」(ドラマ『リーガル・ハイ』)


てつがくカフェ@ふくしま2023.7.15.
【テーマ】「いじめ」
【日 時】2023年7月15日(土)
     15:00~17:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料
【飲み物】無料
【事前申し込み】申し込みは不要です。
        会場参加の方は直接会場にお越しください。
        オンライン参加の方は下記URLからご参加ください。
        
        Zoomミーティングに参加する
https://us05web.zoom.us/j/87101242628?pwd=V21GK3lmTzdaT0hJTWJJOUVzaHpWZz09

        ミーティングID:871 0124 2628
        パスコード: nQs3br

【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また、当日ぎりぎりの判断で全面 Zoom 開催に変更することもありえますので、

当日お出かけ前にこのブログで開催方法変更が告知されていないかお確かめの上ご来場ください。

オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、上記のURLからご参加ください。




全国の学校が把握した昨年度(2022年)の「いじめ」の件数は、 61万件を超えて過去最多になりました。

いじめによる自殺や不登校もまた、前の年度から191件増えて705件となり、

過去2番目の多さとなったことが文部科学省の調査で明らかになりました。



文部科学省は、いじめ増加の背景に

コロナ禍で学校行事の制限や給食の黙食などが続いたことで、

人間関係を築くのが難しくなっていることがあるとみていますが

果たして本当にそれらの事が原因なのでしょうか?


また、「いじめ」は事件に発展する危険性もあります。

いじめが原因で自殺や死亡した事件は数多くあり、

さらには過去にいじめを受けていた被害者が

「復讐」を目的に殺人を起こすといった事件も存在します。



当日集まった参加者の皆様と一緒に

じっくりと「いじめ」について考えていきたいと思います。



「てつがくカフェ@ふくしま」は、

日常の中にある「当たり前」なことを掘り下げて、

みんなが自由に発言しながら考えを深めていく対話型のイベントです。

発言を強要することもありませんので、

他の方の意見に黙って耳を傾け、頭の中で考えているだけでもかまいません。

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場ですので、

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2023.5.20.「日本国憲法どう変えるか?変えないか?」

2023年05月02日 16時24分31秒 | 開催予定
「憲法は、私が決して捨て去ることのない道標です」ジョージ・ワシントン


てつがくカフェ@ふくしま2023.5.20.
【テーマ】「日本国憲法どう変えるか?変えないか?」
【日 時】2023年5月20日(土)
     15:00~17:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター B会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】申し込みは不要です。
        会場参加の方は直接会場にお越しください。
        オンライン参加の方は下記URLからご参加ください。
        
        Zoomミーティングに参加する
https://us05web.zoom.us/j/86401714515?pwd=M3l6eWlEMzd4T3ZDUDdxRDdjczFBQT09

        ミーティングID: 864 0171 4515
        パスコード: ifZn44

【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また、当日ぎりぎりの判断で全面 Zoom 開催に変更することもありえますので、

当日お出かけ前にこのブログで開催方法変更が告知されていないかお確かめの上ご来場ください。

オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、上記のURLからご参加ください。



さて、今回のテーマは今年2月に参加者の方から提案されたテーマ案を参考に、

問いを立てさせていただきました。


2022年のNHKの世論調査では

今の憲法を改正する必要があると思うかどうか聞いたところ、

「改正する必要があると思う」が35%、「改正する必要はないと思う」が19%でした。



そのうち、憲法を「改正する必要があると思う」と答えた人の理由については、

「日本を取りまく安全保障環境の変化に対応するため必要だから」

「国の自衛権や自衛隊の存在を明確にすべきだから」

「プライバシーの権利や環境権など、新たな権利を盛り込むべきだから」

「アメリカに押しつけられた憲法だから」

といった意見がありました。



また、憲法を「改正する必要はないと思う」と答えた人の理由については、

「戦争の放棄を定めた憲法9条を守りたいから」

「すでに国民の中に定着しているから」

「基本的人権が守られているから」

「アジア各国などとの国際関係を損なうから」

といった意見があります。



このように憲法改正というとまずは第9条が争点として挙げられますが、

他にも天皇制の問題や同性婚排除の問題なども含まれていますし、

同じ変えるにしても、例えば国民の基本的人権や義務について、

国民には義務を課せばいいのであって、

基本的人権なんて認める必要はないという考え方もあれば、

基本的人権を公共の福祉によって制限すべきではないし、

政治権力を制限するために制定している憲法の中に、

国民の義務を書き込む必要なんてないという考え方もあります。

つまり、日本国憲法に反対だから改正するべきだというだけでなく、

日本国憲法の精神をより徹底させるために、

憲法を改正するという選択肢もありえるわけです。



憲法改正に向けた議論を進めるべきか、

変えるとした場合にどう変えるべきなのか、

それとも今は憲法を変えるべきではないのか、

当日集まった参加者の皆様と一緒に

じっくりと「日本国憲法」について考えていきたいと思います。



「てつがくカフェ@ふくしま」は、

日常の中にある「当たり前」なことを掘り下げて、

みんなが自由に発言しながら考えを深めていく対話型のイベントです。

発言を強要することもありませんので、

他の方の意見に黙って耳を傾け、頭の中で考えているだけでもかまいません。

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場ですので、

初めての方もお気軽にご参加ください。

「てつがくカフェ@ふくしま」の歩み 2023年度

2023年05月01日 10時22分55秒 | 「てつがくカフェ@ふくしま」について
・04月22日(土)  「この時代をどう生きるか?」→告知 →記録

・05月20日(土)  「日本国憲法どう変えるか?変えないか?」→告知  →記録

・06月17日(土)  「ジェンダー×セックス」→告知  →記録

・07月15日(土)  「いじめ」→告知  →記録

・08月19日(土)  「宗教を問う」→告知  →記録

・09月23日(土)  「お金を稼ぐこと」→告知  →記録

・10月21日(土)  「未来に対する責任と希望」→告知  →記録

・11月23日(水)  「テーマ未定」→告知  →記録

・12月16日(土)  「心はあるのか?」→告知  →記録

・01月20日(土)  「       」(テーマは当日の話し合いで決めます)→告知  →記録

・02月17日(土)  「てつがくに何を求めているのか?」→告知  →記録

・03月09日(土)  「てつがくカフェ3.11特別編」→告知  →記録


てつがくカフェ@ふくしま報告2023.4.22.「この時代をどう生きるか?」

2023年04月23日 10時13分08秒 | 定例てつがくカフェ記録
4月22日(土)に開催された「てつがくカフェ」について世話人から報告させていただきます。


会場とオンライン(Zoom)の同時開催となりましたが、

会場には10名、オンラインでは1名の計11名の方にご参加いただきました。







ここで参加された方の発言の一部を紹介したいと思います。

・この時代は割と発言の自由や表現の自由はあるはずなんですが、なんか忖度しちゃって、あまりこう言えない。今いろんな問題が日本も抱えてて、今崖っぷち状態っていうか?食料問題でも原発問題でも戦争関係でも崖っぷちなんだけど、それがわかってるんだか分からないけど、発言ができないっていう人が多いので、私は幸いなことに年金生活だから割と子供のことでも旦那のことでもしがらみがないんで。福島市っていうのは割とフォーラムもあるし、こういう集まりもあって。実際に見聞きすることができるので、その実際にいろんな人と会ったり、見たり聞いたりして、情報を取って発言したいほうです。そういうふうに生きようかなと元気な時はですけど思ってます。

・まあ、この時代をどう生きるかということなんですが。皆さんそれぞれこの時代という時代の認識というものがあるんだろうと。それによって、それぞれ生き方が違ってくると思います。まあ、これから変わっていくと思います。でもまあ、今の生き方というか、個人的なことを申し上げますと、せいぜいというか、みなさんよりちょっと大人で。皆さん多分これからもまだ50年、60年生きると思うんですが、せいぜい私はまあ10年ぐらいかなという感じなんです。ですから、いかに変わっていったとしても、まあそろそろ私の生活の仕方、生き方はそう変わらないなというのが今の気持ちであります。

・この時代をどう生きるかって言うと、個人的な独白になっていけないって書いてありますけど、僕の考えを述べるのであれば、まずは一緒に暮らしてる家族とか現状繋がってる友達とか血縁とかそういうのを大事にしていこうと僕は思ってますね。そうやって生きてきたいなと思いましたという話です。

・「この時代をどう生きるか?」ってテレビとかの討論番組とかのタイトルとかでも作れそうなタイプではあるんだけれども、だから割と手垢が付いたような言葉に一見感じるんだけども、実はなんか意外と難しいなあとさっきから考えていて。例えば自分が学生時代の時に、学生時代はどういう時代だったかっていうのを定義するのって、意外と難しくて。卒業した後で振り返ってみて、その時代ってなんかその時代だっていうような感じになっていてなので。この時代、今の時代って一体いつからいつまでがこの時代であるのかってと、なんか事後的にしか決まらないようなところがあるような気がして。江戸時代っていうのも江戸時代が終わったから、江戸時代っていうふうに分けられたわけですし。それで、自分たちが例えば昭和に生きていた時。決して昭和時代とは言わなかったですよね?だけど、今の昭和時代っていう言葉が出始めていて、さらには平成時代とかっていう言葉も半分冗談で言ってるような気がするんですけども、何か使われていて。それで、さてこの時代って、どこからどこまでをまとめて一つの時代にされるのだろうか?それ自体がなんかすごい関心があって。でもそこからじゃないとどう生きるかに繋がらないとするならば、なんか実はすごい難しい課題なんだなと。だから喋りにくいなと思いました。

・今おっしゃったことと関連するんですが、この時代というのをどう捉えるか?まあ、捉え方によって令和の時代というふうにも解釈できるし、今の時代というふうに解釈できるわけですが。要するに、私は今という時期、時代どう変わっていきつつあるのか?今後どう変わっていくのか?そこら辺を見通した上で、その変化をどう捉えるかということで、それに合わせてどう生きていったらいいのか、それぞれが違うだろうと。それで私、今の時代で社会の変わりよう特徴的なのは、デジタル化かな?インターネットかな?これはますます進んでいくだろうと思う。最近よくまあテレビなんかぎゃあぎゃあ騒いでるんですけど、チャットGPTなんて言うのはね、これは凄まじい勢いでこれから進んでいく。特に教育分野、あるいは学習分野で凄く変わっていくのかな?例えば世話人にも関係してくるけど、今問題になってるのは卒論の書き方とかということで、チャットGPTに「こういうテーマだけど、これについてどんな風に書いたらいいでしょうか?」とか聞いた時に、聞き方にもよるんでしょうけど、いろいろ答えを並べて出てくるという話なんでね。だから、もう教育の仕方、学習の仕方がずいぶん変わっていくんじゃないかなと思います。あとは小中学校だって、もう今はみんなそれぞれタブレット一人ひとりに与えられて学習できるというようなことなので。教育学習は非常に大きく変わっていくんだろう。それとまあ、最近っていうか前からですけど。ダイバーシティとか多様化ということが言われているんですけど。これは一人ひとりを尊重するというような意味合いで使われる場合もあるんですが。これちょっと考えると、なんか人々がてんでんばらばら分散していってしまうんじゃないかというふうにも考えられるんですよね。だから、これだって多様化=OKというふうには私はいかないな。やっぱり多様化と吸収化というか、分散と収束というか、そういうバランスの問題じゃないかなというふうに思っているんです。それとも関連して、家族の在り方、家族がどうなっていくんだろうかいうことですね、それからこの前、これからの哲学カフェの議題として取り上げてほしいという中にも出てましたけど、要するにお金の問題。これもデジタル化とかということで、現金使わないで済むという決済が進むという。色々そういうことと関連して、今世界的に見ると多様化じゃないですけど、ウクライナやロシアが戦争していて米中の対立、それに関連してEUとか日本とか中東とか様々な国々の関係がどうも混乱しているように思います。これからもうちょっと複雑な混乱しているのかなという気がしないでもないんですけど。そういう中で、我々の日本の社会に私が住んでるこの福島県の社会がどう変わっていくのかなということを考えつつ生きているというのが、今のところ私なんであります。

・今の話にすごく私、あの共感するところがありまして。僕から見た視点だったんですけど、今の時代はあのデジタル化によって情報入手がしやすくなって、誰でも取れると。それも、小さなお子さんからご高齢の方から情報は自分から取りに行く時代。とりやすくなってると思っています。その面で、過去と比較をしてもしょうがないですけど、過去においては情報が統制されたので、ま与えられた情報をもとに過ごしてきた部分もあると思います。もちろんそれだけではないけど、今現在、今日現在で見たらその部分がずいぶん変わってきて。自分から情報取りに行く、能動的に動くことができる時代になったと思っています。むしろあの本当に、小さなお子さんから自分発信もしくはあのご高齢の方も自分を発信するということで、世の中は変わってきていると思います。顕著な例で言うと、昔髪の毛の染めたら、異質な目で見られたけど、今は大半の方が髪の毛を先っぽだけ赤く染めたりとか当たり前になってきて、違和感を抱かないような。その分で、能動化になるとともに自分発信というのが大切な時代が加速していく思っています。なので個性を高めて、個性を他人を尊重するとその部分が多様化だと思っています。

・情報化の話が今出ましたけども。私が一番気にしているのはファクトとフェイク。本当のことか偽物のことか。情報でそれを見分けるのって非常に難しいんじゃないかなというふうに思うんですね。要するに、自分が信じていることを発信していると思ってスマホとか使ってんだとも思うし。また逆に、ちょっとごまかしてやろうということで、情報発信してるのがいっぱいあるわけ。犯罪なんか外国でそうやって捕まったりしてますけど、あれは僕から見ると非常に一部で日本国内もいっぱいあるんじゃないかと。詐欺的な事で情報を発信したりして。ということで、まず気をつけなきゃなんないのはファクトとフェイクをどう見分けるかということ。これはね、ものすごく難しいと思います。

・私の仕事が情報産業なんですからあのお客様からあのやっぱりそういう話もよく聞きます。でも正直難しい。かなり難しいところでまあ。騙されるのも含めて、まあ人生なのかなっていうあの僕の変な解釈です。

・私はあの70代なので、先ほど話にでた昭和時代というふうに言えば、昭和時代が基準なんですね。70年生きてると、ある程度こう俯瞰して流れのようなものが自分的に見えるわけです。そうすると変わってきているし、なんか面白い時代になってきているなあっていうのが、この時代の私の感覚なんですね。人それぞれのこの時代の捉え方っていうのはみんな違っていいと思うんですけど。私の場合は昔は本当に情報がラジオか新聞かその後、テレビがほとんどの情報源だったので。今ファクトとフェイクと仰られたけど、これまで真実だと思ってきたわけですよ。私たちの頃はメディアが流したいものを流しているとか、メディアの都合のいいように編集されているというようなことを全く気付かず知らずにいましたが、最近はネット情報にも触れることができるようになったので。そうするとこう、さまざまな角度からの意見が出るわけですね。コロナにしても、その他の情報にしても、そうすると右だよって人もいれば左だよって人もいるし。それで、発信している人にコメントする人たちも、様々な視点でコメントしていると。結局、自分が翻弄されるってことはあるんですけれども、結局は自分がピタッとくるあたり、ピタッと来なくてもあ、この辺の感じかなっていうのを自分で決めることができる。さっきの話だと、もう昔は、マスコミが情報を流すもの、私はすべて真実だとほぼね、ほぼ真実だと思って生活してきましたけれども、ネット情報の時代になって、様々な意見を検索することによって調べることができるので、自分の内面に問いかけたりしたときに、結局は自分を信じていくしかないんだなという。自分っていうものを、自分らしく大切にしていけばいいんだなあっていうふうに思うようになりましたね。さっき教育の変化とおっしゃいましたけど、多分昔だったら私は全く知らなかっただろう情報が教育っていう分野で日本でも校則をなくしましたよとか定期テストやめましたよとか、制服やめましたよとか制服が多様化になりましたよっていう情報もネットだとたくさん入るし。昔は通信簿ですね、通信表も昔から出していない学校もあるんだっていうのを最近知りまして、それもネットだから得られた情報かなと思うし。そういう意味ではなんかとても自分の可能性が私はこっち好きなんだなと思うし。こういう方がいいなと思うんだなあっていうその可能性の広がりを広げてくれてる今、ネットを使える環境に私は非常にこう面白い時代だなと思っていますし、コロナに関しても右と左の意見があって。私の場合は、マスコミが言ってるのはちょっと違うんじゃないかっていう風に思う様になったのも、インターネットでいろいろ情報が得られたからで。東北や全国で色々発信してるのを読んだり見たりしたら、私はこっちだなっていうことで、結局マスクはいらないんじゃないとかね。ワクチンもどうなのっていう方に、自分のあの立ち位置がこっちなんだなあっていう風になりましたけれども。これテレビなどの既存のマスメディアだったら多分、普通にマスクをして、ワクチンをしっかり打ってという風になったんであろうと思うんですね。そういう意味では、自分に入ってくる情報が非常に多くなったので、自分らしく生きられるっていう。自由さっていうのかなは得られたように思います。

・事実、ファクトを見分けるという点でZoomの方でコメントしたんですけれども。どういうふうに分けるかというところで、私は対話を通じて自分の事実が正しいかどうかを認識することが大切だと思います。

・チャットを読み上げますね。AiチャットGPTに関してですが、この流れは避けられません。わたしは教育分野に属しておりますが、拒絶するのではなく共存が必要だと感じています。自動車、インターネットと技術が発展する過程には必ず反発がありました。それでもルール整備などをしながら、人類がその便利さを享受して来ました。しかし、これまでと違うのは、AIは知識を与えてくれるだけでなく、我々から思考の機会を奪いかねません。この点に関しては注視する必要があると考えております。ファクトを見分けるということですが、多様な方々との対話を通じて、多面的批判的思考を養うことが大切だと思います。また特定のコミュニティ、例えば日本に固執することなく、海外の方との対話対話も重要と考えます。

・今日ここで、ネットで参加されてる方がいて、これもこの時代の特徴であって、地域を問わず自分の参加したいコミュニティに参加出来るっていう側面ですごくいいなと思ってますよね。

・あの情報が取りやすいっていうコメントが出てましたけれども、それに関しては僕本当なのかなってずっと思っていて。結局、情報って言葉をどうやって捉えるか、どう定義するかにももちろん寄ってくると思うんですけれども。結局、意味がちゃんと伝わって、何かその意味内容が理解された時に初めて情報が取れたと考えるのであれば、今みたいに何がファクトで、何がフェイクなのかよく分からないような状況で、色々な情報の種になるようなものは、大量に取れるかもしれないけれども。結果として、それが何か意味が伝わったものとして、狭い意味になってしまうかもしれないけど、情報として入ってくるかどうかっていうのは、なんかだいぶ違っていて。むしろあの昔のように情報と呼べるものが極めて少なかった時の方が、数は少ないけれども、それなりにあの何が正しそうなのかっていうのは理解しやすかったという面で行けば、必ずしも今の時代が情報が取りやすいとは言えないような気がしていて。むしろ、だからファクトとかフェイクの話で、まさに今ここに繋がっていると思うんですけれども。それが色んなものが混在してしまったがゆえに、昔とは違った形で情報が取りにくくなったと見ることもできるんじゃないかなと。

・仰る通り、情報が取りにくくなったと言うか。取れるがゆえに、そのファクトをどうやって見分けるかっていうことなんですけど。私の場合は、よく家族ともお喋るんですけど、50:50だよねと。ここで実際にその人が対話していて、その見たり聞いたり、触ったりしたことなら、自分でこれが事実っていう風に判断してもできるんだけど。ネット上の情報なので常にこう50:50で捉えて、それで自分に響くものを自分の中で構成していくってことかな。情報の中から自分で情報の中から自分の真実のようなものに引き寄せて行くってかな。100%どれかの情報を信じちゃうっていうんじゃなくて、常に50:50で見ようねっていうような姿勢ではいます。

・僕も今の方おっしゃったことと感覚が似てまして。僕の感覚だと世の中に正しいというものと、正義っていうのはないと思ってます。それぞれの人の立場から、その接する順番だったり。入ってくる人だったりで、その人の価値基準が変わると思ってるので。情報はもう色んな物がありますけど、自分で偽物を拾いながら経験して、自分の中の判断基準を整えて行くということだと思っています。一律には言えないのかなと思っております。

・パソコンは少ししかやらなくて、こう必要な情報を探してもた辿り着けないんですね。例えば、こないだ郡山の若い子が東京電力の電気を全部稼働すると840Kwになるっていう話なんです。それを検索してもどうやっても見つからない。本当に必要な情報に辿り着くってのがすごく難しいと思ってます。色々あるけど、私は実際、人と会ったり、本にちゃんとなってる情報を一番信用していて。その本も出版社にを選んでっていう感じなんですけど、例えば外国の生活とか聞いたり知りたいなと思ってもテレビではね街角カフェがちょっとあるくらいで。外国の様子も知りたいけど分からない。そういうの本当にテレビで流してくれてれば、本当に一番いいんだけど、知りたいと思う情報には私は辿り着けない。違う情報だったりが多いなと感じています。

・今のことに関して言いますと、知りたい情報に辿り着けないと仰った。それは昔も今も多分これからも変わらないと思いますね。だって今までだって情報を取る場合、色んな信頼してる人から聞くとかね、本を見るとか、色んなテレビとかラジオとか集めてきた訳です。その中から信頼できる情報を見つけてきた訳だと思うのね。だから、それは昔もそれやってたこれからだって情報はものすごく氾濫してる訳だけど、その中から見つけていくしかないんだろうと。それはもう昔だって、今だってこれからだって変わらないと思いますね。

・さっきお仰ったように、正しいも正しくないもないと私も思っていて。自分で手に入れた情報で、もし間違った自分が判断をしても、人生ってさっき最初の頃、仰ってましたけど、それも人生なのでは。必ず100%完璧にっていうことで人生を捉えなくてもいいような感じで、生きた方がいいかななんて思います。

・1億総中流と呼ばれた時代、私の家とあなたの家と同じようにあの高級品をそろえてとか、いい車乗ってとかってまあ、価値基準が同じ時代は過去に有りましたけど、今はそれぞれの価値基準が時代で変わってると思っています。その中で僕の会社の事例というか、やっぱり昔は役職っていうのがあって、社長とか部長とか課長とか部下とか。〇〇課長とか、そんな風に呼び合うことがあった。今はもう社内で、皆さん付けなんです。新人であっても、年が離れてる新人でも〇〇さんっていうふうに言うような文化だったり。あと上の役職の人でも、あのもうかしこまって〇〇部長とかじゃなくて、〇〇さんっていうフラットな時代に。上から目線で業務指示が下りたりとかではなくて、それぞれが考えて、なるべくやりたいように自分が上手く動けるようにやっていくっていう。まあ、もちろん統制はありますけど、昔とは働き方も変わってきたなというところがあります。

・先ほどの方の情報を見つけていくしかないってことに関しては、まず完全に同意で僕もそう思います。なんだけど、昔と今ででもやっぱり最大に違うのは、探せる範囲が圧倒的に広いですよね。それこそ昔とかだったら、例えば、僕が学生の頃とかだったら、まだネット検索とかできなかったので、卒論とか書くときにその図書館とかで調べれる範囲でしか調べられないし。要するに自分の直接属している分野のその研究論文とか、それなりに大学にいれば読めますから、そこは読んでるけども、お隣さんの分野で実は同じようなことやってるんだけどっていう時に全然そんな情報中々入ってこなくて気づかなくて。だから、ある意味平和にやられたと思うんですけど。今もうネットでキーワード入れたら全部できてしまうから、ちゃんとそういうところに目を向けていないと、ちゃんと勉強してないとかって、いろんなところから球が飛んできたりするので、何かその見つけるためにあのしなきゃいけないこと調べなきゃいけない範囲ってのがめちゃくちゃ広くなって来てて。更に色々自由になってるようになったら、どうなっていくんだろうなって感じがします。やっぱりなんか同じようで違うようなと。

・今の話聞いて自分のことを思うと、気になる情報をネットで調べだすと次から次へと色々出てくるので、もうこれで体力が続けば明け方までやっちゃうだろうなみたいなと。でも、流石にこの年なので眠くなってあもう無理ってなりますけども。確かにそうですよねと思いました。

・何が真実で何が虚構か分からないって話で言うと、さっき地縁とか血縁を大事にしていこうって僕言ったんですけど、実際にここに来てることもそうなんですけど、やっぱり自分で見て感じて考えて、調べて自分の仮説を自分で信じることって仰っていましたけど。自分の仮説を検証するっていうこととして、こう常に生きていくってのがいいんじゃないかなみたいなことを思ったりしましたね。

・情報を取る場合に範囲がものすごく広くなっちゃってて。いっぱい取ることができる。どうしたらいいんだか分からなくなっちゃうみたいな事を仰ったんだけど。ただ、そこで情報はあくまでも、私がおるわけですよ。例えばチャットGPTに対して、こういう質問する訳ですよ、ある事に関して。それで帰ってくるでしょ、答えが。答えがいっぱいあるにしても、それを判断するのは依然として私とかそれを調べた人な訳で。判断するのはこのちっちゃな個人な訳で。だから、どうなっちゃうか分からないというのは、主体性がないかなという感じ。そういう意味で、やはりこの場はてつがくカフェ@ふくしまですけど、やっぱり哲学的な心伝美とかね。善悪とか、こういう基本的なことについてどう考えるかっていうのは、どんなに情報が氾濫していようと基本はそこにあると思うけど、やっぱり哲学は必要だとてつがくカフェ@ふくしまのPRにもなるのかなと。

・今回、哲学カフェに初めて来たんですけど、他のも何回か来たことあったんですけど。やっぱり、哲学的な思考が大事だということだと思うんですけど。答えのない問いに自分で答えを出していくってことだと思うんですけど。それで言うと、例えば生きてるってなんだろうと思ったら、googleに生きてるって何なんだろうって打てば、哲学的なウィキペディアとか出てきて、哲学の世界とかに入ってくるわけじゃないですか。だから多分もう一層、もしかしたら僕がそうだった気がするんですけど、もう一生哲学カフェとかに来なかった可能性があるんですよ。あのiphoneとかインターネットがなかったら。一生自分の趣味範囲内に閉じて、同じことを反復して死んでいった気がするんですよね。だからそう思うと、こういうとこあるってことを、本当に考えた人たちにどう伝えていけばいいんだろうなとか思ったりしますね。

・この時代をということではないんですが、今おっしゃった言葉でちょっとあのピンときたので、大昔の時代から今の時代、それから未来においても必要なことは、自分に与えられたご縁を大切にするっていう事だと思いまいした。

・どう生きるかっていうことで言うと、さっきのとちょっとかぶるんですけども、自分の生きたいように生きるのが一番いいなと思いますね。8億いたら8億の人がみんな違うわけだから。自分が思うようにいるのが、それが個性を輝かして生きること、自分を生きるってことなのかなって思うんですね。私が20代の頃は人生でなんだかなと思った時によく駅前の広場が見渡せる二階か三階のカフェに一時間ぐらい座って駅前を道行く人を眺めていると。いろんな人がいて、一人として同じ人がいないわけですよ。そうすると自分を行けばいいんじゃんっていう風に思ったんですね、20代の頃は。そうだ、じゃあ自分の好きなように自分の思うように生きればいいんだっていうふうになって。そんな気付きをもらってっていう感じだったんですけど、今は先ほど話しましたけど、ネット情報が得られる環境にいるので。もう色んな人がいるので。だったら、やっぱりあの自分を生きれば良いんだなあっていうふうに。かつて駅前のカフェで見下ろして、気が気づかされたその自分の大切さみたいなのを、今はネットで気づかされているっていうところですね。自分の生きたいように生きればいいんだっていうところが、この時代をどう生きるかっていうところの問いの私の答えかなと思います。


上記のような様々な意見があり、 議論が活発に行われました。

最終的な板書はコチラ↓






次回のてつがくカフェは、

5月20日(土)15時から福島市市民活動サポートセンターとZoomの同時開催で行います。

テーマは「日本国憲法どう変えるか?変えないか?」です。

オンライン(Zoom)による参加をご希望の際は、

ブログ上にZoomのURLを掲載しておりますので

該当記事の「Zoomミーティングに参加する」の下の

URLをクリックして頂ければZoomに参加することができます。

会場参加同様、オンライン参加につきましてもお申し込みは不要です。



そのほか、てつがくカフェのTwitterとFacebookもありますので、フォローしていただけると幸いです。


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それでは皆様また次回の「てつがくカフェ」でお会いしましょう。

てつがくカフェ@ふくしま2023.4.22.「この時代をどう生きるか?」

2023年03月17日 16時24分10秒 | 開催予定
「『親が悪いから』『パートナーが悪いから』『時代が悪いから』『こういう運命だから』
 これらは責任転嫁の典型的な言い訳である」アルフレッド・アドラー


てつがくカフェ@ふくしま2023.4.22.
【テーマ】「この時代をどう生きるか?」
【日 時】2023年4月22日(土)
     15:00~17:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】申し込みは不要です。
        会場参加の方は直接会場にお越しください。
        オンライン参加の方は下記URLからご参加ください。
        
        Zoomミーティングに参加する
https://us05web.zoom.us/j/83080546493?pwd=R2Z2eFg1c3dOUWZLZlQ4QjlKbzM0QT09
        
        ミーティングID: 830 8054 6493
        パスコード: J99suv

【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加の方は、お申し込みは不要です。

オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、

上記の「Zoomミーティングに参加する」の下のURLをクリックして頂ければ、

Zoomに参加することができます。

【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】は、

5月以降見直すことを検討中ですが、4月に関しては上記方針に従ってご参加ください。

「てつがくカフェ@ふくしま」では対話をするということ、

ご高齢の方の参加者も多いということから、

できるかぎりマスクの着用をお願いいたします。

なお、当日ぎりぎりの判断で全面 Zoom 開催に変更することもありえますので、

当日お出かけ前にこのブログで開催方法変更が告知されていないかお確かめの上ご来場ください。




さて、今回のテーマは今年2月に参加者の方から提案されたテーマとなります。

まず「この時代」を象徴するものとして、やはりマスクやコロナの存在は大きいと思います。



トイレットペーパーを買い求める人々の写真が

1970年代のオイルショックという時代の出来事を表しているように

街を歩く人々が全員マスクを着用している姿は

2020年代を表した写真として、後世の教科書に掲載されるのではないでしょうか。



新型コロナウイルスの感染が2020年1月15日に国内で初めて確認されてから3年が経過しましたが、

この3年間で新型コロナウイルスの感染状況は大きく変化したように思われます。

厚生労働省の発表では、これまでに感染した人は日本だけでも3100万人であり、

亡くなった方の数は6万2000人にものぼっています。

この3年間で国民のワクチン接種が進んだことなどによって、

大幅に減少しているとニュースでは報じられている一方で、

感染拡大当初から対応している医療現場は感染の波が来るたびにひっ迫している状況が繰り返されています。



2023年3月13日から新型コロナ対策として、マスク着用のルールが変わり

政府は「着用は個人の判断に委ねることを基本」としましたが、

コロナ対策はこのあとどう変わっていくのでしょうか?

そして、我々はこの先、このウイルスとどう向き合っていくべきなのでしょうか?



また、コロナ以外でもここ数年で社会は大きく変化しているように感じます。

2023年10月1日から、消費税の仕入税額控除の方式としてインボイス制度が開始されます。

また来年度から5年間の防衛費を43兆円に増額する政府方針となり、法人税、所得税、たばこ税の増税が決まりました。

他にも、政府は原発の再稼働を追加で目指す方針や次世代原子炉の開発・建設の検討など原発政策を前に進めようとしています。

さらに、旧統一教会問題に五輪汚職から、

卵や食用油などの食品の値上げといった身近な問題まで、

私たちを取り巻く環境は多くの社会課題であふれています。

そこで、今を生きる私たちが向き合うテーマとして

当日集まった参加者の皆様と一緒に

じっくりと「この時代をどう生きるか?」について考えていきたいと思います。



「てつがくカフェ@ふくしま」は、

日常の中にある「当たり前」なことを掘り下げて、

みんなが自由に発言しながら考えを深めていく対話型のイベントです。

発言を強要することもありませんので、

他の方の意見に黙って耳を傾け、頭の中で考えているだけでもかまいません。

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場ですので、

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま報告3.11特別編2023「変わる世界と変えてはいけないもの-フクシマの未来を想いながら-」

2023年03月12日 20時10分23秒 | 〈3.11〉特別編記録
3月11日(土)に開催された「てつがくカフェ」について世話人から報告させていただきます。


会場とオンライン(Zoom)の同時開催となりましたが、

会場には11名、オンラインでは9名の計20名の方にご参加いただきました。









ここで参加された方の発言の一部を紹介したいと思います。

・今日は特別編ということで特別編世話人の方が二人、大森さんと相原さんが来てくださっています。今日のファシリテーターは相原さんにお願いしたいというふうに思っています。それでは相原さん、お願いいたします。

・只今ご紹介いただきました、本日のファシリテーターを務めます相原です。簡単に趣旨の説明をして、それから対話を始めたいと思います。今回のテーマですが、「変わる世界と変えてはいけないもの」というタイトルを付けた訳ですが。それはどういうことかというと、2022年を振り返ってみると、政府の原発政策が大きく変わった訳ですよね。皆さんもご存知だと思いますけど、原発の汚染水を海洋放出すると決定したとか。あるいは、あの昨年の年末に原発を推進するとか、そういう方向に政策が大きく変わりました。振り返ってみると、まだ去年はコロナも続いて私たちの日常生活は、大きく変わっていたという時期ですし。さらに国際状況を見れば、ロシアのウクライナ侵攻も起きていて。まさにその世界が大きく変化する、私たちの日常生活も変わってきている。そんな中でしたけど、国の方針は全く突然の決定だったとそんな風に思ったんですね。国会での議論もほとんどなしに非常に重要な政策が、一方的に決まって行く。そのことに非常に危惧を覚えまして。いろんなものが急激に変わりつつあるけれども、やっぱり変えてはいけないものもあるのではないかと。そういう趣旨で、今回のテーマを決めさせてもらいました。これは2022年の話ですけど、もう少し長い時間の射程で考えても、これは大きなテーマになるのではないかというのが、もう一つの論点ですね。つまり、100年とか200年とかとても長い時間の幅で考えると、やっぱり人類っていうのは、いろんなものを変えてきた。もちろん、それは私たちの快適な生活だとか、豊かな生活のためだったと思うんですけど。自然を変えるとかですね。あるいは、原子力の利用なども変えてきたものの一つになると思うんですけど。そういう形で人類はいろんなものを変えてきたわけですけど。それでもやっぱり何か変えてはいけないものがあるのではないか。ですからテーマは「変わる世界と変えてはいけないもの」というものですけど。短期的には2022年の話ですけど、もう少し長く見れば人類のこれまでの歩みを振り返って、いろんなものを変えてきた、作り変えてきたわけですけど。でも、やっぱり変えてはいけないものもあったのではないか。短期的と長期的の二つの視点で、この問題を考えてみようということです。私からの趣旨説明はここまでにしたいと思いますので、早速ですが意見や発言のある方は挙手をお願いいたします。

・今日世話人をやっておりますが、今回すごく刺激的なテーマをいただいたなと思います。変わる世界を変えてはいけないもので、今進行役から趣旨とその背景について説明がありましたが、実は原発政策というものが去年変わったんだという話があって、なるほどと思って聞いていたんですけれども。二つ考えてみたいなと思ったことがあって。一つは、原発政策ということに関して本当に変わったんだろうかということです。ここ数年で見れば変わったと言うこともできるんですけども、もっと大きな時間を通して見てみるんだったら、むしろ変わってないではないか。だから、変えてはいけないものということなんですけども、変わったのかなと思ったのと。あともう一つは、オバマ大統領があの当選した時に「チェンジ」と言っていて、日本でも聖域なき構造改革というのもありました。要は変わるということが基本的にはいいことだと、僕たちは何か考えるような時代に生きていて。変えてはいけないと叫ぶいうことが、どうなんでしょう、一般的にあまり良くないものなのかなと思って聞いていて、そんな思いがずっとあって。この二つが今全然定まってないんだけれども、原発政策変わったんだろうか?ということ。変わるってことは何かいい事なイメージがあるよねっていうところから、ちょっと皆さんシェアして考えていきたいなと思いました。

・今日変えてはいけないものと書いてあるんですけど、逆に要するに世界は変わっていきますよね。それで今まで変わってきたものを変えるべき、変えなければいけないもの。逆にあるのではないかなと。単純に言ってしまえば例えば、今度日銀の黒田総裁が辞めますよね。彼のやってきた大規模緩和。私はあれなんか、変えなきゃいけないと思っていた。まあ上田さんが出てきてどうなるかちょっと分からんないですけど。あんなあの大量の金を出せば当然、前から思ってたんですけど、要するに株が上がっていく。それによって儲かった人がものすごいいるわけですよね。百倍になったと。まあ、そういうこと、変わってきたことで変えなきゃいけないものもあるのではないかということを一言申し上げたく。

・3.11なので、原発についてさっきお話が出たので。基本的な事実関係を確認して、やっぱりそれは変るべきだったと言うことを確認したいと思うんですけど。まず、あのいわゆる核ごみ問題の送り場所がない。原発を続けていく限り、核ごみが出て、それを処理する場所がない。六ヶ所村問題とかありましたけど、それは一体どうなったんだろうということ。二番目に、日本の原発を軽水炉で、結局熱を水で冷却する原子炉で、それはあの複雑な配管構造を持っているから、スリーマイル島、チェルノブイリ、福島とその他にも隠してる所あるでしょうけど、10年に一回は必ず事故が起きる欠陥炉であるということはだいぶ昔言われた。三つめは、軽水炉が駄目だから高温化するとかナトリウム融塩炉への転換も言われていたんだけど、それもなくなった。あと四つ目は、自然エネルギーの中の小水力発電も言われていたんですけど。日本全国で小水力発電をすれば、原発六機分の電力を作れるというような議論が10年前にあったはずなんですけど。基本的にどこへ行ってしまったんだと。それをこんな単純な事実を見ても、原発政策は変るべきであったと思っています。

・原発がらみで思いつくことを。今汚染された水を放水するかどうか問題になってますけど。これは問題提起なんですけど、これは放水すべきということで今政府の方では今年の7月から放水を始めると言ってますけど。方や放水してはいけないと、変えてはいけないと主張している側もある訳ですね。どちらが正解なのか細かいこと分からないから私は最終結論は持っていないんですけど。そういうことで、さて今の第一原発の汚染水の処理をどうするか?なんて言うことも変えていくべきなのか、あるいはそのままずっと保管しておくべきなのか。議論は分かれるところなのかなというふうな感想を持っています。

・今の汚染水の問題なんですけど、今日最初に置いておくの忘れたんですが、この間の福島大学の岩崎先生という方がですね、地下水の専門家なんですけども、この方が学習会的な発表とかしてくれて、それ聞いてきてすごい面白かったんですね。とにかく今どんどん一日に何万という汚染水が出てきてしまう。それで、なんでそうなるのかっていうのを説明してくださって。汚染水対策をやってるんだけど、それが全然機能してないというか、それやっても全然自体は改善されていなくて。地下水に関する専門家の方々が言ってあの東電相手に言うんだけど、東電は受け入れてくれないというか。これもこの調子で行ったら、本当にあそこはいっぱいになるし、さらにどんどん増えていく。例えば、これ以上の汚染水が増えないようにまずしなきゃいけないんだけど、それはきちんと出来ていないみたいな話があって。これに関して、パンフレットを作ってらっしゃって今日持ってきましたので。この後、そこに置いておきますから、興味ある方はお持ちください。そんなに沢山あるわけじゃないんですけども、今日の人数が足りるんじゃないかなと言う風に思っています。パンフレット一部100円だそうです。後、それに伴って本格的な報告書は1000円なんですけども、それも多分まだ余ってるって言ってたから、あの何らかの方法で欲しい方にはお届けできるかもしれないです。後ほどご連絡ください。

・まとまりはつかないことを言うんですけれども、やっぱり今のお話を伺っていてですね、なんか何も変わってないよねっていう思いがやっぱりすごくしてきて。結局、こちらの不勉強もあるんですけども、原発のことは本当によくわからなくてですね。だから3.11の後のことは、福島にいらっしゃる皆様ほどは切実に多分感じてなかったと思うんですけど。どれぐらい被爆しても大丈夫かとか、どこだったら住んでいいのかとかですね。本当にあの時わからなくて。どの専門家の意見を聞いても分からない。さっきの水を放水するって話もやっぱり同じなんですよね。一方では、もう完全に安全でこれを進めても大丈夫なんだと。騒いでるのは、隣国なんだと。でも他方では今お話をしたようにしていただいたように、福島大の研究者の中で、やっぱり水を流すというのは何の解決になってないんだと。唯一、分かっていることは、その原発問題は解決ができないんだって事はわかるんですけども。あと実際、また分からないところが何も変わっていないっていうんですかね?変わる世界と確かに変わったような気がするんですけど、もう12年前と考えると、本質的には変わってないなような気がするんですけど。分からないってことが、あるなと。そんなこと思ったという感じで。

・さっきその核ゴミ問題とかいって言ったのは、誰が悪いとかではなくて、価値判断をするとかじゃなくてあれだけ明白にダメなことが起こっているのに、およそ十年前もおそらく水俣みたく、また元に戻るだろうなって予感があったんですよ。だから、あれだけ明々白々なことを元に戻している。その能力は何なのかっていうことを、今みたいなことをおっしゃるかもしれないけど、それは何なのかっていうのを考えるのが大事なんだろうなって言う意味で。誰が見てもおかしいって分かるんですよでも。日本人は皆悪人な訳ではないから、その戻している力を知りたいっていう。

・コロナの話なんですけど、この中でみんなの生活とか、会社のあり方やリモートワークとかで変わったんですけども。今年の3月で、マスクなしの生活になるんですか。コロナで変わってた世の中っていうのが、いざマスクなしの世界で。マスクなしでも大丈夫ってなったら、自分たちの生活が戻っていくことが充分考えられるんですけれども。でも、その変わってた世界が元に戻っちゃうせいでなんでしょうか。コロナで学んできたものっていうのが、まだそういうのって忘れられていくんじゃないかっていうのもちょっと思うことがあって。東日本大震災の記憶っていうのもやっぱ同じようなことが起きてるんじゃないかなと思って。実際、僕の周りでもやっぱり原発っていうものがどういうものだったかっていうのを、みんな忘れて結構原発はやっぱりあった方がいいんじゃないみたいな話もする人もいるので。東日本大震災が起こる前の生活にちょっと元に戻そうとする力がすごく働いているのかなって、思ったところではあります。

・あの先ほど世話人の方がおっしゃったことで、ちょっと気になる点だったんです。要するに、原発の状況で廃炉とか汚染水処理の問題で、専門家それぞれいろんなことを言ってて。ある人は放出するべきだと。逆の専門家はそれはいかんとか言っている訳で。ということで、そういう状況が分からないということは、変わってないんじゃないかと確かそんなことをおっしゃったんじゃないかと思うんですけど。ここでやっぱり「分からない」ということで、何が分からないかっていうことを明確にするっていうことが非常に重要だ。分からないことは分からないままにしておくと全然進まないし、変えるべきもの、変えてはいけないものをどうするかっていうことも出てこないんじゃないかな?ということを世話人の方の話から考えたことであります。

・ さっきzoomの方から変わってきた力について、やっぱり元の生活の方がいいよなっていう、スマホセブンイレブンがあれば、極めて快適な生活が最低限できる。日本素晴らしいなあっていう感じに戻れば良いっていう、ちょっと勝手な解釈かもしれないですけど、そういう力があったのではないかっていう話だったんですけど。僕もまったくその通りだなって思ってるんですけど。3.11直後のアンケート調査では、数年間8割、9割は原発廃炉は圧倒的な民意だったはず。多分だから、そこには作為がどっかあった。原発推進する方々の利益のための策略が働いてマスメディアへの方策も働いて、いつの間にか忘れ去られていってしまって。結果としてスマホとセブンイレブンになってるんじゃないかっていう気がするんです。

・今民意って言葉が出てきましたけれども、本当に民意何ですか?要するに、例えば価格的なことを理解した上で、考えた上で出てきたみんなの合意であったんだろうかっていうのはすごく疑問に思っていて。その意味では常に何も変わっていなくて、あの表面的には変わってるんだけれども。なんとなく良さそうとぼんやりを思ったものに対して、それでいいんじゃないという態度で物事が動いていくということに関しては、全くどこでも変わってない。コロナについてだって、結局マスクをつければ、とりあえず周りにうつさないんじゃないか。あるいはうつらないのではないかということに、みんな流されているわけですよね。3月13日からみんなにマスクをつけなくていいっていうから、つけないっていう。だから、その意味では表面的に変わったように見えているだけで、本質的にはなんか全く変わっていない世界を生きていて。なんかそれにつけているような気がするんですけれどもいかがですかね?

・私が知ってるのは教育の現場だけなんですけど。少なくとも教育の現場に関しては、政策の圧力がかかってました。原発の授業をやると妨害されたし。言いにくいけど福島大学に関しても、社会科の先生いますよね。ここ十年社会科教育は実際、原発教育を学生には授業に教えていない。その先生が福島県の教員になる。仮に50人としますよ。50人が先生になって一クラス30人いたとすると1500人。1500人の子ども十年で1万5千人。やっぱそういうことだと思うんですよ。どうして福島大学の教授達はそういうような先生を選び続けるのか?むしろ僕は逆に聞きたい。

・あんまり、そんな大学に求められても困るなあというのが、正直個人的には思いますけれども。教員が教えたことしか学ばないような人を採用する、採用制度がおかしいだけの様な気もしていて。結局、本当に関心がある問題じゃなかったら、きっと授業で聞いたところで身につかないだろうと。だから、福島大学に来たから、だから原発のことを学びなさいみたいなのも、強制的にするのもなんかすごい気持ち悪いと思うし。あの一方で学ぶせないというのもちろん気持ち悪いんだけれども。あの教育の現場でどういう圧力があったのかはよく知りませんけれども、それは常にどの時代でもありますよね。おそらく何をして、何を教えないのかって。そうすると元の話に戻って、結局だから基本のところは何も変わっていなくて。変わっていない中で、本質的なところは変わっていない中で、その本質的なものを変えないために、これは教える教えないみたいなものがまあ、蠢いている可能性はあるかもしれないですけれども。なんかそういうような構造になってるんじゃないでしょうか?

・ご指名ですので、直接答えられるわけじゃないんですけれども。一つは社会科教育の先生が、ずっと選任を取れていないっていう問題があって、ずっと特任で回してる。特任人事っていうのはまあ、要するに学校教員のその現職を辞められた方とか、なんとかっていう方々で。そういう人となると、なかなかどうしても公的公式に近いことが言える人ってなってしまうよねっていう。だからある種、自由に選べなくなっている。こちらにも人事が自由にできなくなってしまっているみたいなことはある。ただにしても、うちの大学だから反原発教育できるような人をとろうっていうふうな、そうはならないかなっていう感じはありますかね。いろんな観点があって、そうそううまくいかない。逆に言うと、そういうあからさま人事をすると、大学からとらないみたいな言われるとこれも非常に困るわけですよね。本当そういうようなとても政治的な判断が入らざるを得なくなるのかなという感じがして。ただ、福島大学は復興をしていくことができるような能力を持つ卒業生を出していきたいっていうこと言っていて。この12年間は、その東日本大震災ならびに第一原発原発事故に関して、それをきちんと学んでいくっていう人を育てようとしています。それが必ずしも反原発にかかるのかどうかはわからないですけど。そんな感じです。


上記のような様々な意見があり、 議論が活発に行われました。

最終的な板書はコチラ↓






次回のてつがくカフェは、

4月22日(土)15時から福島市市民活動サポートセンターとZoomの同時開催で行います。

テーマは「この時代をどう生きるか?」です。


なお、会場参加にあたっては、新型コロナウイルス感染症対策のため、

マスク着用の上、ご来場いただきますようお願い致します。


また、オンライン(Zoom)による参加をご希望の際は、

ブログ上にZoomのURLを掲載しておりますので

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会場参加同様、オンライン参加につきましてもお申し込みは不要です。



そのほか、てつがくカフェのTwitterとFacebookもありますので、フォローしていただけると幸いです。


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それでは皆様また次回の「てつがくカフェ」でお会いしましょう。

てつがくカフェ@ふくしま3.11特別編2023「変わる世界と変えてはいけないもの-フクシマの未来を想いながら-」

2023年02月20日 14時48分56秒 | 開催予定
てつがくカフェ@ふくしま2023.3.11.
【テーマ】「変わる世界と変えてはいけないもの-フクシマの未来を想いながら-」
【日 時】2023年3月11日(土)
     15:00~17:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】申し込みは不要です。
        会場参加の方は直接会場にお越しください。
        オンライン参加の方は下記URLからご参加ください。
        
        Zoomミーティングに参加する
        https://us05web.zoom.us/j/85315495734?pwd=Z0VFWHdrT0p4VSswUUQybmhKbVBmZz09
        ミーティングID: 853 1549 5734
        パスコード: 5cjNJq

【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp

【特別編世話人】相原博、石井貴幸、大森一三、小野原雅夫、齋藤元紀、杉岡伸也




2022年に政府の原発政策は大きく転換しました。

原発の処理水の海洋放出が原子力規制委員会によって認められ、

年末には岸田政権が、原発の運転期間の延長や建て替えを決定しました。

思い返せば、コロナ禍が私たちの日常生活を変え、ロシアのウクライナ侵攻が国際情勢を変えたさ中の、あまりにも突然の決定だったように感じます。

このように、私たちの世界は大きく変わりつつあります。

しかし、変わる世界にあっても、変えてはいけないもの(たとえば、安全安心な生活や、原発に依存しない地域生活、福島の漁業、原子力政策にかかわる民主主義など)もあるのではないかと思います。

もちろん、中期的には、2011年の福島原発事故が、私たちの日常を決定的に変えてしまい、

以前とは異なる日常を、私たちはこの10年間に生き続けてきたとも言えます。

さらに、長期的に見れば、20世紀以降、科学技術が発展し、人類が自然を作り変えてきたことも事実であり、

その典型が、人工的な核分裂によってエネルギーを取り出す原子力発電と言えるでしょう。

中期的にも長期的にも、私たちの世界は変わってしまった、あるいは私たちが世界を変えてきたのです。

ですが、この場合でも、変えてはいけないものがあったのではないでしょうか。

以上のように、今回の特別編では、

フクシマ(福島原発事故で被災し苦悩し、影響を受けたすべての人々、すべての存在)の未来を想いながら、

今私たちが守るべきもの、変えてはいけないものを確認する機会としてみたいと思います。




「てつがくカフェ@ふくしま」は、

日常の中にある「当たり前」なことを掘り下げて、

みんなが自由に発言しながら考えを深めていく対話型のイベントです。

発言を強要することもありませんので、

他の方の意見に黙って耳を傾け、頭の中で考えているだけでもかまいません。

当日集まった参加者の皆様と一緒に

じっくりと「変わる世界と変えてはいけないもの」について考えていきたいと思います。



なお、今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加の方は、お申し込みは不要ですが、当ブログに掲載されております、

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】に従い、

マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただきますようお願い申し上げます。

第八波なのかまた感染者が増えてきているようです。

当日ぎりぎりの判断で全面 Zoom 開催に変更することもありえますので、

当日お出かけ前にこのブログで開催方法変更が告知されていないかお確かめの上ご来場ください。

オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、

上記の「Zoomミーティングに参加する」の下のURLをクリックして頂ければZoomに参加することができます。



「てつがくカフェ@ふくしま」は

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場です。

初めての方でもお気軽にご参加ください。