お彼岸ですがコロナが猖獗を極めています。古来「懺悔」が罪障消滅にも大切とされています。例えば以下の「修証義」です。
「修証義
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第二章 懺悔滅罪
(第七節)
佛祖憐みの余り広大の慈門を開き置けり、是れ一切衆生を証入せしめんが為めなり、人天誰か入らざらん、彼の三時の悪業報必ず感ずべしと雖も、懺悔するが如きは重きを転じて軽受せしむ、又滅罪清浄ならしむるなり。
(第八節)
然あれば誠心を専らにし . . . 本文を読む
本来秘仏の石山寺の如意輪観世音菩薩が天皇陛下御即位記念に今日からご開帳されています。
「大津市の石山寺で18日、本尊の如意輪観世音菩薩(ぼさつ)が4年ぶりに公開。日本で唯一の勅封秘仏、本来は33年に1度、御開扉されるが、今回は天皇陛下のご即位を祝して特別に公開された。6月30日まで。」
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妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十
先に「握手よりも合掌を」と述べましたが
、そのときの円覚寺管長様の引用された「妙法蓮華経常不軽菩薩品」です。
常不軽菩薩は会う人すべてを「汝当に作仏すべし(あなたは将来仏となる人です)」と拝んで歩いたのですが、拝まれた人たちは「いい加減にしろ」といって石を投げます。しかしこれらの人たちも常不軽菩薩に予言されたおかげで将来は悟りを得ます。(「時の四部の衆の 著法の者の . . . 本文を読む
「日本人の宗教観念では、すべての病気や不幸や禍は、罪と穢れの結果おこるものだとした。現代のように、すべての禍を社会のせいにしたり、政治のせいにしたりしないで、自分の行為や先祖の行為として反省し、懺悔した。・・春の法華会も秋の法華会もともに死者の霊の滅罪を目的とするものであった。これはなぜかといふに、死者の霊がもし鎮まらなければ疫癘がおこると信じられていたからである。」(五來重「宗教歳時記」)
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以前行法をしていて「全ては心から出て、心へ帰るのだ」ということに改めて気が付いたことがあります。コロナパンデミック下にある現在の世界をみて改めてこのことを思い出します。
古来疫病瘴癘時には般若経を読誦したのはこのすべてを生み出している「心も空である」と行疫流行神にも説いて聞かせる為でもあったのでしょう。
・至道無難禅師の道歌には
「いろいろに あらはれいずる心かな 心のもとはなにもかもなし(三 . . . 本文を読む
チャールズ皇太子の合掌
チャールズ皇太子は握手の代わりに合掌をされていました。
日本人はまたしても後れを取っています。
昨日も合掌の精神性をアップしていますが
日本人は世界の精神的リーダーとなるほかこの後生きていくすべはありません。コロナ騒動はその精神性を発揮すべき最初のチャンスです。「合掌」まで後れを取るわけにはいきません。
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護国寺参拝記録 2020-3-11
福聚講(高原耕曻講元))は、3月21日(土)午後、東京・文京の大本山・護国寺定例巡拝を、行う予定でしたが、今、わが国で、感染が続いている新型コロナウイルスの感染を避けるため、止むを得ず、中止することになりました。
この、新型コロナウイルスは、世界というより地球規模で、容易に事物や人間に感染拡大する、恐ろしい、悪魔のような感染菌です。今、世界の各国は、 . . . 本文を読む
祈祷する心に霊験の有無を論じる余裕をもつようではまだ真の祈祷になってない。したがってこのような不徹底な境地に彷徨うようでは永遠に救われることはできないし、霊験にもめぐまれない。 . . . 本文を読む
「握手」の代わりに「合掌」を
1、 コロナ騒ぎで握手の代わりに拳骨突き合わせて挨拶とか、肘を突き合わせて挨拶、足を突き合わせて挨拶とか世界ではいろいろな挨拶が取りれられつつありますが、どれもなにか攻撃的で殺伐としており心の通う挨拶にはなっていません。この機会に日本では挨拶に合掌を取り戻して挨拶に取り入れ世界に広めるべきと思います。
2、そう思っているとき丁度
円覚寺管長横田南嶺老師の「合掌」と . . . 本文を読む
稽首聖無動尊秘密陀羅尼経
聖無動を稽首す。 摩訶威怒王 極大慈悲心
衆生を愍念する者は 本體盧遮那 久遠に正覚を成ず
法身は法界に遍ねく 智慧は虚空に同じ 無相にして相を現じ
相は世界海に遍ねし 無聲にして有聲 聲は塵刹土に聞こゆ
護持佛法のため 利楽群生のために 無邊の相好海に
瞋怒相を變現す 慈眼視衆生 平等にして 一子のごとし 方便に一髪を垂れて第一義 . . . 本文を読む
法力に遠近なし
東日本大震災後9年になります。いまでも行方不明の方が数千人もいらっしゃいます。震災直後仙台市の若林地区の捜索現場で読経させていただいたときに「行方不明のままで遺体があがらない時はどう考えればいいのでしょう」と地元の方に尋ねられたことを思い出します。その時は「祈りはどこにでも必ず届きますら・・・」と答えるのが精一杯でした。いままで、この答えで果たしてよかったのかと自問自答してきまし . . . 本文を読む
最近俗世のころの妄想が出てくるのですが以下の聖無動尊大威怒王秘密陀羅尼経を唱えていると収まりました。
聖無動尊大威怒王秘密陀羅尼経
聖無動尊 大威怒王 秘密陀羅尼経
しょうむどうそん だいゐぬおう ひみつだらにきょう
金剛手菩薩説三蔵般若遮迦羅 譯
こんごうしゅぼさつのせつさんぞうはんにゃしゃか らの やく
爾時 毘盧遮那大會中 有一菩薩摩訶薩
そのときに びるしゃなだいえのうちに . . . 本文を読む
千手観音のお経です。千手観音様は千の手がそれぞれあらゆる苦難に対応して救ってくださるとしています。
千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經
唐西天竺沙門伽梵達摩譯
如是我聞、一時釋迦牟尼佛、補陀落迦山の觀世音宮殿寶莊嚴道場中に在し寶師子座に坐す。其座は純に無量雜摩尼寶を以って莊嚴し、百寶幢旛周匝懸列せり。爾時如來彼の座上において將に總持陀羅尼を演説せんと欲したまふが故に、無央數の菩薩摩訶 . . . 本文を読む