「私にとっての信仰の源は、仏陀の教え、とくに浄土真宗です。私は小学校に 上がる前に、隠れ念仏(薩摩藩では一向一揆をおそれたため等で三百年にわたり浄土真宗が弾圧された。このため「隠れ念仏」が根つ゛いた。)の“洗礼”を受けました。父親の実家に連れて行かれ、夜、村のはずれの一軒家を訪れました。そこにはお坊さんらしき人がいて、子どもたちも数人並んで “検分”を受けていました。私はそのとき、『この子はもうい . . . 本文を読む
山 岡 瑞 円 上 人 の 略 伝(三 井 英 光)・・3
香園寺 の本尊大日如来は秘仏にして数百年以来 扉を開いたものなく、 若し開けば生命がないと云 い伝えられ ていた。 併し 一度死線を超えた上人は開扉する ことを思 い立ち、 或る日ひそかに開 いて見た。 然るに中は鼠の巣となり糞が一ぱいつま っていて本尊 の像は全く その中に埋れ て拝 むす べもな かった。 何日かかかってそれを 取 . . . 本文を読む
今朝修法していて突然「先祖供養は死んでからはできないのだ」と思いました。
死者は体を持ってないので修行できない、従って生きている者が代わりに功徳を積んでその功徳を死者に回向するほかない、当たり前のことですがこれを現代人は忘れています。
「死んだのち仏となると思うなよ死なぬうちこそ真の妙法(白隠)」という言葉があります。これなどもこの身体性のことを言っているのだと思います。
更に、密教でいう、身口意 . . . 本文を読む
最近異常気象の後はコロナと續き、大震災の予兆もあります。自然は何を言いたいのでしょうか。
御大師様は「大日經開題」で、宇宙の壮大な営みの前では大山も深い海も一瞬に塵となる、ましてや人間など儚いものだとおっしゃています。地球や自然が人間のためにあるような大錯誤に陥っているわれわれ現代人に対して、再度謙虚に足元を見直し「共業を清めよ」といっておられるのかもしれません。
「隆崇として頂き見えざるは妙 . . . 本文を読む