民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

老人とスマホ

2016-05-14 16:35:30 | その他

依頼原稿を書き上げて送り付けたので、少しゆっくりと現況について書いてみます。

何といっても自分としての現況といえば、スマホについて書かなければなりません。年寄りがスマホに何の必要性があるかということですが、昨年度までは曲がりなりにも勤めていました。職場にもPCはありましたが、セキュリティーの関係と労務管理があり、WEBメールにつなぐことはできませんでした。ところが、研究会の仕事で編集をしていると、期限が迫って原稿や校正がメールで送信されてきます。一刻も早く確認したいと思います。そこで、スマホが必要になりました。孫はいませんから、孫の写真をとるスマゴとして必要だったわけではありません。とはいえ、一ヶ月に5,000円もの金を払うのは、老人にとっては痛い出費です。そこで、安くスマホを使えないか調べてみました。たどり着いた方法は、シムフリーの格安スマホ端末(ビッグローブ)を購入し、会話なしで通信のみの格安シムの契約をして、購入したスマホに装着するというものでした。そして今あるガラケーは、会話のみの契約としました。これでかなり安くスマホを使えるようになりました。家ではWIFIでつなぎますから、通信量は最低でも少しもこまりません。もっとも、スマホでしょっちゅう動画を見る息子たちのようなヘビーユーザーではもともとなかったですから。それで1年ばかり使ってきましたが、今年になって面倒に感じるようになったのは、通信用のスマホと会話用のガラケーの2台を持ち歩くことです。できれば1台にしたい。それから、会話契約をしていないせいか、メールの着信音が鳴りません。それで調べてみますと、会話つきシムへ乗り換えると特典がついていることがわかりました。また、番号ポータビリティーを利用して今の携帯番号もそのまま使えます。料金的にも2台使用しているよりもむしろ安いかも。手続きは面倒ですが、基本的に毎日家にいますから、手続きは自分でできます。

ということで、今月からスマホに完全に乗り換えました。今の難点は通話料金です。格安シムには無料通話はありません。ビッグローブのアプリ経由で電話しても、30秒で10円かかります。年寄りは勤めていなければ電話することもめったにありませんが、何とかしたいと思います。そこで、無料通話ができるラインをいれてみました。ところがここでまた、格安シムゆえの問題が起こりました。それは、無料で話したい相手を登録しよう(友だち追加)しようと思っても、自分の年齢確認を完了できないので、相手を登録してOKのサインが出ないのです。なぜ年齢確認ができないかといえば、それをだすのはプロバイダなのです。ビッグローブはドコモの回線を借りているので、ドコモから年齢確認をしてもらわなければいけないのですが、ドコモと契約して番号を持っていない人には出さない(出せない?)というのです。これって意地悪ですよね。もちろん、相手と会ってスマホ同士を近づければ双方の確認ができるようですが。

こいつばかりは政権の肩をもつわけではありませんが、年寄りには大手のスマホ料金は高すぎます。もっと安い高齢者向けのプランを作るかと思えば、政府の指導がありながらも0円スマホを無くした程度で、料金は高止まりです。格安シムがもっと容易に誰もが利用できるようになってほしいものです。


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