そろそろ、終わりに近づいた。今年の大嘗祭は11月14~15日が予定されているようである。王権の交代儀礼、王の擬制的死と復活儀礼ではないかと考察してきたが、それが現代社会で執行されることを、どうとらえればいいのだろう。文化財として、伝統芸能として、保存会が会費を集めて行う行事ではない、象徴天皇制として現実の政治に何らかの影響を与えることを、民主主義社会で許してよいのだろうか。天皇家の家儀礼として行うのが正しい選択ではないか。時の政権の宣伝となるようなことは、天皇家も望んではいないだろう。政権と近しくなるほどに、政権が転覆した時に天皇制も同時に転覆する可能性が高くなる。天皇家にとって絶対命題は、天皇制の存続であるから、権力からはできるだけ遠い位置をとろうとするだろう。
最新の画像[もっと見る]
- 南極に立った樺太アイヌ 4年前
- 2人の母を送ってー3 5年前
- 考古学少年ー完結編2 5年前
- 考古学少年ー完結編2 5年前
- 近況 5年前
- ようやく刊行 6年前
- そばを打つ 6年前
- そばを打つ 6年前
- そばを打つ 6年前
- 平城宮から京都御所へ 6年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます